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LIFESTYLE雑学

2022.07.06

動物園にもいるあの動物!【犀】の正しい読み方は?



「犀」は動物園で見られる陸上動物を表す漢字で、正しい読み方は「さい」です。世界には5種類が生存していますが、密猟によって絶滅の危機にさらされているという現状があります。今回は犀の生態や絶滅危機の背景、その他の動物を表す難読漢字についてご紹介します。

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動物園にいる大型の動物「犀」の読み方とは?

「犀」は大きな陸上動物を表す漢字です。動物園でも見られる動物ですが、正しい読み方をご存じでしょうか?正解の前にいくつかヒントをお伝えしましょう。

犀

陸上動物の中では象(ゾウ)が一番大きいとされていますが、犀は象に次いで2番目に大きい動物といわれます。大きさのほかには、鼻の先に大きなツノがついているのが特徴です。ツノの本数は種類によって異なり、ツノが1本だけの犀もいれば、ツノが2本付いている犀もいます。

それでは気になる正解を発表しましょう。犀の正しい読み方は……「さい」でした!犀は、哺乳綱奇蹄目(きていもく)サイ科に属する動物の総称です。

奇蹄目とは、蹄(ひづめ)を持つ動物のグループである有蹄類(ゆうているい)の中で、指の数が奇数の動物を指します。奇蹄目は別名「ウマ目」とも呼ばれ、その名のとおりウマやロバなどが奇蹄目に属します。

犀はひらがなやカタカナで表記されることが多いですが、実は漢字表記もあるのです。犀の読み方とあわせて、辞書での説明を見てみましょう。

【犀:さい】
奇蹄(きてい)目サイ科の哺乳類の総称。陸上では象に次ぐ巨獣で、皮膚は厚く、毛はほとんどない。鼻先にある1本または2本の角は皮膚が角質化したもので、漢方では珍重される。東南アジア・アフリカに5種が分布、いずれも国際保護動物。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

犀の生態や現状について

犀はさまざまな歴史や特徴をもつ動物です。例えば、犀の祖先とされる「パラケラテリウム」はおよそ2,300万年前に生きていた動物で、体長は9メートルを超えていたといわれています。

犀

ここでは、犀の生態を特徴、寿命などをわかりやすくまとめました。犀が絶滅の危機に晒されている理由などもご紹介するため、生態とあわせて犀を取り巻く現状を理解しておきましょう。

犀は夜行性で単独行動をする動物

犀は夜行性であるのが特徴です。日中は休息や睡眠に充てて、夕方から朝にかけて活動します。メインの活動時間帯は夜間ですが、視力はあまり発達していません。その代わりに耳と鼻が優れており、周囲の音を敏感に聞き分けることが可能です。

シロサイ以外の犀は、集団ではなく単独または親子で行動します。行動範囲は2〜100平方キロメートルとされており、地面の近くに生えている草や葉っぱが主食です。地面の草以外では、果実や木の枝、樹皮などを食べることもあります。

犀の大きさや種類、寿命

犀の体長は2.4〜4メートルほど、体重は700〜3,500キログラムほどです。1本または2本のツノがあり、体の表面は厚くて硬い皮膚に覆われています。体の色はグレー、または褐色です。世界には5種類の犀が生息しており、それぞれ体長や体重が異なります。

1.シロサイ(3.5〜4.2メートル・3,500キログラム)
2.インドサイ(3.6〜4メートル・体重2,100キログラム)
3.クロサイ(3〜4メートル・1,500〜2,200キログラム)
4.ジャワサイ(3メートル・900〜1,400キログラム)
5.スマトラサイ(2.4~3.2メートル<尾長35~70センチメートル>・700〜800キログラム)

犀の寿命は個体によって差がありますが、飼育されている犀は35〜50年、野生で暮らす犀は25〜40年と考えられています。

犀は絶滅の危機にさらされている

犀は絶滅の危機にさらされている動物です。犀が絶滅に瀕している要因は犀の密猟です。昔は食料にすることを目的に犀の狩猟が行われていましたが、現在では犀のツノを使って薬を作るために乱獲が繰り返されています。しかし、犀のツノに薬としての効果はないといわれています。

犀の絶滅を防ぐためにあらかじめツノを落とすなどの対策がなされていますが、治安による問題などもあり、深刻な状況が続いていることには変わりありません。犀の現状を知るとともに、人と野生動物の共存の仕方を見つめ直す必要があるでしょう。

犀以外にもある!動物を表す難読漢字4選

読み方が難しい動物の漢字は犀以外にもたくさんあります。例えば、以下の4つは動物の名前を表す難読漢字です。それぞれ正しく読めるかどうか考えてみてください。

犀

1.膃肭臍
2.樹懶
3.鼯
4.長尾驢

どれも水族館や動物園で見られる動物のため、犀とあわせて読み方を覚えておきましょう。それぞれの漢字の読み方や特徴などをわかりやすく解説します。

1.膃肭臍(おっとせい)

難読漢字の「膃肭臍」の読み方は「おっとせい」です。膃肭臍はアシカ科に属する動物で、アシカに似た特徴をもちます。アシカに比べて小ぶりなことや、ふさふさとした毛で覆われていることなどが主な違いです。

なお、膃肭臍の語源はアイヌ語の「オンネップ」です。もともとは中国語の「膃肭」が当てられていましたが、膃肭臍の臍(へそ)付近を薬として用いていたことから、薬名の膃肭臍がそのまま動物の名前に使われたとされています。

2.樹懶(なまけもの)

木の上にいることが多い動物「樹懶」の読み方は「なまけもの」です。名前の由来は「怠け者」からきており、生涯のほとんどを木の上で過ごすのが特徴です。

樹懶の「懶」は「懶ける(なまける)」という動詞でも使われ、「怠ける」と同じ意味をもちます。「樹(で)懶(ける動物)」とイメージすると、読み方を簡単に覚えられるでしょう。

3.鼯(むささび・ももんが)

鼯」は「むささび」と「ももんが」の両方を表す漢字です。鼯以外に「鼯鼠」や「鼺鼠」と書くこともありますが、いずれで表記してもむささび・ももんがと読めます。

ムササビとモモンガはどちらもリスの仲間で、別名は前者が「空飛ぶ座布団」、後者が「空飛ぶハンカチ」です。これは、ムササビの全長が約80センチメートルであるのに対し、モモンガの全長は約30センチメートルであるためと考えられます。

4.長尾驢(かんがるー)

「驢馬(ろば)」の「驢」に「長尾」を付けた「長尾驢」は、「​​かんがるー」と読むのが正解です。「長尾驢」以外では「更格廬」と表記されることもあります。

オスとメスでは大きさが2倍ほど異なるのが特徴で、オスは体長130〜165センチメートル・体重66〜90キログラムですが、メスはこの半分ほどです。野生では12〜18年ほど、飼育環境下では28年ほど生きるとされています。

まとめ

陸上動物を表す難読漢字「犀」の正しい読み方は「さい」です。ウマやロバと同じく、奇数の蹄をもつ奇蹄目に属する動物です。夜行性かつ単独で行動するのが特徴で、主に地面の草や果実などを食べて暮らしています。

犀

世界には5種類の犀が生息していますが、密猟の増加によって絶滅の危機にさらされています。犀の読み方や生態の特徴とあわせて、絶滅危機の現状についても理解しておきましょう。

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