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2022.08.30

疲れたらコーヒーは間違い⁉︎ カフェインとの正しいつきあい方【夏バテ対策】

 

忙しいときや疲れて眠いとき、眠気覚ましにコーヒーを飲むことがあると思います。でも、コーヒーなどに多く含まれるカフェインは、摂取しすぎると疲労感を麻痺させてしまうことがあるそう。そんな「疲れ」と「カフェイン」の関係を、医師の中富康仁先生に聞きました。

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keiko kido
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カフェインが疲労感を麻痺させる!?

疲れたときに飲みたくなるコーヒーや紅茶。適度に飲むことは問題ありませんが、摂りすぎには問題があるようです。

「疲労には『疲労感』と実際に蓄積する『疲労』があり、両者はわけて考える必要があります。疲労感は感覚なので、麻痺してしまいます。集中しているときや楽しいとき、疲労感が麻痺してしまい、あとでどっと疲れが出る経験はみなさんもおもちだと思います。楽しい旅行の後や忙しい仕事がひと段落したときに風邪をひいてしまうのも同じ現象です。

カフェインは交感神経を興奮させ、疲労感を麻痺させてしまう代表的な物質です。飲んだあとすっきりとした気分になっていても、実際には疲労が蓄積しているのです。『体にエンジンをかけたい、ここでひとがんばりしたい』というときに摂取することは問題がありません。しかし、飲みすぎると、休みたいときにも交感神経の働きが強くなり、休むことができなくなるので、より疲労は蓄積します。疲労の蓄積したときにカフェインを摂取しすぎて体にブーストをかけすぎないように注意しましょう」(中富康仁先生 以下同)

暑さや疲労に強くなるためにできることは!?

「体中の細胞すべてに、ミトコンドリアというエネルギー工場があります。この体中のエネルギー工場ではたらいている物質に、コエンザイムQ10(CoQ10)があります。メンタルヘルス疾患をふくめた疲労関連疾患でもコエンザイムQ10は消耗しており、サプリメントの摂取などで血中濃度を上げると、よりよい睡眠や自律神経機能の向上、疲れにくい体になることがわかってきました。その他にも、エネルギー工場で働くクエン酸や、抗酸化作用をもつビタミンB・ビタミンC、イミダゾールジペプチドなども、疲労回復に重要な物質だとわかっています。これらの栄養素を日ごろからバランスよく摂取しておきボディバランスを整えておくことも、暑さに強くなる秘訣です」

普段から体の声に耳を傾けることが大切

「誰かにとってよいものが自分によいとはかぎりません。自分のペースで自分らしく、ふだんから体の声をきちんと聞いてあげて、短期的な効果ではなく、長い目で見て体が心地よいと思うものを取り入れてあげることが、何よりも大切です」

グミで還元型コエンザイムQ10を摂取

日常の生活で感じる身体的な疲労感を軽減してくれる、マンゴー味のグミ。おいしいから毎日続けられる! UHA味覚糖 グミサプリ 還元型コエンザイムQ10(20日分) ¥2,138

ナカトミファティーグケアクリニック院長

中富康仁

医師、日本疲労学会評議員。大阪市立大学医学部代謝内分泌病態内科学・疲労クリニカルセンターにおいて疲労外来を担当しながら、疲労の臨床・研究に従事した。2014年から大阪市内に疲労や睡眠に特化したクリニックを開設し、診療を行っている。

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