Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE 四字熟語

2022.05.27

【縦横無尽】の3つの意味、全部言える?|今さら聞けない四字熟語

 

「縦横無尽」の正しい意味をご存知ですか?四字熟語のなかでも、身近な言葉である「縦横無尽」ですが、その意味や語源を知っている方は少ないかもしれません。本記事では、「縦横無尽」という語句の意味や由来、類対義語、会話例などを解説します。

Tags:

「縦横無尽」ってどんな言葉?

縦横無尽に駆け回る」といったフレーズを、聞いたことはあるでしょうか。「縦横無尽」は比較的馴染みのある四字熟語ですが、正しく使うためには意味をきちんと理解しておく必要があります。本章では、「縦横無尽」の意味や言葉の由来について解説します。

縦横無尽

「縦横無尽」の意味

「縦横無尽(じゅうおうむじん)」という四字熟語には、以下のような3つの意味があります。

1.自由自在であること
2.四方八方へ限りがないこと
3.思う存分であること、またはその様
引用元:精選版 日本国語大辞典

「縦横無尽」という四字熟語は、物事を思うままにおこなったり、何かを自由自在に動かしたりする様子を指して使われます。またビジネスシーンで「縦横無尽に仕事ができる」と言えば、それは2つ目の四方八方へ限りがないことの意味で用いられており、どんな仕事もこなせることを表現しています。

「縦横無尽」の由来

「縦横無尽」とは「縦横」と「無尽」といった、2つの熟語が合わさって成る四字熟語です。

「縦横」は文字通り、縦と横という言葉から「四方八方の全て」という意味で使われています。そして「無尽」は、尽きることが無いと書くことから「限界がない」という意味で用いられます。

この2つの意味を合わせる事で、「縦横無尽」という言葉が自由自在であること、四方八方へ限りがないこと、思う存分であることという意味を持つようになります。

各漢字の意味や成り立ち

「縦横無尽」は、ご覧の通り「縦」「横」「無」「尽」といった、4つの漢字からなる言葉です。そして漢字にはそれぞれ、意味や成り立ちがあります。本章では、漢字それぞれの意味と成り立ちについて解説します。「縦横無尽」という熟語を覚えるとともに、それぞれの漢字についても、理解しておきましょう。きっと熟語の意味を、より深く理解できるはずです。

縦横無尽

「縦」「横」の意味と成り立ち

まずは「縦」「横」について、それぞれ解説します。

「縦」は以下5つの意味を持つ漢字です。

1.タテヨコの「タテ」
2.ゆるめる、緩む
3.ほしいまま
4.許す、見逃す
5.放つ

漢字は3つのパーツからなります。辺の部分は「より糸」の象形です。そしてつくりの部分「従」は、2つに分けられます。左側は、十字路の左半分を意味しており、右側は「横から見た人」「立ち止まる足」を表しています。

「横」には多くの意味があるため、代表的な5つのみを以下で紹介します。

1.タテヨコの「ヨコ」
2.横たわる(横たえる)
3.横切る
4.よこしま
5.ほしいまま

横」という漢字の辺は、周知の通り「木」の象形です。そしてつくり部分は、腰に玉を帯びた人の象形となっています。

「無」「尽」の意味と成り立ち

次に「無」「尽」について、それぞれの漢字を解説していきます。

「無」は、以下のような意味をもつ漢字です。

1.ない(なし)
2.〜なかれ
3.万物の根源となる道
4.豊か

「無」は漢字全体で、人の舞う姿を表している象形文字です。

そして「尽」には、以下のような意味があります。

1.つきる
2.つくす
3.ことごとく〜
4.つごもり

    最後の「つごもり」というのは、月の最後の日を指す言葉です。

    「尽」は、2文字以上の漢字を組み合わせて作られる会意文字であり、盡(じん)の略字とされています。「盡」は、上半分で「はけを手にする様」を、下半分で「うつわ」を表しています。

    「縦横無尽」の類義語・対義語は?

