【類語】当たるも八卦当たらぬも八卦
「当たるも八卦当たらぬも八卦」も将来がどうなるかわからないことを示す表現です。なお、八卦(はっけ)とは占いの一種で、外れることもあれば当たることもあるものの代名詞として用いることもあります。
・当たるも八卦当たらぬも八卦だから、占いなんて気にしないで。
・大学入試は実力もあるけれど、ボーダーラインの生徒にとっては当たるも八卦当たらぬも八卦的な部分もある。だから、もし結果が悪くても気にする必要はないよ。
【対義語】待てば海路の日和あり
「待てば海路の日和あり」とは、良い知らせが届くこともあるから時期を待とうという意味の言葉です。「鬼が出るか蛇が出るか」のようにすぐに結果を知るのではなく、気長に構えているというスタンスを示した表現といえるでしょう。
・待てば海路の日和ありというから、良いことを期待して気長に待とう。
・彼から連絡がないのは気にする必要はないよ。待てば海路の日和ありと言うじゃない。
【対義語】彼を知り己を知れば百戦あやうからず
「彼を知り己を知れば百戦あやうからず」とは、実情を知り十分に備えておけば将来が不安になることはないという意味の言葉です。「鬼が出るか蛇が出るか」とは異なり、将来に対して積極的に働きかけている言葉といえます。
・試験が不安なら勉強すれば? 彼を知り己を知れば百戦あやうからずというでしょ。
・まずは彼を知り己を知れば百戦あやうからずだ。就職先もそうだが、自分についても研究してから採用面接に臨もう。
意味を理解し正しいシチュエーションで使おう
「鬼が出るか蛇が出るか」とは何が出るかわからないことを例えた表現です。意味を正確に理解すると、正しいシチュエーションで使えるようになります。ぜひ類語や対義語も覚え、正確に使っていきましょう。
あわせて読みたい
【雨垂れ石を穿つ】ってどんな意味?基礎知識と類語・対義語をチェック!「来るもの拒まず去るもの追わず」の意味は?由来は?
「風上にも置けない」とは? 〝風下にも置けない〟は誤用?意味や由来、類語を解説