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「アッシュブラウン」とはどんな色?
くすみのあるブラウン
アッシュブラウンとは一般的に、ブラウンにアッシュのくすみをプラスしたような色味のカラーを言います。
ブラウン単色よりもナチュラルで柔らかさが出るのが特徴で、赤みが出やすいと言われる日本人の髪を上品に仕上げてくれると人気です。光が当たったときに、透け感が出るのも魅力的。
暗め・明るめで印象が変わる
ブリーチをせずにアッシュブラウンを入れると、くすみ感のある暗めのトーンに仕上がりますが、ブリーチをしてからアッシュブラウンを入れると、発色のいいハイトーンカラーに仕上がります。
暗めの色ならシックな仕上がりに、明るめの色ならふんわりとした印象になるようです。
ブリーチなしでできる暗めアッシュブラウン例
ツヤのある6トーンアッシュブラウン
【Hair Data】
【ヘアカラー】
6トーンのアッシュ。ダメージが少ないツヤの出る薬剤をセレクト。
【ヘアスタイル】
肩ラインのワンレングスベース。前髪はチークラインで流れるようにカットし、トップのみレイヤーを入れる。毛量が多い場合は、内側の毛量を削り軽く見せて。
【スタイリング】
ヘアアイロンを使用し、襟足だけを外ハネ、全体は内巻きにする。ところどころ表面の毛束を細い束で取り、外ハネに巻く。ヘアクリームを毛先からもみ込むようになじませ、手ぐしで前髪を流すように整える。
7トーンのグラデーションアッシュブラウン
【Hair Data】
【ヘアカラー】
7トーンの深めのアッシュ。重く見えすぎないよう、表面の毛先だけをグラデーションで明るめに。
【ヘアスタイル】
結べる長さをキープできるよう、ベースはあご下~肩上に設定。カットラインはフラットなワンレングスにし、もみあげより前の部分に前髪に合わせたレイヤーを入れる。分け目はどの位置からでも分けられるように調整。
【スタイリング】
顔まわりのレイヤーはヘアアイロンで外ハネ、その他は内巻きにする。カール感が出すぎないよう、ヘアアイロンで毛束を挟んだら時間をおかずすぐにスルーさせ、軽くクセづける程度に。
やわらかめのワックスを少量指に取ったら両手に広げ、毛先から髪をつかむようにしながらなじませる。最初からたくさんつけず、足りないと感じたら少しずつ加えるように。仕上げに手ぐしで根元からかき上げるように毛先をつまみ、形を整える。
落ち着いたシフォンブラウンアッシュ
【Hair Data】
【ヘアカラー】
アッシュを混ぜた暗めのシフォンブラウンカラー。退色してもオレンジになりづらく、透明感を演出できる万能カラーです。
【ヘアスタイル】
ベースはバスト上のセミロング。前髪は眉下で薄めに作り、シースルーバングに。顔周りにレイヤーを入れサイドに自然につなげると、巻いてもかわいく、結んだ時にも後れ毛として下ろせていい感じに。基本的にはノンパーマですが、アイロン使いが苦手な人や朝の時短を狙う人はパーマをかけておくといい。
【スタイリング】
パーマヘアの場合は、ざっくりと乾かしてからバームをなじませるだけでOK。スタイリングする場合は、38mmの太いへアイロンを使って全体の毛先を外ハネに。顔周りはリバース(後ろ方向への巻き方)にしてから、手ぐしを通して巻きをほぐし、毛先にまとまりを与えてくれるバームをなじませる。
柔らかさと透明感のあるアッシュブラウン
【Hair Data】
【ヘアカラー】
濃いめのアッシュブラウン。落ち着いた色味だが透明感があり、軽さと柔らかさを演出できる。
【ヘアスタイル】
あご下あたりでやや前下がりにカット。顔周りとトップにレイヤーを入れ、ひし形のシルエットを作る。前髪はチークラインあたりから流れるように、レイヤーでつなげる。
【スタイリング】
顔周りをしっかり巻くと横広がりになって大きく見えてしまうため、顔周りは軽く内巻きにする。32mmアイロンを使い、毛束を耳の後ろあたりの高い位置で挟んでから根元まで、床と平行になるように巻くことで奥行きのある毛流れに。クリームとオイルを1:1で混ぜてからよく手のひらに広げ、髪の内側→表面の順になじませる。
透け感がきれい!こなれた雰囲気のアッシュブラウン
【Hair Data】
【ヘアカラー】
落ち着いたトーンのアッシュブラウン。柔らかさと、光に当たったときの透け感がきれい。
【ヘアスタイル】
鎖骨ラインのボブがベース。ハチ上に前下がりのレイヤーを入れ、どこからみてもキレイなシルエットをつくる。重めに残した前髪は目の下に設定し、少し隙間ができるようにカット。全体にワンカールのボディパーマをかけておくとスタイリングしやすくなる。
【スタイリング】
油分の少ないドライワックスをほんの少量、手のひらによく広げる。髪の長さや質感によるが、まずはパール粒量のワックスを使うのがおすすめ。毛先から空気を含ませるようになじませ、仕上げに前髪を整えたら完成。
暗めアッシュ系のおすすめヘアカラー