    自由自在に物事をおこなう様子を表した「縦横無尽」という言葉。この四字熟語には、類義語と対義語があります。語彙力を上げるコツは、ひとつの熟語を覚えるときに、類対義語までをセットで覚えてしまうことです。そうすることで、いくつかの熟語をひとつのグループとしてインプットできるのです。「縦横無尽」の類義語と対義語を見ていきましょう。

    縦横無尽

    「縦横無尽」の類義語

    「縦横無尽」と似た意味で用いられる熟語には、以下のようなものがあります。

    ・自由自在(じゆうじざい)
    ・縦横自在(じゅうおうじざい)
    ・三面六臂(さんめんろっぴ)
    ・縦横無碍(じゅうおうむげ)

    上4つの中でも「自由自在」と「縦横自在」は、「縦横無尽」と特に似た意味を持っており、同義語といっても差し支えありません。「三面六臂」は、ひとりで多方面に活躍することを意味した四字熟語です。「縦横無碍」は、妨げるものがなく自由な様子を意味しています。

    「縦横無尽」の対義語

    「縦横無尽」の対義語としては「手枷足枷(てかせあしかせ)」という熟語が代表的です。「手枷足枷」は「行動の自由を束縛するもの」という意味で用いられています。

    手枷と足枷は、人の自由を奪うものとして用いられる道具であることからも、四字熟語の意味を推測しやすいでしょう。

    「縦横無尽」の使い方は?

    「縦横無尽」は日常生活において、比較的使いやすい四字熟語です。しかし用いる際は、間違って使ってしまうことのないように、使い方の例をよく確認しておきましょう。本章では、「縦横無尽」の使い方を、文章で用いるケースと会話で使うケースに分けて解説します。さらに、夏目漱石など著名な作家が、作品の中で実際に「縦横無尽」を使っていた例も合わせて紹介します。

    縦横無尽

    「縦横無尽」の例文

    「縦横無尽」を文章の中で活用するには、以下の例文を参考にしてください。

    彼の【縦横無尽な】活躍によって、チームが勝利した
    ・公園で犬が【縦横無尽に】駆け回っている
    ・我が社の社長は、【縦横無尽な】発想をする人物であり、とても尊敬できる
    彼女は【縦横無尽に】仕事をこなす、大変優秀な社員である

    例文からもわかるように、「縦横無尽」は誰かを称賛する際に使われる言葉です。

    会話での使い方

    では日常会話の中で、【縦横無尽】を使いたいときには、どのように用いればよいのでしょうか。以下の会話例を参考にしてください。

    Aさん「うちの社長の発想力は、【縦横無尽】ですね
    Bさん『そうですよね。いつも驚かされています』
    Aさん「一度頭の中を覗いてみたいものです」

    Cさん「ソフトバンクの◯◯選手のプレーはいつ見ても惚れ惚れしますね」
    Dさん『まったくです。球場を【縦横無尽に】駆け巡る姿には圧倒されます

    有名小説での使われ方

    歴史に名を残した著名作家も「縦横無尽」という言葉を使っています。以下はその一例です。

    ・この時つくつく君は悲鳴をあげて、薄い透明な羽根を【縦横無尽に】振う(ふるう)
     夏目漱石『吾輩は猫である』より

    大河や小さい河は、【縦横無尽】といっていい
     吉川英治『平の将門』より

    屈従と倦怠の【縦横無尽】の線条から、無限の距離に引き伸して彼は半日の旅程に就いた。
     三好達治『測量船』より

    意味を知って「縦横無尽」を正しく使おう!

    「縦横無尽」という四字熟語について解説しました。何にも遮られることなく、四方八方へ自由に物事をおこなう姿を表す際に「縦横無尽」は使われています。実際に体を動かす様子はもちろんのこと、多方面の仕事ができるなどの場合にも、活用できる四字熟語です。ぜひ日常的に使ってみてください。

    縦横無尽

    こちらの記事もおすすめ

    【八面六臂】ってどういう意味? |今さら聞けない四字熟語
    今年は強運の寅年!おしゃれな寅デザインのタンブラー&クラフトビールで気分も運もアップ

    写真・イラスト/(C) Shutterstock.com

    Domaniオンラインサロンへのご入会はこちら


    Read Moreおすすめの関連記事







    スマートフォンプレビュー

    【登録無料】
    Domaniメルマガ会員募集中

    管理職世代の通勤コーデ、明日は何を着る?子供の受験や習い事、
    どうする?人気モデル、ハイセンスなDomani読者モデル、教育のプロたちから
    発信されるタイムリーなテーマをピックアップしてお届けします。
    プレゼント企画やイベント参加のスペシャルなお知らせも!