【目次】
・バブル上司と平成部下の板ばさみで悲惨!?40代女子「プチ管理職」って!?
・プチ管理職を悩ませる!バブル上司のあるある事件簿
・平成部下は折れやすかったり厚かましかったりで、制御不能!?
・プチ管理職世代のピンチを乗り切るリアル対処法【バブル上司編】
・プチ管理職世代のピンチを乗り切るリアル対処法【平成部下編】
【目次】
バブル上司と平成部下の板ばさみで悲惨!? 40代女子「プチ管理職」って!?
読者の6割が〝出世したくない〟と考えるアラフォー世代。しかし30代ともなれば主任やマネージャーなどのプチ管=プチ管理職に登用され、いやがおうにも上司と部下の板挟みに…。
Q バブル上司や平成部下に対して自分は寛容だと思う
プチ管の悩みに多く挙がったのが、バブル世代の上司に平成生まれの部下。「できればおおらかに受け止めたい」(36歳・金融)、「寛容な気持ちはあるけど、納得いかない自分もいて…」(34歳・IT)。悩む姿がうかがえます。
▶︎バブル上司と平成部下の板ばさみで悲惨!?40代女子「プチ管理職」って!?
プチ管理職を悩ませる!バブル上司のあるある事件簿
【傾向1】基本的に楽観主義でおおざっぱ
・繁忙期にひとりパズルを解く…
「毎月届く業界の会報誌。ある日の夕方、最新号を上司の席に届けておき、翌朝休日出勤した私が、その会報誌をちょっとのぞいて見ると…。なんと最終ページのクロスワードパズルが早くも全問解かれていて超びっくり!解答は「ソウメン」でした。思わず脱力しちゃいました…。繁忙期でみんなが忙しそうであっても、連日ほぼ定時に退社してしまうその上司。あまりの衝撃に、すぐ同じプチ管仲間の同僚に報告させていただきました」(40歳・旅行)
【傾向2】若い世代を孫扱い!?指導しないし?らない
・いつも尻ぬぐいはプチ管の私
「資料のアウトプットがイマイチな平成部下を、ほめて育てようと考えている様子のバブル上司。時間をかけたわりにツメが甘い資料を受け取り『やればできるじゃないか!』と、太っ腹上司を演じている。そしてあとでこっそり私の席に近寄ってきて『ゴメン、これちょっとまとめ直しておいてくれるかな』と、あっさり修正を振ってくるのはやめてください。ここはちゃんと育てていくべき」(35歳・不動産)
【傾向3】リーダーシップ観が古い!自分の経験を押し付ける
・俺の時代をもちだす上司
「同業他社が増え、法規が年々厳しくなり、簡単には仕事がとれない時代になって工程も煩雑化。なのに上司に『俺の時代はもっと仕事があった。お前らの営業能力が低いんじゃないのか?』とか『仕事効率が悪いから残業が多いんだ』などと、過去の時代と比べられるたびに、イラッときてしまいます。しかも上司の昔の仕事をPCで見るとえっと驚くお粗末さ…。なのに私たちには一方的に詰め寄ってくる。非常に腹だたしい気分です」(40歳・運輸)
【傾向4】大胆なのか気分重視か、バブル上司心と秋の空…
・スタートダッシュで力尽きる
「上司は新規提案会議に率先して参加し、役割分担にも手を挙げるため、部の士気が上がります。ですがそれはもって2日。次の会議は顔を見せず宿題も失念。なんなんでしょう」 (39歳・食品)
プチ管理職を悩ませる!何を言っても響かない。平成部下は折れやすかったり厚かましかったりで、制御不能!
【傾向1】年上世代とのリアルコミュニケーションが苦手
・挨拶できない平成部下
「今の若い世代は、こちらの目を見て挨拶してくれず、朝からムカッとくることもたびたびです。間違えることに対しての責任感も薄く、とりあえずあやまればなんとかなると思っているような気配がします」(33歳・会社員)
【傾向2】ビジネスの常識やルールを知らなすぎる
・マニュアルがないと動けない
「会社は仕事をする場所のはずなのに、指示待ちの部下が多くて困っています。動機付けがないと動かない、自分の得意分野以外の仕事は普通にイヤがる。最近はタスクを任せるのにもひと苦労です」(35歳・システム開発)
【傾向3】モチベーションが見えてこない
・やる気や意欲が見えてこない
「鈍感力が高い若手が多く、注意しても気にせず焦りもせずにマイペース。おのずと仕事も滞りがち。そもそも自ら何か考えるという姿勢がないのが問題で。意欲のない子はどう指導していいか、わからない」(35歳・企画運営)
【傾向4】弱いのか?強いのか?傾向とにかく言動が想定外
・後輩に気を使って疲労困憊
「きつく言えば萎縮するし、私も気分が悪くなる。でも何も言わないとさぼったり手を抜かれてしまい、注意すると私の悪口を言いふらす。努力して怒りを抑えていますが、周りには伝わっているかもしれません」(33歳・会社員)
プチ管理職世代のピンチを乗り切るリアル対処法【バブル上司編】
オフィスでトラブル勃発。さてそのときどう動く!? バブル世代上司への対策を聞いてみたところ、こんな方法で乗り切っていることがわかりました。
・ほめ言葉のさしすせそ(さすが・しらなかった・すごい・センスいい・そうなんですか!)は、バブル上司の機嫌をよくする。(37歳・IT系)
・極めて楽観的なバブル上司。逐一確認しながら進めていても、あとでクライアントから大量の修正リクエストが出ることがある。今では先回りして、慎重に準備。転ばぬ先の杖としてのリスク管理をしています。(38歳・広告)
・バブル世代の部長は仕事のダメ出しの際、しゃべりながら怒りが増すとループする。同じ轍をふまないよう、問題点はノートに書き出して整理。課題と解決策を冷静に洗い出す。(35歳・専門職)
プチ管理職世代のピンチを乗り切るリアル対処法【平成部下編】
トラブルが起きたとき、プチ管理職世代が平成部下に対して実際にやっていることって?
・無理にやる気スイッチを押そうとせず、なまあたたかい目で見守る。(35歳・会社員)
・毎回同じミスをくり返す平成部下。そのたびにイヤな気分になるのだけど、最近は〝どんな伝え方をすればこの子が理解しやすいのか〟を考え、伝え方の引き出しを増やしている。(35歳・百貨店)
・部下がどんな仰天失敗をおかしても、脊髄反射で怒りのボルテージをカッと上げずに、極めて冷静に対応しようと努めている。(38歳・IT系)
Domani2017年11月号 “プチ管理職”を救え! より
イラスト/大窪史乃 構成/谷畑まゆみ 再構成/Web Domani編集部