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2023.10.03

現代人必須の能力「メディア・リテラシー」とは? 定義や必要とされるシーンを紹介

 

最近よく目にする「メディア・リテラシー」。学校では、子供たちに向けてメディア・リテラシーの教育が始まっています。メディア・リテラシーは今後ますます必要になるでしょう。この記事で、定義などを紹介します。

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メディア・リテラシーとは何か

情報の価値が高まっている現代において、メディア・リテラシーは必ず身につけておくべき能力です。メディアから得られるものは数えきれないほどありますが、反面、メディアに振り回され、心身のバランスを崩す、大きな損失を抱えてしまうということも起こっています。

総務省のホームページで、メディア・リテラシーについて触れていますので、それを紹介しましょう。

スマホを操作する人

総務省の定義とは

○メディア・リテラシーとは:
次の3つを構成要素とする、複合的な能力のこと。
1:メディアを主体的に読み解く能力。
2:メディアにアクセスし、活用する能力。
3:メディアを通じコミュニケーションする能力。特に、情報の読み手との相互作用的(インタラクティブ) コミュニケーション能力。
出典:総務省|放送分野におけるメディアリテラシー 

上記は、総務省ホームページで公開されている情報です。大人だけでなく、子供向けのページもあることから、メディア・リテラシーがいかに重視され、あらゆる世代に必要とされていることが読み取れます。

そもそも、メディアとは何か

メディアとは、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌・オンラインメディアの5つをはじめとする、情報伝達の手段のこと。多くの情報は、メディアを通して伝えられています。

しかし、メディアで流れる情報がすべて正しいとはいえません。だからこそ、「テレビが報道しているから」「新聞の報道だから」と鵜呑みにするのではなく、自ら積極的に情報を理解することが必要です。

また、今は複数のメディアがあります。それぞれのメディアを適切に活用することができれば、比較的容易に情報の比較や分析をすることができ、真偽の確認ができるはずです。

つまり、メディアを活用する能力を身につけることは、危険回避につながるということ。メディア・リテラシーに関する教育は、今後さらに活発になるでしょう。

メディア・リテラシーが必要なシーンとは

メディア・リテラシーはさまざまなシーンで必要とされています。ここでは、社会人に焦点をあて、必要なシーンには何があるかを紹介します。

メディアと教育の歯車

業務で情報を発信するとき

社会人にとってメディア・リテラシーが必要になるシーンには次のものがあります。

・自社のSNSやブログなどを更新する
・取引先やお客様に提案をする
・社内でプレゼンテーションをする
・公表用や共有用の資料作成

上記のようなシーンでは、何かしらのメディアの情報を参考にすることがあるはずです。参考にした情報源が信用のおける機関であればよいのですが、そうでない場合、情報に正確性や信頼性があるかどうかをしっかりとリサーチしてください。

誤った情報を伝えてしまうと、信頼を失うだけでなく、大きなトラブルを引き起こす可能性があります。それを防ぐためにも、情報源はしっかりと選ぶようにしてください。

他社・他者に対する情報を扱うとき

自社以外の情報を扱うときも、メディア・リテラシーが求められます。特に、人の命や尊厳に関係することは、細心の注意を払い、正しい情報のみを扱わなければなりません。そのためにも、情報源を厳選すること、その情報の根拠は何か、情報に偏りがないかどうかは、徹底したチェックが必要です。

プライバシーに関する情報を扱うとき

特にオンラインメディアで見受けられることですが、他者のプライバシーに関する情報を扱う際、相手に無断で個人情報を発信するのは絶対に避けましょう。相手の顔写真や勤務先、SNSのアカウント名などは、住所や名前と同じ大切な個人情報です。オンラインメディアでこれらの情報を扱う際は、事前に公開の可否を相手に確認してください。

プライバシーに関する情報を本人に無断で公開すると、大きなトラブルになる、場合によっては犯罪とみなされるということも。だからこそ、相手への確認は怠らないようにしましょう。

メディア・リテラシーを身につけるには

ここからはメディア・リテラシーを身につけるにはどうすればよいかを見ていきましょう。個人でできることもたくさんあります。

文献がいっぱいのイラスト

情報源に注意を払う

繰り返しになりますが、情報源には十分に注意を払うようにしてください。国や官公庁など、信頼できる公的機関が発信のものであればよいですが、そうでない場合は、入念にリサーチすることをおすすめします。特に自分が発信する場合は、気をつけてくださいね。

データや文献の表記はしっかりと確認を

公的機関が公表している以外の情報にも、有用なものはたくさんあります。その情報が信頼できるかどうかは、データや文献の表記をしっかりと確認して判断するとよいでしょう。自分でリサーチしても確認を持てない場合は、専門家に尋ねるのも一つ。あいまいなまま、自己判断で情報を鵜呑みにする、発信するというのは避けることをおすすめします。

情報収集は、複数の情報源から

メディアで情報収集をする際は、複数のメディアを活用し、複数の情報源を探して、情報やデータを集めるようにしてください。同じ情報でも、メディアによっては、伝える内容に差が生じることがあるからです。

複数のメディアからいくつかの情報を組み合わせれば、情報の全体像が見えてくるということも。また、そうすることで、情報の偏りを防ぐことにもつながります。

情報発信におけるマナーやルールの再確認

メディアで情報発信をする際は、発信におけるマナーやルールを再確認しておきましょう。特に注意したいのが、著作権や肖像権、プライバシーに関する配慮です。知らずに発信した投稿がこれらに抵触していても、知らなかったでは済まされません。トラブルにならないよう、マナーやルールも事前にしっかりと確認しておきましょう。

自分の目で必ず確認を

メディアから伝えられる情報を見極めるのは、容易なことではありません。特に、テレビや新聞、オンラインメディアで発信される情報は、疑うことなく「正しい」と思いがちです。

しかし、情報を鵜呑みにせず、自ら考え確認する癖をつけておけば、自分にとって適切な情報を選びやすくなります。どのようなメディアの情報であっても、必ず自分の目で確認し、情報に踊らされないようにしてくださいね。

最後に

「メディア・リテラシー」は、メディアから発信される情報を読み解き、上手く活用し、コミュニケーションする能力として生かすことを指します。メディア発信の情報に踊らされることがないよう、メディア・リテラシーを身につけていきたいですね。

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