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2023.11.13

「要約」のやり方を知っていますか? 手順からポイントまでを紹介

 

「要約」とは、文章などの要点をとりまとめること。要約をするには、元の文章の内容を正しく把握し、簡潔にまとめなければなりません。要約をする際は、手順に沿いポイントを押さえることが大切。この記事で紹介します。

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要約とは? 意味を確認

「会議の内容を要約してください」と言われ、何をすればよいかわからなかったという経験はありませんか? 要約とは何かわかっていても、実際に何から手をつければいいか悩んでしまいますよね。

要約をするには、手順やポイントを知っておくことが大切です。やり方に沿って、スムーズに要約を進めていきましょう。まずは要約とは何か、意味を紹介します。

手帳とペン

要約の意味を辞書で確認

よう-やく
1:文章などの要点をとりまとめること。また、そのまとめたもの。「読んだ本の内容を—して話す」
2:約束を結ぶこと。また、約束。「こう云う余所行(よそゆき)の感情を不断に維持するにはどれ丈(だけ)の—がいるか」〈鴎外・雁〉
(出典:小学館 デジタル大辞泉)

要約とは、筆者の伝えたいことを簡潔にまとめることを指します。要約をすることで元の文章の理解度が深まり、理解しやすくなるでしょう。

また、筆者とは違う人が要約をすることで、情報の相違点や特徴に気づきやすくなるというメリットがあります。要約は、重要な役割を担う作業といえるでしょう。

似ている言葉には「要旨」「大意」「レジメ」など

「要約」と似た意味を持つ言葉はいくつかあります。主要な内容やあらましを意味する「要旨」、大体の意味やおおよその趣旨を意味する「大意」などが挙げられるでしょう。また、教育やビジネスの現場では要約や大意といった意味合いで「レジメ」という表現が使われることも。会議や授業などで、その内容を手みじかにまとめたものは「レジメ」と呼ばれます。

文章の要約とは? 手順を紹介

ここからは、要約の手順を紹介します。以下を参考に、要約にチャレンジしてみてください。

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ステップ1:まず読む

要約は、インプットから開始します。元となる文章の全体像を把握し、意味が通じないと思う箇所や、違和感を覚える箇所がないかをチェック。全文を一言一句読む必要はありませんが、何度も出てくるキーワードは把握しておきましょう

また、筆者の目線を意識し、内容を正確に把握しながら進めるようにしましょう。

ステップ2:かたまりごとに分ける

全体像の把握ができたら、次にするのは、同じ意味をもつ個所をかたまりに分けることです。文章であれば、意味のつながりで文章をひとまとめにした意味段落ごとに分けるといいですね。このとき、「しかし」や「ところで」などの逆説や転換の接続詞を意識すると、区切りやすくなるでしょう。

ここで分けたかたまりごとに文章を整理し、全体的な構成を理解していくと効率的です。

ステップ3:要点とキーワードをピックアップ

次は、筆者が伝えたいであろう部分をピックアップしていきます。何度も出てくる言葉があれば、それがキーワードかもしれません。キーワードは、主張や理由、結論に共通して登場しますので、チェックしておきたいところ。

また、ステップ2で分けたかたまりを一言で表す場合、どのようになるかも意識してください。それが要点になります。

抽出した要点とキーワードをつなげ、論理的な流れになっているかどうかも確認を。違和感がなければOKです。

ステップ4:まとめる

最後は、要点とキーワードを軸にしながら、内容をまとめていきます。専門用語は誰が読んでもわかるように言い換え、必要に応じて補足の説明を入れましょう。

また、重複している箇所があれば、随時削除の検討を。主語と述語のねじれや、表現の言い換えなども意識しながら、簡潔な文章に仕上げていきます。

要約する上で知っておきたいこと

要約をする上で知っておくべきことを紹介します。ポイントとなることですので、押さえておくと役立つでしょう。

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無断引用はしない

要約の際、元の文章をそのまま引用するのは避けましょう。そもそも要約とは、筆者の主張や意見、見解をわかりやすくまとめたもの。引用すると、要約の意味がなくなってしまいます。どうしても引用が必要となる箇所以外は、可能な限り自分の言葉で作成しましょう。

不要な文章は修正、削除

重複している箇所や、不要だと思う文章は適宜修正、削除していきましょう。人は、主張したいことや重要だと考えることを繰り返し述べがちです。また、一度説明している内容でも、言葉を変えて再度説明しているケースがあるので、その辺りもチェックすることをおすすめします。

不要な箇所が多いと、本当に伝えたい箇所がぼやけてしまいがち。要約は簡潔であることが前提のため、読みやすさや理解しやすさを意識するようにしてください。

キーワードは必ず入れる

筆者が主張したいキーワードは、必ず要約に入れます。言い換えも可能な限り避けましょう。キーワードとなりうるのは、繰り返し出てくる言葉や、強調している言葉。文章であれば、鍵かっこでくくられている言葉も探しましょう。

また、固有名詞も重要です。具体的な情報であるというケースがありますので、見逃さないようにしてください。

文章の順番はそのままで

要約の場合、元となる文章などの順番を変えずに作成するというのが鉄則です。繰り返しになりますが、要約はあくまでも筆者の意見や考えをまとめたもの。そのことを意識し、論理構成を崩すことは避けてください。

自分の意見や解釈は不要

要約に、要約を行う人の意見や解釈は必要ありません。要約をする上で、読み手に伝わるように言い換え表現などを使うことは可能ですが、自分の意見や見解、解釈を入れることはNG。また、解釈違いを起こさないよう、その点も注意を払いましょう。

要約は難しくない!

要約に慣れないうちは、手順に沿って進めても上手にできないこともあるかもしれません。しかし、まとめ方のポイントを押さえ、手順を覚えてしまえば、スムーズにできるようになるはずです。

デスクの上に積み重ねられている、クリップで留められた資料の写真

要約でもっとも気を配りたいのは、要約する内容を自分が正しく把握しているかどうか。解釈違いや勘違いが生じると、内容が変わってしまうため注意が必要です。

繰り返し取り組むと、要約力は確実に身につきます。最初は手順に沿い、ポイントを押さえながら挑戦してみてください。

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