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2023.12.12

【支離滅裂】の正しい意味は?|今さら聞けない四字熟語

 

「支離滅裂」とは文章や話の内容がばらばらで、まとまりがつかないことです。矛盾した発言をしているとき、言葉と行動が一致していないときにも使われます。本記事では「支離滅裂」の語源や例文についてご紹介し、よく似た言葉や対義語もお伝えします。

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「支離滅裂」とはまとまりがつかないこと

「支離滅裂」は、「しりめつれつ」と読みます。一貫性がなくまとまりがつかないという意味です。矛盾した内容の発言をしたり、言葉と行動が一致しなかったりする様子を表しています。

支離滅裂

主に人の言動や発言に対して使われる言葉です。「支離滅裂で理解できない」といった使い方をします。

【支離滅裂】
[名・形動]物事に一貫性がなく、ばらばらで、まとまりのないこと。また、そのさま。「支離滅裂な話」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

ここでは、「支離滅裂」の言葉の由来について説明し、「支離滅裂」と言われる人の特徴についてもご紹介します。

言葉の由来

「支離滅裂」は、「支離」と「滅裂」という2つの単語を組み合わせてできた四字熟語です。「支離」には細かく分かれる、バラバラになるという意味があり、「滅裂」は一貫性がない、​​統一性がなく形を失うという意味があります。

どちらもまとまりがないことを表す言葉で、組み合わせることで意味をさらに強調した言葉といえるでしょう。

「支離滅裂」な人の特徴とは?

「支離滅裂」は人の言動や行動、発言内容などに使われることがほとんどで、「支離滅裂な人」という使い方もします。「支離滅裂な人」とは​​、一例として、次のような人です。

言っていることと行っていることが違う
・話の内容がすぐに変わり一貫性がない
・筋道を立てた話ができない
・いつも意見が変わる
・突然正反対なことを言う

このような状態で上手なコミュニケーションができないと、「支離滅裂な人」と言われてしまいます。

「支離滅裂」の例文

「支離滅裂」を使った例文をいくつかご紹介します。文脈から、「支離滅裂」の意味を理解しましょう。

支離滅裂

・緊張してしまい、説明が【支離滅裂】になってしまった
・彼の話はいつも【支離滅裂】で、理解できない
・【支離滅裂】なことを言っていると、誰にも相手にされなくなる
言っていることが【支離滅裂】なので、もう少し冷静になったほうがいい
文章が【支離滅裂】だと指摘されてしまった
・話の最初と最後がまったく違い、それでは【支離滅裂】だよ
・【支離滅裂】な発言を繰り返していたため、担当を外された

「支離滅裂」の類義語

「支離滅裂」には類義語がたくさんあります。類義語を覚えておくことで場面に応じ、適切な言葉を使い分けることができるでしょう。類義語には、筋道が通らず混乱している様子を表す「滅茶苦茶」、趣旨が伝わらないという意味の「頓珍漢」などがあげられます。

支離滅裂

発言ではなく状態を表す「乱雑」も、まとまりがないという意味で類義語といえるでしょう。

「支離滅裂」の類語についてご紹介します。

滅茶苦茶(めちゃくちゃ)

「滅茶苦茶」とは、まったく筋道のたたない様子や、前後を考えずに行動することを表す言葉です。「滅茶苦茶」は「無茶苦茶(むちゃくちゃ)」とも言い、意味は変わりません。「滅茶苦茶」は、この「無茶苦茶」が変化した言葉です。

「支離滅裂」と同じくまとまりがないことを表しますが、「支離滅裂」は主に人の言動について使うのに対し、「滅茶苦茶」はより広い範囲で使えます

【例文】
・あの人の勝手な行動で、計画が【滅茶苦茶】になってしまった
・机の上が【滅茶苦茶】になっているので、早く片付けなさい
【滅茶苦茶】なことを言っていると、信用がなくなる

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