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2023.10.20

【後悔、先に立たず】は過去と未来両方に使える言葉!類義語と対義語も押さえておこう

 

「後悔、先に立たず」とは、済んでしまったことはもう取り返しがつかないという意味です。過去の出来事に対してだけではなく、未来のことを考える際にも使用します。この記事では、「後悔、先に立たず」の意味や使い方をご紹介します。類義語や対義語も併せてチェックしましょう。

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「後悔、先に立たず」の意味

【後悔先に立たず(こうかいさきにたたず)】
してしまったことは、あとになってくやんでも取り返しがつかない。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「後悔、先に立たず」とは、過ぎてしまったことを後悔しても取り返しがつかないという意味です。「後悔」とは自分でしてしまったことを、後から悔やむことです。「先に立たず」とは、先頭に立つことはできないという意味を持つ言葉です。

つまり、たとえ後悔しても過去に戻ることはできないのだから、後悔しないように準備を行うように促す言葉だといえるでしょう。また「後悔、先に立たず」は、「後の悔い先に立たず」とも表現できます。

なお「後悔、先に立たず」には、有力な語源や由来はありません。

後悔、先に立たず

「後悔、先に立たず」の使い方

「後悔、先に立たず」は、過去に起きた事柄に対して悔いるときに使用することができます。例えば、「あのとき、なぜあんなことをしたのだろう」「もっと心配していれば」といった後悔を表現したいときに用います。過去の事柄に対して使用する際は、反省の気持ちが含まれていることが一般的です。

また過去だけではなく、未来の自分が後悔しないように今の行動を戒める際にも使用します。

【例文】
今更言い訳しても遅いことは、自分がよくわかっているつもりだ。【後悔、先に立たず】とは、このことだよ。
・【後悔、先に立たず】とならぬように、今できることをやりきろうと決意しました

後悔、先に立たず

「後悔、先に立たず」の類義語

「後悔、先に立たず」の類義語は、以下の4つです。

覆水盆に返らず」とは、起きてしまったことは元に戻せないという意味の言葉です。「後の祭り」は、物事が終わった後に後悔しても遅い様を表現するときに使用します。「臍を噛む」とは、どうにもならない状況に後悔するという意味です。

油断大敵」は、油断をしていると失敗の原因につながると表現したいときに使います。ここからは、「後悔、先に立たず」の類義語を詳しく解説します。

後悔、先に立たず

覆水盆に返らず(ふくすいぼんにかえらず)

【覆水盆に返らず(ふくすいぼんにかえらず)】
《周の太公望が斉(せい)に封ぜられたとき、離縁して去った妻が復縁を求めて来たが、盆の水をこぼし、この水をもとにもどせたら求めに応じようと言って復縁を拒絶したという「拾遺記」中の故事から。前漢の朱買臣の話として同様の故事が見られる》
1. 一度別れた夫婦の仲はもとどおりにならないことのたとえ。
2.一度したことは、もはや取り返しがつかないことのたとえ。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

覆水盆に返らず」とは、起きてしまったことは元に戻らないという意味の言葉です。「後悔、先に立たず」は、一般的に過去の行動に対して使用する言葉である一方、「覆水盆に返らず」は客観的な事実を表現するときに使用します。

【例文】
・パソコンを用いて卒論を作成していたら、突然操作できなくなって、入力していた文章が消えてしまった。まさに【覆水盆に返らず】の状態で、放心している。

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後の祭り(あとのまつり)

【後の祭り(あとのまつり)】
1.祭りのすんだ翌日。また、その日、神饌(しんせん)を下ろして飲食すること。後宴。
2.祭りのあとの山車(だし)のように、時機遅れで、むだなこと。手遅れ。「今さら悔やんでも―だ」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「後の祭り」とは、物事が終わった後に後悔しても手遅れであることを表したことわざです。過去の後悔に対して使用されます。

【例文】
・資格試験は終わったのだから、今更じたばたしても【後の祭り】である
・行きたいと思っていた歌手のコンサートの申し込み期限が、昨日までだと今気付いた。今更後悔しても【後の祭り】だ。
・いつも一緒にいた親友を裏切るような行動を取ってしまった。今更何を言っても【後の祭り】である。

臍を嚙む(ほぞをかむ)

「臍を噛む」とは、どうすることもできない状況を酷く後悔するときに使用する言葉です。「臍を嚙む」の「臍」は、人の体にあるへそを示しており、噛めないへそに対してのイライラを、どうすることもできない状況として表現しています。

【例文】
長年のライバルとの最後の試合で負けたので、【臍を噛む】思いです。
・強盗犯を逃がしてしまって、【臍を噛んで】います。

油断大敵(ゆだんたいてき)

【油断大敵(ゆだんたいてき)】
油断は失敗のもとであるから、大敵である。油断して失敗を招くのを戒めた言葉。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「油断大敵」とは、油断をしていると失敗の原因になるという意味の言葉です。「これぐらいたいしたことはないだろう」と油断していれば、失敗して後悔することになると戒めるときに使用します。

【例文】
電気を扱うときは、【油断大敵】との思いで業務を遂行している。
・余裕で合格できると思って受験勉強の手を抜いていたら、合格点に届かなかった。【油断大敵】とはこのことだ。

「後悔、先に立たず」の対義語

「後悔、先に立たず」の対義語は、以下の3つです。

伸るか反るか」とは、結果を気にせずにチャレンジしてみるという意味です。「後は野となれ山となれ」は、目先のことだけを考えて、後のことはまったく考えていない様を表現したいときに使用します。

備えあれば患いなし」とは、あらかじめ準備をしておけば心配することはないという意味の言葉です。ここでは、「後悔、先に立たず」の対義語をご紹介します。

後悔、先に立たず

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