水は方円の器に随う
読み方は「みずはほうえんのうつわにしたがう」。水は、容器の形によって四角くも丸くもなるという意味があります。人は周囲の環境によって左右されることのたとえのことわざです。
例文
・まわりの大人たちがマナーを守っていれば、子どもも自然にマナーを守るようになるでしょう。水は方円の器に随う、という言葉のとおりです。
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「朱に交われば赤くなる」の対義語
「朱に交われば赤くなる」には、対義語となることわざもいくつかあります。主なものは以下の2つです。
泥中の蓮の「蓬」は、「朱に交われば赤くなる」の類義語である「麻の中の蓬」の「蓬」と同じ。つまり、植物が登場する言葉です。それぞれの植物の持っている独特の性質が、人間の性分に重ね合わせやすいということでしょう。
この2つの対義語の意味と例文を紹介します。
泥中の蓮

読み方は「でいちゅうのはちす」です。蓮は「はす」と読むのが一般的ですが、「はちす」は古い読み方で、仏典ではこの読み方をされることが少なくありません。蓮の花が濁った沼地で咲くように、汚れた環境の中で育っても、清らかさを保っていることのたとえです。
例文
・私の尊敬する先生は劣悪な環境の中で育ったそうですが、独学で学問を究めて多くの研究成果を出しており、まさに泥中の蓮と言えます。
他山の石
こちらは「たざんのいし」と読み、他人の誤った行動も参考になるという意味です。良い行動に対して使うと誤用になるため注意しましょう。
例文
・ちょっと成果が出たからといって、自分には才能があるのだと勘違いして努力を怠ってしまった彼のことは、他山の石としなければなりません。
・取引先の企業で、機密情報が入った端末を外に持ち出して情報漏洩してしまう事故があったので、他山の石とすべきです。
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「朱に交われば赤くなる」の英語表現
「朱に交われば赤くなる」の英語で表現するなら、主に「人は付き合う仲間によって影響を受け、性格や行動が変わる」という教訓を示すのがふさわしいでしょう。
いくつか代表的な表現がありますが、日本語の「朱に交われば赤くなる」が持つ「悪い仲間から特に悪い影響を受ける」というニュアンスを強調する表現が多いです。
【例文】
・If you lie down with dogs, you will get up with fleas.(悪い仲間(犬)と付き合うと、必ず悪い影響(ノミ)を受ける。)
・He who touches pitch shall be defiled.(悪いものに関われば、自身も汚れてしまう。)
・You are known by the company you keep.(どんな人と一緒にいるかで、その人自身がどんな人間であるかを判断される。)
「朱に交われば赤くなる」に関するよくある質問
「朱に交われば赤くなる」ということわざに関して、ビジネスシーンでよくある質問とその回答を紹介していきます。
Q. 「朱に交われば赤くなる」の意味を簡単にいうと?
「朱に交われば赤くなる」の意味を簡単に言うと、人は付き合う仲間や環境によって、良くも悪くも影響を受けてしまう(染まってしまう)ということです。
Q. 「朱に交われば赤くなる」に続きはありますか?
「朱に交われば赤くなる」には、その語源となった中国のことわざとして「近朱者赤、近墨者黒(朱に近づく者は赤くなり、墨に近づく者は黒くなる)」という対句が存在します。この対句全体で、「人は、交際する相手によって、善にも悪にも感化される」という教訓を完全に表しています。
Q. 「朱に染まれば赤くなる」は間違いですか?
「朱に交われば赤くなる(しゅにまじわればあかくなる)」という言葉の誤りです。
Q. 「朱に交われば赤くなる」の中国語は?
「朱に交われば赤くなる」の中国語表現は、その語源となった四字句として表現されるのが一般的です。
【中国語表現】
・近朱者赤,近墨者黑(jìn zhū zhě chì, jìn mò zhě hēi)
「朱に交われば赤くなる」の意味を知って正しく使おう

- 「朱に交われば赤くなる」の意味は、人は付き合う仲間や環境に影響を受けてしまうということ
- 「朱に交われば赤くなる」の語源は中国の慣用句である「近朱者赤、近墨者黒」とされる
- 「朱に交われば赤くなる」はビジネスシーンで教訓や注意喚起として使われることが多い
「朱に交われば赤くなる」には、人は交友関係やまわりの環境によって影響を受けやすいという意味があります。中国の古いことわざである「近朱者赤、近墨者黒」が語源です。
このことわざは、良い意味にも悪い意味にも使うことができます。入社式や入学式の訓示として使用されるほか、ビジネスシーンでは教訓や注意喚起として使われることが多い語句といえるでしょう。「朱に交われば赤くなる」の意味を知って、正しい使い方をしてください。
Domani編集部
Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。https://domani.shogakukan.co.jp/
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