5.5〜7トーンのアッシュベージュ
【Hair Data】
【ヘアカラー】
アッシュベージュをセレクト。根元から1/3まで5.5トーン、中間部分を7トーン、毛先はベージュを足し少し明るくなるようグラデーションに見せる。
【ヘアスタイル】
鎖骨あたりの長さでやや前下がりのボブにし、表面に軽くレイヤーを入れる。前髪は目の上で薄めにつくり流せるように。傷みの少ない低温デジタルパーマをかけ、耳下の髪は26mmロッドで平巻き、表面の髪はミックス巻きにし崩れたようなカールに。
【スタイリング】
根元がしっかり立ち上がるよう、髪を持ち上げながら乾かす。毛先が少し湿っている程度に乾いたら、少量のシアバターを手のひらで溶かし、毛先から手を入れ髪を持ち上げながらもみ込む。さらに指先にほんの少量のシアバターを取り、前髪を流しながら隙間をつくるようにつまんで仕上げる。
優しい雰囲気の暗めアッシュベージュ
【Hair Data】
【ヘアカラー】
ベージュに少量のアッシュを混ぜたアッシュベージュカラー。落ち着いたトーンながら透明感があり、優しい印象を与えてくれます。
【ヘアスタイル】
全体はバストラインあたりで前上がりにカットし、トップのみレイヤーを入れる。前髪は目元ギリギリに設定して、そこから自然につなげつつ鎖骨あたりにボリュームがくるようにカット。トップの根元が立ち上がりにくくぺたんこになりやすい人には、根元にかけるプリカールをぜひ試してみて。
【スタイリング】
32〜38mmの太めのカールアイロンで、全体を内巻きのワンカールに。顔周りのみリバース(後ろ方向)のワンカールで巻き、毛先をメインにオイルをなじませる。前髪が崩れやすい人や根元がペタッとしやすい人は、スプレーでキープを。
上品な7トーンのミントアッシュ
【Hair Data】
【ヘアカラー】
7トーンのミントアッシュ。透明感と品のよさが感じられるカラー。
【ヘアスタイル】
リップラインのボブベースで毛先はグラデーションカットにし、自然な丸みとまとまりを出す。顔まわりはノーズラインあたりからレイヤーを入れ、ウエイトの位置を少し下に置くことで、落ち着いた印象に。
【スタイリング】
トップはふんわり、毛先は内巻きになるよう手ぐしで乾かす。下を向き上から風を当てるようにすると、空気感が出やすくなる。ヘアアイロンで毛先だけ軽く内巻きにし、オイルを薄くなじませたら完成!
アッシュをミックスしたベージュカラー
【Hair Data】
【ヘアカラー】
アッシュをミックスしたやや明るめのベージュ系カラー。顔色がアップし、髪に柔らかさと透明感をもたらしてくれる。
【ヘアスタイル】
全体の長さは鎖骨の下2〜3cm。毛先は切りっぱなしにし、表面にはレイヤーを入れ、軽さを感じるフェミニンな雰囲気に。前髪は頬骨下あたりから流れるようにカットする。
【スタイリング】
ノンパーマの場合は、アイロンで熱を加えると髪にしなやかさとツヤが出るためおすすめ。毛先は外ハネに巻きにし、表面の髪は部分的に細かめの毛束を取り内巻きにするとふんわり立体的に。
100円玉大のソフトワックスを手に広げ、毛先を中心にクシャッともみ込む。分け目はふんわり感が出るようランダムに。仕上げに前髪を根元からかき上げ、手に残ったワックスをつけたら完成!
きれいなアッシュブラウンを長持ちさせるポイント
1. カラーした当日はシャンプーをしない
カラー剤は一般的に、髪になじむまでおよそ24時間かかると言われています。そのためカラーをした当日は、シャンプーをしない方が染めたての色が長持ちするのだそうです。
2. カラーシャンプーを使う
カラーシャンプーとは、洗うたびに染料を髪に浸透させることができるシャンプーで、褪色の速度を遅くできるアイテムのこと。
種類にはムラサキやピンクなど多くの色がありますが、アッシュ系のヘアカラーには通常「ムラサキ」がおすすめされています。ムラサキシャンプーは髪の黄ばみをやわらげ、アッシュカラーを長持ちさせることが可能です。
3. 洗い流さないトリートメントで日々ケアする
洗い流さないトリートメントは、ドライヤーの熱やブラシの摩擦から髪を守る効果があると言われています。
また、ヘアカラーで受けた髪のダメージを補修してくれる効果も期待できるので、きれいなアッシュブラウンカラーをキープするために日々のケアとして取り入れていくのをおすすめします。
色持ちをよくするおすすめアイテムも
【シャンプー】ケラスターゼ|バン ブロンドアブソリュ
250ml
紫色素が入ったシャンプー。ハイトーンカラーヘアの黄味やオレンジ味を補正して、美しく輝く髪へと導いてくれる。
【トリートメント】ケラスターゼ|マスク ブロンドアブソリュ
200ml
バン ブロンドアブソリュと同シリーズの、紫色素入りヘアトリートメント。ハイトーンカラーヘアの黄味やオレンジ味を補正しつつ、ダメージを補修。美しいカラーを持続させてくれる。
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