エッグハントで楽しむ
エッグハントといったゲームをおこなうのも、イースター休暇の定番の過ごし方。エッグハントは、庭や公園などに卵を隠し、それを探すという遊びです。
スプーンの上に卵を乗せてゴールまで運ぶ時間を競い合う「エッグスプーンレース」や、他にも卵を割らないようにスプーンで転がす「エッグロール」といったゲームもあります。
世界のイースター休暇は?
国によっても、イースター休暇の過ごし方や休暇の日程は異なります。本章ではアメリカやイギリス、ドイツ、イタリア、アジア圏の5か所をあげて、国ごとのイースター休暇の過ごし方を紹介します。各国ではイースター休暇をどのように過ごしているのか、ぜひ参考にしてください。
アメリカ
多民族国家であるアメリカでは、国としてイースターの祝日を定めているわけではありません。州によって法律が異なるため、一部の州ではイースターを祝日として定めています。
イースター当日に礼拝をおこない、家族や親戚、友人とパーティをして、キリストの復活祭を祝うのが一般的です。
イギリス
イギリスでは、イースター前後の金曜・土曜を「グッドフライデー」「イースターマンデー」などと呼び、4連休となります。
チョコレートで作られたイースター・エッグを子どもにプレゼントしたり、キリストの十字架にちなんで十字の入った「ホットクロスバンズ」というパンを食べる習慣もあります。
ドイツ
ドイツ語ではイースターは「Ostern(オースターン、オーステルン)」と呼ばれ、イースターと前後の4日間を祝日としています。教会で礼拝の後、家族や友人と食事をしたり、前述した「エッグハント」などのゲームを楽しむのが一般的です。
また北部〜中部ドイツでは、イースター前夜に小枝を積み上げて火をつける「イースター・ファイヤー」が行われます。魔除けや豊作を願う意味があるそうです。
イタリア
イタリアではイースターは「パスクア」と呼ばれています。イースター翌日の月曜日は「パスクエッタ」という祝日が設けられています。休暇の間は、家族や親戚、友人などを集めて、礼拝をしたりエッグハントをしたりして過ごすのが一般的。
また「コロンバ・パスクァーレ」という鳩の形をしたお菓子を食べるという習慣もあります。
アジア圏
アジア圏でイースターが盛んにおこなわれているのは「香港」です。これは香港がかつてイギリスの統治下にあったことに由来しています。香港ではイースター前後の金曜と月曜が休日になっています。
香港だけでなく、キリスト教カトリック圏とされているフィリピンにもイースターの文化があり、イースター前後は4日間の長期休みとなっています。
日本でもイースターを楽しもう!
イースターはまだ日本ではあまり馴染みのない行事ですが、国によっては4日前後の連休を定めるなど、非常に重要なイベントと位置付けられています。代表的な料理や卵を使ったゲームを楽しむなど、イースターにはさまざまな過ごし方があります。ぜひ今年のイースターは、日本でもキリストの復活や春の訪れを祝いましょう。
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