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2023.12.26

ほっそく?はっそく?「発足」の意味や読み方、言い換え表現をまとめて解説!

「発足」の言い換え表現
  1. 発進
  2. 設立
  3. 始動
  4. 創立
  5. 緒に就く
  6. 創業

発進

「発進」は、新しい取り組みやプロジェクトが始まるときに使われる言葉です。「プロジェクトが発進する」「新しい試みが発進した」という表現がされます。もちろんこの表現においては「発足」に言い換えることも可能です。ただし、乗り物が「発進」するといった意味で用いる場合は、「発足」と言い換えることはできないため、注意してください。

設立

「設立」は、何かを初めて立ち上げる際に使われる言葉です。主に会社などの組織を形成する際に用いられます。「設立行為」と表現する場合は、法的な手続きや法人の登録などを含めた行為が該当するでしょう。「発足」は法的手続きを伴わないため、法的な制約なしに自発的に始められます。法的手続きの有無という点で、両者の言葉には違いがあります。

始動

「始動」とは、大規模な事業や計画が開始される際に使われる言葉です。例えば「新しい事業が始動する」といった文脈で使われるでしょう。物事が順調にスタートする場合、「発足」と「始動」は同義語として使うことができます。

創立

「創立」は「設立」と同様に、法的手続きが必要な組織に対して用いられますが、「創立」は「初めて立ち上げた」ことをより強調する言葉です。対して「発足」の場合は、法的手続きが必要な組織や機関以外にも用いられるため、創立とは多少ニュアンスが異なります。

緒に就く

「緒に就く(しょにつく)」は、日常会話であまり使われない言葉かもしれません。これは事業や計画が始まることを指します。「始動」や「発進」は大規模な事業やプロジェクトの開始を表すのに対し、「緒に就く」は小規模な事業やプロジェクトの開始が対象です。これに対して「発足」は、規模の大きさに関係なく、事業や計画が新しく始まるときに利用できる言葉です。

創業

会社や店が初めて立ち上がることを「創業」と表現します。これも創立と同様に「初めての立ち上げである」ことが重要です。また、法的手続きが必要な組織や機関にも適用されます。「発足」で言い換える際は、法的手続きが必要な組織や店以外に用いられる言葉です。

「発足」の対義語

ここからは、組織や活動の開始、新たな展開を指す「発足」の反対語をご紹介。反対語としては、ある事柄を終結させるといった意味を持つ「解散」や「解団」などが該当します。

契約書を破棄する様子 イラスト

(C)Adobe Stock

「解散」とは、団体や企業がその活動を停止することです。「連盟は解散した」「グループが解散した」といった文脈で使用されます。「解団」もまた、団体がその活動を中止することを表す言葉です。「解散」よりもさらに具体的な集団が対象です。

「発足」を正確に読み、使いこなそう!

ビジネスシーンでも頻繁に用いられる「発足」について、言葉の読み方や意味、使い方、言い換え表現をまとめて紹介しました。「発足」は「ほっそく」と発音する場合は、新しい取り組みが始まる際に使用される言葉です。しかし「はっそく」と読む場合は、どこかへ出発することを指します。それぞれの意味の違いを把握しておきましょう。

メイン・アイキャッチ画像:(C)Adobe Stock

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