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LIFESTYLE 四字熟語

2024.08.16

「手前味噌」の意味は?正しい使い方や注意点、類語などを解説

自慢

自慢」とは自分で自分に関係することを褒めて、他人に誇ることという意味です。日常的によく使われる言葉といえるでしょう。

【例文】
我が社で【自慢】できるのは社食のメニューが充実していることです。
・何かというと自分の【自慢話】ばかりをする政治家は好きではありません。
・部長の話を聞いていて、いつも感心してしまうのは【自慢】の種がつきないことです。

うぬぼれ

「うぬぼれ」はうぬぼれること、またはその気持ちという意味です。漢字では「自惚れ」「己惚れ」と表記されます。

【例文】
彼は【うぬぼれ】が強い人間なので、まわりの人から学ぼうという姿勢がまったくない。
【うぬぼれ】になってしまうかもしれませんが、この30年間、ずっと技術を磨いてきたので、そば打ちでは誰にも負けないと思っています。

「手前味噌」の対義語2

「手前味噌」は自分に自信があることが前提で使われる言葉であるため、対義語は自分のことをへりくだってみせる言葉や相手よりも下であることを表す言葉です。主な反義語は「謙遜」と「卑下」の2つです。

どちらもビジネスシーンはもちろんのこと、日常会話でもよく登場する言葉といえるでしょう。それぞれの意味を説明し、例文をご紹介しましょう。

「手前味噌」の対義語
  1. 謙遜
  2. 卑下

手前味噌

謙遜

「謙遜」とはへりくだること、ひかえめな態度をとること、またはそのさまという意味の語句です。

【例文】
・営業部の部長は腰が低いことで有名で、どんなに立派な成績をあげても、「まわりのおかげです」といつも【謙遜】しているため、部下からも尊敬されています。
我が校の対戦相手の監督はチームはまだまだだと【謙遜】しているが、本心とは思えないため、油断はできません。

卑下

「卑下」とは自分のことを低くして、へりくだること、または気が引けて遠慮することという意味があります。いい意味で使われる言葉ではないので、注意が必要です。

【例文】
そんなに自分を【卑下】するようなことばかり言っていると、謙虚を通り越して、プライドがない人間だと思われるかもしれませんよ。
・尊大な人間も苦手ですが、【卑下】ばかりする人間も好きになれません。
あまり【卑下】ばかりしていると、むしろ嫌みに聞こえる可能性があるから、注意したほうがいいですよ。

まとめ

「手前味噌」とは自分で自分を自慢するという意味の言葉です。しかし自慢話をする前に「手前味噌ですが」と前置きを入れることで、謙虚のニュアンスを出すことができるため、便利な言葉といえます。

手前味噌

もともとは自家製の味噌を「自分の家の味噌がいちばん美味しい」と自慢したことが語源になっています。ビジネスではもちろんのこと、日常会話でも使いやすい言葉なので、覚えておくといいでしょう。

「つまらないものですが」という言葉と間違えて使われることが少なくないので、贈り物をする時に「手前味噌ですが」と使わないように気をつけてください。「手前味噌」という言葉の意味を知って、正しく使いましょう。

写真・イラスト/(C) Shutterstock.com

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