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2022.06.04

【合縁奇縁】とはどういう意味?「一期一会」との違いは?

「合縁奇縁」は「あいえんきえん」と読む四字熟語で、「相性の良さは不思議な縁によって決まっていること」を意味します。人間関係に関する言葉のため、意味を理解しておくとさまざまな場面で便利に使えるでしょう。今回は「合縁奇縁」の意味や例文などをご紹介します。

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「合縁奇縁」の意味や読み方、由来について

「合縁奇縁」は「あいえんきえん」と読む四字熟語です。仏教の思想に由来する言葉で、人と人の相性は縁によって決まることを表します。主に、人間関係について述べる際に用いられることが多いです。

合縁奇縁

「合縁奇縁」のほかには、「愛縁奇縁」や「合縁機縁」と表記されることもあります。前者は男女の間柄について表す際に、後者は不思議な縁であると強調する際に用いられるのが一般的です。

「合縁奇縁」の意味や由来、似ている「一期一会」との違いなどを確認していきましょう。

意味は「相性は縁によって決まること」

「合縁奇縁」の意味は、人と人の相性は不思議な縁によって決まることです。お互いに気心が合うかどうかは、奇妙な巡り合わせによって決められているというニュアンスをもちます。「合縁奇縁」が、辞書ではどのように説明されているかを見てみましょう。

【合縁奇縁:あいえんきえん】
人と人との気心が合うも合わないも、不思議な因縁によるということ。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

そもそも「縁」には、人と人をつなぐものであり、人の力や努力の影響を受けない不思議な力をもつものという意味があります。

「合縁奇縁」は、縁の良し悪しは受け入れる以外の選択肢がなく、相手と分かり合えるのも縁であり、分かり合えないのもまた縁であるという意味合いで使われるのです。

「合縁奇縁」は仏教の思想に由来する言葉

「合縁奇縁」の由来は、因縁(いんねん)に関する仏教の思想です。因は自分が直接的な原因となって引き起こす事柄を、縁は間接的にもたらされる事柄を指します。「この世で起こることは、因と縁のいずれかによるものである」というのが因縁の考え方です。

因縁が影響するのは人の縁も例外ではなく、気の合う縁は「合縁」、思いもよらない不思議な縁は「奇縁」とされます。これら2つの言葉が組み合わさり、「合縁奇縁」という四字熟語が生まれたといわれています。

「合縁奇縁」に似ている「一期一会」との違い

一期一会」は、「合縁奇縁」と混同されることが多い四字熟語です。「一期一会」の意味には、「一緒に一度だけであること」「一生に一度しかない機会や出会い」などが挙げられます。

【一期一会:いちごいちえ】
《「山上宗二記」の中の「一期に一度の会」から》茶の湯で、茶会は毎回、一生に一度だという思いをこめて、主客とも誠心誠意、真剣に行うべきことを説いた語。転じて、一生に一度しかない出会い。一生に一度かぎりであること。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

単に一度きりの出会いを表すわけではなく、もう二度とないかもしれないという気持ちで一つひとつの出会いを大切にすべきだという教訓の意味を含みます。前向きなニュアンスがあることから座右の銘とする人も多いです。

一方で、「合縁奇縁」は相性の良さにフォーカスしている言葉です。「一期一会」のように縁を大切にするという意味は含まないため、使い方を間違えないように注意しましょう。

「合縁奇縁」の使い方を例文で確認しよう

「合縁奇縁」は、人間関係について述べる際に使える表現です。対象とする人同士の関係性は限定されないため、血の繋がった家族はもちろん、仕事で付き合いのある相手にも使っても問題ありません。

合縁奇縁

あるいは、誰かを励ます際のフレーズとして用いられることもあります。「合縁奇縁」の基本的な使い方や、日常会話などで使える例文をご紹介します。

「合縁奇縁」の基本的な使い方

「合縁奇縁」は男女の仲について述べる際に使われることが多いものの、あらゆる人間関係に対して使えるのが特徴です。例えば、家族や友人との相性について説明する場面で「合縁奇縁」を使っても構いません。

ビジネスシーンで「合縁奇縁」を使う場合は、ポジティブな意味で使うのが基本です。良い縁であることを強調したい場合は「合縁奇縁」を使ってみましょう。

また、「合縁奇縁」は人間関係に悩んでいる人を励ます際のフレーズにも用いられます。打ち解けられない相手がいて困っている人に「合縁奇縁」を使うと、「相性の良し悪しは決まっているため気にする必要はない」と伝えられるでしょう。

日常やビジネスシーンで使える「合縁奇縁」の例文

「合縁奇縁」を実際に使えるように、具体的な使い方を例文で確認しましょう。日常会話やビジネスシーンで使える「合縁奇縁」の例文を以下にまとめました。

・彼らは人生の節目ごとに別れと再会を繰り返してきたそうです。まったく【合縁奇縁】なものですね。
私と上司は【合縁奇縁】な組み合わせだ。
・2人が結婚したのは【合縁奇縁】で、おそらく運命のように決まっていたのでしょう。
・あの2人は正反対の見た目ですが、【合縁奇縁】なのかわかり合えているようです。

「合縁奇縁」の類義語・対義語

「合縁奇縁」には類義語と対義語がいくつかあります。主な表現を以下にまとめました。

合縁奇縁

【類義語】
・何事も縁
・縁は異なもの味なもの
・比翼の鳥
・宿縁

【対義語】
・犬猿の仲
・水と油

「合縁奇縁」の意味とあわせて、似ている言葉や反対の意味をもつ言葉を使い分けられるようになりましょう。ここでは、それぞれの意味をわかりやすく説明します。

類義語は「何事も縁」など

「何事も縁」は、世の中は縁でつながれており、縁を中心として成り立っていることを表すことわざです。理屈や事情は関係なく、すべてが縁で結ばれているというニュアンスです。主に良い縁について述べる際に使われます。

縁は異なもの味なもの」は、男女の縁はどこでつながるかわからず、不可解で面白いことという意味です。理屈では説明がつかないような、思いもよらないところで縁がつながる様子を表します。

比翼の鳥」は、男性と女性が深い縁で結ばれていることを意味する表現です。「宿縁」は仏教に関連する言葉で、前世から続く因縁を指します。

対義語は「犬猿の仲」など

「合縁奇縁」の対義語には、「犬猿の仲」が挙げられます。「犬猿の仲」の意味は、顔を合わせると喧嘩が始まるほど仲が悪いことです。どちらか一方が嫌っている場合は当てはまらず、お互いに嫌悪感をもっている場面でのみ使えます。

また、「水と油」も「合縁奇縁」の対義語として使える表現です。水と油を混ぜても分離する様子から、性格や性質が合わずにしっくりこないことを表します。「犬猿の仲」に似ていますが、「水と油」は嫌悪感をもっているニュアンスは含みません。

まとめ

「合縁奇縁」の意味は、人と人の相性の良し悪しは不思議な縁によって決まっているということです。仏教の因縁の思想に由来する表現で、「合縁」は気の合う縁のこと、「奇縁」は不思議な縁のことを指します。

合縁奇縁

「合縁奇縁」は男女の関係性を表す際に使われることが多いですが、家族や友人、仕事関係の相手に使っても問題ありません。正しい意味や使い方を理解し、さまざまな場面で「合縁奇縁」を使ってみてください。

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