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LIFESTYLE雑学

2022.02.15

「悪者などが好き勝手にふるまうこと」を指す【跳梁跋扈】はなんと読む?例文で使い方を確認

「跳梁跋扈」とは悪者などの勢力が大きくなり、好き勝手にふるまっていることを指す言葉です。今回は詳しい意味や語源、類語をご紹介します。「跳梁跋扈」の使い方や例文も解説しているため、言葉を正しく理解して表現に幅を出したい方はぜひ参考にしてください。

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「跳梁跋扈」の読み方や意味、由来

跳梁跋扈」の読み方は「ちょうりょうばっこ」です。

類語には、同じ漢字を使っていて順番のみ異なる「跋扈跳梁(ばっこちょうりょう)」などがあります。「跳梁」と「跋扈」の2つの熟語からなる言葉で、悪者などが好き勝手なことをしているという意味の言葉です。

跳梁跋扈

それでは、「跳梁跋扈」の意味や由来、漢字自体の意味などをチェックしていきましょう。

「跳梁跋扈」とは悪者などの勢力が大きくなること

【跳梁跋扈(ちょうりょう‐ばっこ)テウリヤウ‐】
(名)スル。悪者などが勢力をふるい、好き勝手にふるまうこと。「悪徳商法が―する」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

跳梁跋扈」とは、「悪者などの好ましくない勢力が大きくなってしまい、わがもの顔でのさばっていること」という意味がある言葉です。「欲しいままに行動すること」という意味も持っています。
悪人がはびこっているときなどに使いますが、それ以外にも好き勝手なおこないをしてほかの人たちに迷惑をかけている人に対して使われることもある言葉です。

「跳梁跋扈」の語源・由来

跳梁跋扈」の語源・由来となったものは、残念ながらしっかりとは伝えられていません。しかし、「跋扈」の由来は「跋扈将軍」からだといわれています。

「跋扈将軍」とは、中国の後漢時代の政治家である「梁冀」のことです。「梁冀」は好き勝手に行動して、「まるで魚が籠から跳ね上がっているようだ」と表現されたことからその名が付けられたといわれています。

「跳梁」と「跋扈」2つの熟語からなる言葉

「跳梁跋扈」とは、「跳梁」と「跋扈」という2つの熟語からできている言葉です。「跳梁」には「踊り跳ね回ること」という意味があり、「跋扈」は「わがもの顔でのさばりはびこること」や「好き勝手な振る舞いをすること」を指します。2つの熟語には両方とも「好き勝手すること」という意味があるため、これらの言葉が使われている「跳梁跋扈」も、好き勝手な行いをすることやのさばることという意味になります。

「跳梁跋扈」で使われる漢字の意味

「跳梁跋扈」で使われる「跋」と「扈」の漢字の意味は、以下のとおりです。

【跋】
踏み越える。踏む。踏みにじる

【扈】
枠や籠のこと。「跳梁跋扈」での扈の意味は、竹で作られた魚をとる「やな」のこと。

「跋」と「扈」の漢字をあわせて、「竹で作られた「やな」のなかに魚が入ったのに、飛び越えてしまった」という状況を表しているといわれています。

なお、「跳梁跋扈」の「梁」には「粱」という見た目が似ている漢字があります。「跳梁跋扈」を使う際は、「梁」と「粱」とを書きちがえてしまわないように注意して使いましょう。

「跳梁跋扈」では難しい漢字が多く使われています。「跳梁跋扈」のうち、「跳」は中学レベルで漢字検定4級相当の漢字ですが、それ以外の漢字はそれぞれ、大学一般レベルのものです。「梁」は漢字検定準1級相当、跋と扈は漢字検定1級相当にあてはまります。

「跳梁跋扈」の類語は「横行闊歩」など

「跳梁跋扈」の類語は「横行闊歩」や「跋扈跳梁」、「跋扈する」、「氾濫する」などがあります。それぞれの意味は、以下のとおりです。

【横行闊歩(おうこうかっぽ)】
勝手きままに、自由に大手を振って歩くこと。遠慮をせずに欲しいままに振る舞うこと。「かつてのこの町では羽振りがよい人々が横行闊歩していたが、今はさみしいものである」などと使う。

跋扈跳梁(ばっこちょうりょう)】
同じ漢字、同じ意味で順番のみ異なる言葉。

【跋扈する】
好き勝手に振る舞うこと。はびこること。「悪辣な商売が跋扈している」などと使う。

【氾濫する】
好ましくないものが出回ること。川の水の量などが増していき、勢いよくあふれ出てしまうこと。「よくない情報が氾濫してしまった」などと使う。

このように、「跳梁跋扈」の類語はさまざまな言葉があります。それぞれの意味を理解し、ボキャブラリーを増やしましょう。

「跳梁跋扈」の使い方と例文

今後自信を持って「跳梁跋扈」という言葉を使えるようになるために、「跳梁跋扈」の使い方と例文をしっかりとチェックしていきましょう。「跳梁跋扈」は、「悪人が跳梁跋扈する」などというように、よくないものがはびこっている状態に対して使われる言葉です。

跳梁跋扈

たとえば、「信用ならない人物が跳梁跋扈している」や「悪徳商法が跳梁跋扈する」などのように使います。それでは、「跳梁跋扈」の使い方について、例文を確認しながら理解していきましょう。

「魑魅魍魎が跳梁跋扈する」などと使う

「跳梁跋扈」の使い方は、「跳梁跋扈する」というように、一般的には後ろに「ーする」と付けて使われるケースが多いようです。同様の使い方として、「跳梁跋扈している」や「跳梁跋扈しかねない」などもよく見る表現です。「跳梁跋扈しかねない」は、「よくないものがはびこってしまうかもしれない」というような将来への不安を表したいときに使いましょう。

また、「跳梁跋扈な輩が増えている(よくない人たちが増えてしまった)」というように、「跳梁跋扈な~」と形容詞として使うケースもあります。

「跳梁跋扈」の例文

「跳梁跋扈」の例文は、以下のとおりです。

特殊詐欺が増えていくと、法律を無視するような人たちが【跳梁跋扈】しかねない。
・鬼門の方角から魑魅魍魎が【跳梁跋扈】してくる。
・悪徳商法が【跳梁跋扈】する世の中にはなってほしくないものですね。
・あやしげな政治家たちが【跳梁跋扈】している。

跳梁跋扈

「跳梁跋扈」が持つ意味や言葉の由来、類語、使い方などをまとめて確認し、正しく使えるようになりましょう。

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写真・イラスト/(C) Shutterstock.com

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