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2023.10.12

「悪者などが好き勝手にふるまうこと」を指す【跳梁跋扈】はなんと読む?例文で使い方を確認

「跳梁跋扈」とは悪者などの勢力が大きくなり、好き勝手にふるまっていることを指す言葉です。今回は詳しい意味や語源、類語をご紹介します。「跳梁跋扈」の使い方や例文も解説しているため、言葉を正しく理解して表現に幅を出したい方はぜひ参考にしてください。

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「跳梁跋扈」の読み方や意味、由来

跳梁跋扈」の読み方は「ちょうりょうばっこ」です。

類語には、同じ漢字を使っていて順番のみ異なる「跋扈跳梁(ばっこちょうりょう)」などがあります。「跳梁」と「跋扈」の2つの熟語からなる言葉で、悪者などが好き勝手なことをしているという意味の言葉です。

跳梁跋扈

それでは、「跳梁跋扈」の意味や由来、漢字自体の意味などをチェックしていきましょう。

「跳梁跋扈」とは悪者などの勢力が大きくなること

【跳梁跋扈(ちょうりょう‐ばっこ)テウリヤウ‐】
(名)スル。悪者などが勢力をふるい、好き勝手にふるまうこと。「悪徳商法が―する」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

跳梁跋扈」とは、「悪者などの好ましくない勢力が大きくなってしまい、わがもの顔でのさばっていること」という意味がある言葉です。「欲しいままに行動すること」という意味も持っています。
悪人がはびこっているときなどに使いますが、それ以外にも好き勝手なおこないをしてほかの人たちに迷惑をかけている人に対して使われることもある言葉です。

「跳梁跋扈」の語源・由来

跳梁跋扈」の語源・由来となったものは、残念ながらしっかりとは伝えられていません。しかし、「跋扈」の由来は「跋扈将軍」からだといわれています。

「跋扈将軍」とは、中国の後漢時代の政治家である「梁冀」のことです。「梁冀」は好き勝手に行動して、「まるで魚が籠から跳ね上がっているようだ」と表現されたことからその名が付けられたといわれています。

「跳梁」と「跋扈」2つの熟語からなる言葉

「跳梁跋扈」とは、「跳梁」と「跋扈」という2つの熟語からできている言葉です。「跳梁」には「踊り跳ね回ること」という意味があり、「跋扈」は「わがもの顔でのさばりはびこること」や「好き勝手な振る舞いをすること」を指します。2つの熟語には両方とも「好き勝手すること」という意味があるため、これらの言葉が使われている「跳梁跋扈」も、好き勝手な行いをすることやのさばることという意味になります。

「跳梁跋扈」で使われる漢字の意味

「跳梁跋扈」で使われる「跋」と「扈」の漢字の意味は、以下のとおりです。

【跋】
踏み越える。踏む。踏みにじる

【扈】
枠や籠のこと。「跳梁跋扈」での扈の意味は、竹で作られた魚をとる「やな」のこと。

「跋」と「扈」の漢字をあわせて、「竹で作られた「やな」のなかに魚が入ったのに、飛び越えてしまった」という状況を表しているといわれています。

なお、「跳梁跋扈」の「梁」には「粱」という見た目が似ている漢字があります。「跳梁跋扈」を使う際は、「梁」と「粱」とを書きちがえてしまわないように注意して使いましょう。

「跳梁跋扈」では難しい漢字が多く使われています。「跳梁跋扈」のうち、「跳」は中学レベルで漢字検定4級相当の漢字ですが、それ以外の漢字はそれぞれ、大学一般レベルのものです。「梁」は漢字検定準1級相当、跋と扈は漢字検定1級相当にあてはまります。

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