小学生の塾事情。何年生から通い始めた?
2020年の教育改革を経て、小学生の英語学習がより本格化し、プログラミングの授業も必修となりました。親世代と比べて幅広いジャンルの知識が求められる子どもたち。この機会に、塾通いや習い事を検討する家庭も多いのではないでしょうか。
グループコミニュケーションツール「らくらく連絡網」を運営するイオレは、小学生の子どものいる子育て世帯に「学習環境に関するアンケート2022秋」を実施。子どもたちが学校以外でどのような学習に取り組んでいるのか、さまざまな事情が明らかになりました。その調査結果をご紹介します。
Q1. お子さまの学年を教えてください。(n=305)
Q2.お子さまが学校以外で通っている・活用しているものを教えてください(複数回答可・n=305)
学校以外での学習について、調査結果からは学習塾に通う人が最も多く、次いで通信教育などの学習テキストが人気ということがわかりました。特に学習塾に通っている人の割合は36.1%と、3人に1人以上が塾に通っているという結果に。
またYouTubeなど、無料で利用できる学習ツールは13.4%が利用していると回答。有料のオンライン学習ツールを利用している家庭も10.2%と、10人に1人が利用していることが明らかになりました。
Q3.一週間の学校外での勉強時間を教えてください。(学習塾・家庭教師・通信教育を含む・n=305)
学校外での勉強時間については、7割以上が5時間未満という結果になりました。一方で少数派ながら10時間を越す家庭も。
塾に通っている人たちの声を調査。教室選びの決定打は?
続いて調査では、子どもを塾に通わせている家庭の事情を深掘り。
Q4.いつから塾に通わせていますか(n=110)
Q5.週に何回塾に通っていますか(n=110)
学習塾に通わせ始めたタイミングは、「1年生の1学期」が突出する結果となりました。加えて小学1年生の通塾頻度は35.6%が週3回〜5回以上と、他学年と比べて高い傾向にあることも明らかに。入学後の早い段階で学校以外での学習に慣れさせることを目的とする人が多いのかもしれません。
左:Q6.塾の授業形態を教えてください
右:Q7. 現在通っている塾を知ったきっかけを教えてください(n=110)
Q8.現在通っている塾に決めた理由を教えてください(n=110)
塾の授業形態は、半数以上が集団学習を選択。Q7・Q8からは、自宅の近所にあり、通うのに負担が少ない塾が選ばれやすいということが伝わってきます。「子どもが気に入った」も多数の票を獲得しており、子どもが前向きに学習できる環境も非常に重要だといえそうです。
塾に通っていない人たちにその理由を聞くと?
調査では3人に1人以上が塾に通っているという結果でしたが、一方で過半数が塾には通っていないともいえます。その理由についても詳しく見ていきましょう。
Q9.塾に通っていない理由を教えてください。(n=195)
子どもを塾に通わせない理由については、「まだ通わせる時期ではない」「勉強以外に時間を使ってほしい」が多数。塾での本格的な勉強は学年が上がってからで十分、勉強以外の時間や経験を大事にしたい様子が伝わってきます。また「どの塾がいいのか迷っているから」という人は10.3%という結果に。10人に1人は学習塾を前向きに検討している層だということが明らかになりました。
急速にグローバル化、情報化する現代。小学校の学習分野といえど、親世代の知識ではカバーしきれない部分も多々あるでしょう。そんなとき、塾というプロフェッショナルに頼るのは大きな助けになるはず。一方で、小学生のうちはまだ塾は必要ないという意見も多数見られました。いずれにせよ、子どもがやる気をもって学べる環境がいちばん。塾を選ぶ際は、親子でよく話し合って決められるといいですね。
調査概要
調査対象:「らくらく連絡網」を利用している全国の主婦層ユーザー
調査期間:2022年10月13日~2022年10月28日
調査方法:インターネット調査
有効回答数:305サンプル
※調査結果の構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
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