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2023.07.09

【武勇伝】とは? その意味や類語、武勇伝を語りたくなる心理などを解説

 

武勇伝には「武勇に優れた人の伝記」「勇ましい手柄話。腕力沙汰になった事件などを冷やかしていう言葉」という意味があります。この記事では、武勇伝を語りたがる心理やその類語なども解説。

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武勇伝とは

「武勇伝」という言葉を聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか? かつて「武勇伝」という言葉をネタに用いて、ブレイクした芸人のことを思い出す人もいるかもしれません。

お笑いのネタに限らず、武勇伝という単語は普段の生活でも耳にすることがあります。友だちとのおしゃべりやお酒の席で「こんなすごい武勇伝があった!」と盛り上がることもあるでしょう。

この記事では、そんな武勇伝の意味や類語などについてわかりやすく簡単に解説します。

鉄砲隊

意味

武勇伝は「武勇に優れた人の伝記」や「勇ましい手柄話。腕力沙汰になった事件などを冷やかしていう言葉」といった意味の言葉です。

一般的には、後者の意味で用いられているケースが多いでしょう。学生時代など若い時にあった印象的な出来事を、武勇伝として語ることはよくあります。例として「よく異性にモテた」とか「学年でずっと走りが1位だった」などは、あるあるエピソードといえるでしょう。

人によっては仕事で「3日間連続で徹夜した」とか「1日の売上が1億だった」といった武勇伝などもあるかもしれません。また、戦国武将の逸話を武勇伝と見なすことも。お酒の席や合コン、説教などの場面でいろいろな武勇伝が語られます。

武勇伝を語る心理とは

それでは、自分の武勇伝を語りたがる人の心理とは、どのようなものであるのかについて見ていきましょう。

ドリンクカップを手に談笑している人々

1:注目されたい

内容にもよりますが、基本的に武勇伝の内容というのは多くの人が驚くものです。驚くということは、それだけ注目されるということ。つまり、自分に注目してほしいという気持ちから武勇伝を話すケースも考えられます。かっこよく見られたい、という心理が働くケースも。

2:笑わせたい

武勇伝というのは、勇ましいものばかりではなく、笑うような面白い話もあります。実際、お笑いのネタに武勇伝という言葉が使われていたぐらいです。派手にやらかしたり、ドジなことをしたりした体験も武勇伝として語られることがあります。お酒の席で盛り上がるかもしれません。

3:過去の栄光を忘れられない

「昔の自分はこうだった」というスタイルで、昔がんばったことや成果を出したことを武勇伝として語る人もいます。会社の上司がそのような武勇伝を語っていた、という人もいるかもしれません。

かつての栄光を忘れられない、自慢したいという心理があるのでしょう。また、部下の説教のために武勇伝を持ち出すケースも少なからずあるようです。

4:馬鹿にされたくない

自分の周りが能力のある人間ばかりだと、億劫に感じることがあるかもしれません。そのため、周囲の人間に畏怖の念を抱かせたいという気持ちが働き、武勇伝を語るケースも。一種の防衛策ともいえます。

武勇伝は個人的な話になることが多いので、人によっては興味を持たれないこともあるかもしれません。また、内容次第では敬遠されるケースも。相手とのコミュニケーションを活性化するために武勇伝を用いることもできますが、まずは聞き手が自分の武勇伝を聞いてどう感じるのか想像したいところですね。

もしも自分が武勇伝を聞かされる側であって、あまり聞きたくない内容であれば、なんとかしたいもの。そこで、別の話題に変えたり、適度に共感したり、質問を返したりするなどの対応策があります。相手が親しい同僚や同級生などであれば、自分の本心を遠慮することなく伝えられますが、上司などともなればなかなか難しいところですね。

武勇伝の類語

武勇伝にも類語はあります。いくつか見ていきましょう。

立ち並ぶ高層ビルの写真

1:立志伝

「りっしでん」と読みます。意味は「志を立てて、苦労と努力を重ねた末に成功した人の伝記」。伝記である点で、武勇伝の類似表現といえるでしょう。歴史上の有名人物や成功した実業家などに関わる立志伝は、数多くあります。

2:列伝

「れつでん」と読みます。意味は「人々の伝記を書き並べたもの」「紀伝体の歴史で、有名人の伝記を書き連ねたもの」。こちらも伝記である点で、武勇伝の類似表現といえます。何人もの創業者の伝記をまとめた列伝が書籍になっていることもあります。

3:外伝

「がいでん」と読みます。意味は「正式の記録以外の伝記。本伝に掲載されていない逸話などの集めたもの」。これも、伝記であるという点で、武勇伝の類似表現といえます。「外」という漢字がついていることからもわかるように、補助的な伝記や注釈としての位置づけです。

人気の高い映画やアニメでは数多くの外伝が作られ、物語の世界がより広くなっていく傾向に。本編では脇役だったキャラクターを主人公にした外伝はよくあります。

武勇伝の英語表現

武勇伝を英語で表現すると、「heroic episode」となります。「heroic」には「英雄たちの、あっぱれな」といった意味があり、「heroic episode」で「あっぱれなエピソード」すなわち武勇伝を表現することが可能です。

他にも、腕力沙汰を冷やかして「acts of violence」と表現することもあります。

ビールジョッキで乾杯している人々の手元

最後に

武勇伝とは簡単に言うと「勇ましい手柄話」のこと。仕事場やお酒の席で、武勇伝を聞いたりすることはあるでしょう。たいていの人には自分のことをよく見てもらいたいという気持ちがあるでしょうから、武勇伝を語るというのは自然なことともいえます。

ただ武勇伝は基本的に個人のことですので、人によっては武勇伝を聞かされてもよい印象を抱かない可能性も。そのため、自分が武勇伝を語ろうと思った際は一度、聞かされた相手がどう感じるかを想像してみると良いかもしれません。

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