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LIFESTYLE 漢字クイズ

2023.11.30

「羊歯」←なんと読む? 読み方や由来、花言葉・特徴・英語表現まで解説

胞子で増える

胞子で増えるのが「羊歯」の大きな特徴のひとつです。「苔」も胞子で増えるという点においては共通していますが、前述したように、「羊歯」と「苔」の違いは、根・茎・葉の区別があるかないかということです。「苔」には、根・茎・葉の区別はなく、体全体で水分を吸収。それに比べて「羊歯」は、根・茎・葉の区別があり、根から水を吸い上げます。「羊歯」よりも「苔」のほうが、より原始的な植物です。

日本の伝統文様「羊歯文様」

「羊歯」は日本の伝統文様にも使われていて、「羊歯文様」として様々なシーンで見ることができます。

文様の意味

羊歯
文様というのは、工芸品や建物などを装飾するための図柄。人の手による、様式化された連続模様のことです。

どのようなものに使われている?

文様は、どのようなものに使われているのでしょうか。一番わかりやすいのが、着物や唐紙です。着物や唐紙の文様には、「麻の葉」、「七宝」、「亀甲」、「鱗」などの連続した図柄が多く見られ、「羊歯」もそのひとつです。「羊歯」は平安時代に文様化されたといわれています。「羊歯」には様々な種類があるため、文様もバラエティに富んでいて、多様な表現が魅力です。

また、それぞれの文様には意味があります。例えば、麻の葉は、成長が早く真っすぐ伸びることから、子どもの健やかな成長を願う意味があります。また、亀甲文様は、長寿・吉兆の縁起物としての意味が。鱗文様を使うのは、厄除けや魔除けの意味です。「羊歯」は、葉の裏に多くの胞子を抱えた姿と、繁殖力の強さから、子孫繁栄や多福を呼ぶ文様とされています。

「羊歯」の英語表現は?

「羊歯」を英語で表現する必要に迫られることはあまりないかもしれませんが、「羊歯」は「fern」という英単語で表すことができます。「a plant called fern」なら、「羊歯と呼ばれる植物」という意味になります。

最後に

シダ植物に関しては、中学校の理科で習った記憶がある人も多いでしょう。「シダ」だとすぐにわかりますが、「羊歯」と書かれると、何のことだか戸惑ってしまうかもしれませんね。「羊歯」の「羊」、「歯」から、羊の小さな歯が並ぶ様子をイメージすると、記憶に残りやすいのではないでしょうか。一度身近な「羊歯」を見て、イメージを関連付けておくといいでしょう。

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