Contents
【目次】
小学生の子どもにお小遣い制を取り入れている理由は?
お金の使い方を学ぶ
「計画的にお金のやり繰りを学んで欲しいから」(40代・大阪府・子ども3人)
「お小遣い帳をつけてお金の管理をすることを学んで欲しいと思ったから」(40代・千葉県・子ども3人)
「初日に全額使って金欠を味わうことも経験。大事に貯金して欲しいものを買うことも経験して欲しい」(40代・東京都・子ども3人)
「決まったお金で1か月過ごす。そうするとどのように使うかを自分で考える勉強になるから」(40代・東京都・子ども2人)
「子どもが大きくなった時に、買いたいものは自分で買えるようにしたいので」(40代・神奈川県・子ども1人)
やる気を引き出す
「お手伝いのご褒美として」(40代・京都府・子ども1人)
「小学生の頃はやる気を引き出すために、お手伝いをしたらお小遣いを渡していた」(40代・大阪府・子ども2人)
「テストで何点以上が取れたら、などという条件つきのお小遣い制に。自分の頑張りに対して正当な評価=対価が付くことの喜びや大切さを伝えたかったので」(40代・東京都・子ども1人)
価値観を身に着ける
「お金の価値観を少しでも身につけて欲しいから」(40代・京都府・子ども1人)
「将来自分で、きちんとお金の管理ができる子になって欲しかった」(40代・愛知県・子ども1人)
「お菓子程度の安価な物なら自分のお小遣いで購入することにし、本当に欲しい物なのか考えて、お金を管理していく能力も身につけて欲しいと思ったから」(40代・岐阜県・子ども2人)
「子ども達に報酬をもらうことの学びや、生きて行くために働くことで、お金の大事さややりくりすることを学んで欲しい」(40代・兵庫県・子ども2人)
その他にはこんな意見も
「子どもはまだ自分で稼ぐことはできないから」(40代・神奈川県・子ども3人)
小学生のお子さんにお小遣い制を取り入れていない理由は?
続いては、「お小遣い制を取り入れていない」家庭の理由を見ていきましょう。
必要な時に渡す
「使いたいときに渡していたので」(40代・神奈川県・子ども2人)
「子どもが必要な分を申告」(40代・愛知県・子ども1人)
「普段使わないので。欲しいときに渡している」(40代・岡山県・子ども2人)
「欲しいものがあったときに、納得できる物であれば高額でも買ってあげるようにしていた。周りの友人のレベルに合わせるにはある程度買ってあげることも必要だった」(40代・東京都・子ども1人)
価値が分からない
「お金の価値をまだ理解してないから」(40代・新潟県・子ども1人)
「まだお金に価値があることを分かってないから」(40代・広島県・子ども2人)
「定額制だとお小遣いをもらうのが当たり前だと思ってしまうから、今はまだあげていない」(40代・東京都・子ども1人)
使うことがない
「まだひとりで買い物に行ったりはしないので」(40代・京都府・子ども1人)
「今は必要なもの、欲しいものは相談しながら親が買っているから」(40代・東京都・子ども1人)
「買い食いをしないし、ゲームなどは誕生日などイベントのときに買ってあげているから」(40代・東京都・子ども1人)
「今はまだ定期的に使うお金がないから」(40代・神奈川県・子ども2人)
欲しがらない
「子ども自身がお小遣いを欲しがらない」(40代・愛知県・子ども1人)
「本人に聞いたらまだいらないと言われた」(40代・東京都・子ども1人)
その他にはこんな意見も
「お年玉で一年間やりくりしてもらうため。月々はなしでした」(40代・千葉県・子ども2人)
「自己管理がまだできそうにないから (40代・大阪府・子ども2人)
小学生の子どもに渡すお小遣い、その金額は?
それではここで、小学生の子どもに渡すお小遣いの相場を調査してみましょう。結果は「1000円未満」が52.8%ともっとも多く、「1000〜2000円未満」が36.1%、「2000〜5000円未満」が8.3%と続きました。少数派ではあるものの、なかには「5000円以上」と答えた人も。小学生は6歳〜12歳と年齢の幅が広く、その成長過程によってお小遣いを使う場所や頻度も変わり、金額も変化していくことが想像されます。
次の項目では金額ごとに詳しく掘り下げます。各家庭、それぞれの考え方があるようです。
1000円未満
52.8%と半数以上を占めた、「1000円未満」という回答。学年×100円、年齢×100円のように、歳に応じた渡し方をしている家庭が多いようですね。10円ガムやちょっとしたお菓子など、自分で買うことを想定してあげていることも見えてきます。
「10個ミッションクリアごとに100円」(40代・群馬県・子ども2人)
「1か月500円。文具など必要な物は親が購入」(40代・岐阜県・子ども2人)
「5年生からお小遣い制で、月500円。6年生になったら600円」(40代・長野県・子ども1人)
「小学生のうちは学年×100円で考えています」(40代・兵庫県・子ども2人)
「年齢で7歳なら700円~12歳なら1200円といった感じで渡していた」(40代・北海道・子ども2人)
1000円~2000円未満
次いで多くの声を集めたのは「1000〜2000円未満」という回答です。
「1000円渡している」(40代・三重県・子ども2人)
「1700円」(40代・千葉県・子ども4人)
「1500円です」(40代・京都府・子ども1人)
「1600円」(40代・福岡県・子ども1人)
2000円~5000円未満
行動範囲の広い子どもの場合は、交通費も必要経費になりますね。
「2000円」(40代・京都府・子ども2人)
「交通費入れて3000円」(40代・埼玉県・子ども3人)
5000円~
少数意見ではありましたが、5000円以上という回答も。金額が大きくなるほど、より計画的な管理が必要になりそうです。
「5000円です」(40代・愛知県・子ども1人)
小学生へのお小遣い、渡し方は?
続いては、お小遣いの渡し方についても詳しく聞いてみました。
毎月定額のお小遣い制
月ごとに定額のお小遣いを渡すという家庭では、先ほどのアンケートによると学年や年齢によって金額を考えることが多いようですね。毎月のことなので子ども自身で把握しやすく、お小遣い帳などをつけて管理しやすいというメリットがあります。
必要な時に必要な分を渡す
定額制ではなく、必要なときにその都度渡すという家庭も。その際には、どんなものをなぜ買いたいのか、親もきちんと把握して管理することが大事になりそうです。
学校の成績や手伝いに応じて渡す
お手伝いした内容によって、お小遣いの金額を設定するという方法もありました。各家庭によって個性豊かな内容が寄せられました。
「お皿を拭くと1回5円」(40代・大阪府・子ども2人)
「お手伝い1回で10円」(40代・新潟県・子ども1人)
「お手伝いスタンプカードを作って、50個貯まれば5ドル。ニュースを見て、日本円でいくらになるか計算して親に申請することにしています」(40代・埼玉県・子ども1人)
「小学1〜3年はお手伝いやテストで100点の時に10〜50円、その後は定額制」(40代・神奈川県・子ども1人)
お小遣いはお金の価値を知る第一歩
各家庭からさまざまな意見が集まりましたが、お小遣いはお金の使い方や価値を学ぶ第一歩。子どもの成長にあわせて、少しずつステップを踏んでいけるといいですね。小学生のお子さんがいるご家庭は、ぜひ参考にしてみてください。
※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(以下同。未回答含む)
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