「了解しました」は目上の人に使うには不適切
「了解」とは、「物事の内容や事情を理解して認める」といった意味合いがあります。目下の立場の人が目上の人に対して“認める”というのは失礼にあたるため、上司や社外の人に「了解しました」は使わないほうが良いでしょう。
「了解しました」の使い方のポイントは2つ
では、「了解しました」はどんなシーンで使うのが適切なのでしょうか。主な使い方のポイントとして、次の2つが挙げられます。
・目上の人には基本的に使わない
・相手との関係性によっては使用できる
特にビジネスシーンにおいては、相手によっては失礼と感じさせてしまうため、注意が必要です。
1. 目上の人には基本的に使わない
「了解しました」は丁寧な表現ではあるものの、尊敬や謙譲といった意味は含まれておらず、ビジネスシーンでの利用は不向きであるといえます。「了解しました」と言われると失礼だと感じる方もいるかもしれません。相手の立場などを考慮して使いましょう。
2. 相手との関係性によっては使用できる
とはいえ、目上の人に絶対使ってはいけないというわけではなく、相手との関係性によっては使用できます。
例えば、距離の近い上司に対していつまでも「承知いたしました」や「かしこまりました」と答えていると、仕事と割り切っている印象を与えて距離が縮まらない可能性もあります。相手との関係性やTPOを考慮した考えたうえで「了解しました」を使用してみてください。
「了解しました」を使った例文
相手との関係性によっては使用できる「了解しました」を使った例文を、次の2つのシーンにわけてご紹介します。
・目上の方に対して使う場合
・同僚や目下の方に対して使う場合
いずれの例文も、ビジネスシーンはもちろんのこと、さまざまな場面で利用できます。また、正しい使い方を理解しておくことで、こちらの言いたいことを正確に伝えることができるでしょう。ここでは、それぞれの詳しい内容について解説します。