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2024.05.22

「訴求力」とは消費者の購買意欲に働きかけること! 意味や使い方を紹介

「訴求力」は広告や宣伝、マーケティングなどで使われている用語。「そきゅうりょく」と読みます。商品やサービスの販売において欠かせない用語ですので、意味や使い方を把握しておくといいですね。本記事で紹介します。

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「訴求力」とは?

「訴求力」は、マーケティングなどで用いられる言葉ですが、意味はあまり知られていないかもしれません。「訴求力」と聞いて、なんとなくのイメージはあるけれど、正確な意味はわからないという人もいるでしょう。広告やSNSでも注目される言葉ですので、意味や使い方を知っておくのもいいですね。

まずは「訴求」の意味についてチェックしていきましょう。辞書で調べた意味を紹介します。

「訴求」の意味

【訴求】
読み方:そきゅう

広告や販売などで、消費者の購買意欲に働きかけること。「—対象」
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

商品やサービスを提供する側が、自社商品(サービス)を購入してもらえるようアピールするのが「訴求」です。利用や購入で得られるメリットや魅力を広告などでアピールし、「購入したい」「利用したい」と思わせるようにします。

「訴求力」は「欲しい」という気持ちを呼び起こす力

「訴求力」とは、宣伝や広告などを使い、消費者に「購入したい」「利用したい」と思わせる力のこと。そのような気持ちを呼び起こす力を指す言葉です。

「訴求力」は、広告宣伝やマーケティング、SNS運用などで使われる用語の一つ。一般的にはあまり知られていないかもしれませんが、販売に関連する重要な言葉と言えるでしょう。

スマホと女性

(c) Adobe Stock

「訴求力」使い方を紹介

「訴求力」の使い方を紹介します。まずはどのようなシーンで使われるのかを見ていきましょう。

「訴求力」を使うシーンとは

多いのは、広告宣伝やマーケティング、SNS運用、商品企画などでしょう。販売数や売上アップに関連する業務で頻出する言葉です。

「訴求力」は、売上などの分析、PRの方法、マーケティング手法などを論議する際によく登場します。売行きや売上において重要な意味を持つ言葉であり、議題のメインテーマとして取り上げられることも。

日常生活で「訴求力」を使うことはほとんどないかもしれませんね。しかし、今は個人もSNSを運用する時代。意味や使い方を把握しておいて損はないでしょう。

「訴求力」の例文を紹介

訴求力は、「高い」「低い」「高める」「ある」「ない」などの言葉をつけて使うことがほとんどです。例文で使い方を紹介します。

《例文》
・訴求力が高かったこともあり、新商品は飛ぶように売れている
・この結果を見ると、この広告では訴求力が低いと言わざるをえない
・広告戦略の方針を変更するのは、訴求力を高めるためです
・キャッチコピーに訴求力があるかどうかが問題だ
・訴求力がないのは、戦略を見誤ったからではないだろうか

広告宣伝やマーケティングにおいては、「訴求力が高い」「訴求力がある」のが望ましいとされます。

「訴求力」を使う際の注意点

「訴求力」を使う場合の注意点を紹介します。

書き言葉として使う場合、漢字表記を間違えやすいかもしれません。特に同じ読み方の「遡及」「遡求」と混同しないよう注意してください。誤用すると、まったく違う意味で相手に伝わってしまいます。

また、個人の強みをアピールする際、「私の強みは訴求力があること」のように使うのはNG。「アピール力がある」という意味で使ったとしても、相手には正確に伝わらないでしょう。

「訴求力」は、広告や宣伝などに関して使う言葉。個人の能力や強みを表すのには適さないと言えます。

スマホとバッグ

(c) Adobe Stock

「訴求力」に関連する言葉

ここからは、「訴求力」に関連する言葉を紹介します。いずれも広告宣伝やSNS運用などで使われる言葉ですので、ぜひチェックしてください。

「訴求効果」

「訴求効果」とは、消費者の購入意欲を呼び起こす効果のこと。マーケティングでは、実施した施策において訴求効果がどの程度あったのかを測り、分析します。費用対効果に優れた施策を見つけることが重要とされているためです。マーケティングや広告宣伝に関わる人はもちろん、SNS運用を考えている人も覚えておきたい言葉と言えるでしょう。

「訴求対象」

「訴求対象」とは、その商品やサービスを購入してもらいたい消費者のこと。特定の購入者層を指すこともあります。「ターゲット」と表現することも。広告やマーケティングにおいて、訴求対象の設定は基本とされるもの。訴求対象に合わせ、広告や宣伝を展開していきます。

「訴求ポイント」

「訴求ポイント」とは、消費者の購入意欲を刺激する商品やサービスのアピールポイントのこと。「訴求点」と呼ばれることも。訴求ポイントを作る際は、誤認表示に注意しなければなりません。誇大表現や虚偽の表現、過度に煽るような表現を使用すると、処罰の対象になることもあります。

「訴求力」と似ている言葉は?

「訴求力」と似ている言葉を見ていきましょう。

「アピール力」

「アピール力」は、人々や世論などに広く訴えることや、訴えそのものを表す言葉。人々に受け入れられることや、人を惹きつける魅力という意味も持ちます。人々の関心をひきつけるという意味で使われることもありますので、「訴求力」を言い換えたい場合に使える言葉です。

「アピール力」は物やサービスだけでなく、人に対しても使えます。自分の強みや長所を述べる際、「アピール力」を取り上げるのもいいでしょう。

「シズル感」

「シズル感」とは、食べ物や飲み物の広告写真で、食欲や購買意欲が刺激される感覚のこと。おいしさや新鮮さなどを、購買者に訴えかけるセンスを意味することもあります。「シズル」とは、英語「sizzle」が由来のカタカナ語。「sizzle」は、揚げ物などがジュージューいう音を表し、消費者の五感に訴えて購買意欲をそそる広告表現のことを指します。

「セールスポイント」

「セールスポイント」とは、商品の販売に際し、特に消費者に強調できるような商品の特長のこと。また、売り込むべき長所や人を惹きつける魅力という意味もあります。就活などでは、「あなたのセールスポイントは?」のように質問されるということも。この場合は、自分の強みや長所などを答えるといいですね。

カラフルなバッグ

(c) Adobe Stock

「PR力」

「Public Relations(パブリックリレーションズ)」の略語。「ピーアール」ではなく「PR」と表記するのが一般的です。商品やサービスについて広く知ってもらい、理解を高めるための活動や、その企業自体の評価を向上させるための活動を指します。

最後に

「訴求力」の意味や読み方、使い方、使う際の注意点、似ている言葉などをまとめました。「訴求力」は、広告宣伝やマーケティングのジャンルで使われている用語です。ビジネスシーン以外ではあまり登場しない言葉ですが、社会人としては意味を理解しておきたいですね。

TOP画像/(c)Adobe Stock

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