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2023.11.07

「疾風迅雷」の意味とは? 使い方や類語表現をわかりやすく解説

 

「疾風迅雷」とは、「激しい風と激しい雷(かみなり)」のこと。転じて、「事態や行動の変化が急であり、非常にすばやくすさまじいこと」のたとえとして用いられます。本記事では、「疾風迅雷」の意味や英語表現、使い方、類語表現なども見ていきましょう。

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「疾風迅雷」とは?

「疾風迅雷」という四字熟語をご存じですか? 冨樫義博先生の大人気マンガ『HUNTER×HUNTER』(集英社)に登場するキルアというキャラクターが繰り出す攻撃の名前でもあるので、聞いたことがある方も多いかもしれません。

本記事では、この「疾風迅雷」という四字熟語について、一緒に見ていきましょう。「疾風迅雷」の意味だけでなく、英語表現や使い方、類語表現なども紹介します。

ノートパソコンや積み上げられた本の周りにパソコン作業をしたり資料を見たりする小さな人々が描かれたイラスト

「疾風迅雷」の意味

まずは、「疾風迅雷」の意味から。「疾風迅雷」は「しっぷうじんらい」と読み、意味は「激しい風と激しい雷」のこと。それが転じて、「事態や行動の変化が急で、非常にすばやくすさまじいこと」の比喩として用いられることが多いです。

そもそも「疾風」には、「強くはやく吹く風」という意味があります。また、風力の段階を表す言葉でもあり、毎秒風速8.0から10.7メートルの風を「疾風」と呼ぶのです。

また「迅雷」は、「激しい雷鳴」のこと。雷が急に鳴り出すようなニュアンスが含まれています。

「疾風迅雷」の英語表現を紹介

「疾風迅雷」の英語表現も見てみましょう。日本語では比喩的に使われることが多いですが、英語ではどのように表せばよいのでしょうか?

たとえば、「like a whirlwind」、「like a lightning」などがシンプルな言い回しです。「whirlwind」には、「旋風」や「竜巻のように激しいもの」という意味があります。一方の「lightning」 は、「電光」「稲妻」「稲光」です。

「like ○○」というのは、「〇〇のように(だ)」と比喩を表す用法です。したがって、「旋風のような」「稲妻のような」というニュアンスになります。

英語表現を考えるときは、日本語の表現に左右されすぎずシンプルに考えるとよいでしょう。

「疾風迅雷」の使い方を例文で紹介

ここまでは、「疾風迅雷」の意味そのものについて見てきました。ここからは、「疾風迅雷」の使い方をマスターしていきましょう。

テーブルを囲んで話し合う4人の人々のイラスト

1:「彼女は疾風迅雷のごとく現れて、窮地を救い、定時だからと帰っていった」

トラブルが起きたり窮地に立たされたりしたとき、突然現れ、消えていくヒーローのような人ってたまにいますよね。「疾風迅雷のごとく」というのは、疾風迅雷のようにという意味でよく使います。

2:「豆まきの鬼の登場に、笑顔だった子どもたちは泣きだし走って逃げ始めた。その勢いはまるで疾風迅雷だ」

「疾風迅雷」は、状況や行動が急激に変わったことを表現する際にも使います。この例文は、節分の際に登場した鬼役を見て、豆まきを楽しんでいた子供たちの様子が急に変わってしまったことを表現した一文です。「疾風迅雷の勢い」と表現することで、子供たちの豹変ぶりが強調されます。

3:「疾風迅雷のようなスピードで瞬く間に広がるうわさ。これは、影響力のあるインフルエンサーの投稿がひとつの原因だろう」

「疾風迅雷のようなスピード」という表現から、非常にはやいというニュアンスを読み取ることができます。このように、状況の変化や、情報などの広がり方がはやいさまを表したいときにも便利な表現です。

「疾風迅雷」の類語表現とは?

さまざまな場面で使える「疾風迅雷」という言葉。ほかにも「すばやい」というニュアンスを持つ言葉があります。ビジネスシーンなど、幅広い場面で自分の感じたことが伝えられそうな表現を紹介します。

棒グラフの上や周囲に小さな人々が描かれたイラスト

1:迅速果断

「迅速果断」とは、「思い切りがよく、すばやく行動を起こすこと」という意味の四字熟語です。「じんそくかだん」と読みます。

「迅速」は、「きわめてはやい」という意味。「果断」は、「思い切って物事を行うこと」を表します。「迅速果断に対応する」というように使うことができます。

2:目にも留まらぬ

四字熟語以外の表現も紹介します。「目にも留まらぬ」とは、言葉の通り「視界に入らないくらい(はやい)」という意味です。「留まらぬ」の読み方は、「とまらぬ」。「とどまらぬ」ではないので気をつけてください。また、「止まらぬ」と書かないよう要注意。

「目にも留まらぬはやさで駆け抜けていった」というように、はやさを強調する際に使います。

3:スピーディー

カジュアルな場面で使いやすい表現が「スピーディー」。「動きがはやく、効率よく物事が行われるさま」を表します。「スピーディ」と表記したりもしますね。

「スピーディーな手さばきに、思わず見とれる」というような使い方ができます。

4:迅速

ビジネスシーンなど、やや言葉遣いに気をつけたい場面では、「人の行動がとてもはやいさま」を表す迅速」がおすすめです。

「迅速な対応を心がけます」などといった使い方ができます。

5:電光石火

「電光石火」とは、「火打ち石や稲妻が発する閃光」のこと。そこから転じて「非常に短い時間」を表すようになりました。また、「動作などが極めてはやい」というニュアンスでも用いられます。読み方は「でんこうせっか」です。

最後に

「疾風迅雷」とは、「事態や行動の変化が急であり、非常にすばやくすさまじいこと」。とてもはやい風や雷の様子からこの言葉が生まれました。類語表現には、「迅速果断」や「目にも留まらぬ」、「スピーディー」などがあります。本記事で紹介したことを、ぜひ日常生活の中で応用してみてはいかがでしょうか。

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