肩こりの原因とは?
肩こりが起こる原因は、ひとつではありません。どのような原因があるのか見ていきましょう。
ストレスや冷え
精神的にストレスを抱えていると、無意識に体に力が入っている状態になります。そのため、筋肉が必要以上に緊張して血流を悪くさせ、肩こりにつながるのです。ストレスを感じたときは意識してストレッチをしたり、ゆっくり湯船に浸かったりして血行を良くするように心掛けましょう。また、体の冷えも肩こりの原因に。体が冷えると血流が悪くなり、筋肉が緊張状態になって、肩こりを引き起こします。
体が冷えるのは冬場だけではありません。夏場の冷房も体を冷やす原因のひとつです。防寒対策をしたり、冷房の温度を調整したりして、体を冷やさないようにしましょう。
運動不足と姿勢の悪さ
仕事や育児で忙しいと、運動不足になりがちです。運動不足になると、肩回りの筋肉がほぐれないことや血流が悪くなることで、肩こりにつながります。毎日適度な運動をするように心掛け全身の血流を良くして筋肉を柔軟にし、肩こりになりにくい体作りをしましょう。
また、近年は、パソコンやスマホに費やす時間が増えています。自分では気付かなくても、姿勢が悪い状態で作業をしている人は少なくありません。姿勢が悪い状態が続くと、筋肉に余計な負担がかかったりや血流が悪くなり、肩がこりやすくなります。パソコンやスマホを使用するときは、姿勢に気を付けて、こまめに肩をストレッチするなどして筋肉をほぐすようにしてください。
骨のゆがみ
骨のゆがみも、肩こりの原因のひとつです。生活習慣や日頃のクセなどで正しい姿勢が保たれていないと、首の骨や鎖骨、肩甲骨などが徐々にゆがんでしまいます。骨のゆがみによって、首や肩回りの筋肉に余計な負担がかかり、肩こりを引き起こすのです。骨のゆがみを防止するためにも、日頃から正しい姿勢を保つように心掛けましょう。
肩こりにおすすめのお家でできるマッサージ
肩こりを悪化させないためにも、マッサージで肩回りをしっかりほぐすようにしましょう。家でできる簡単なマッサージ方法を紹介します。
後頭部ケアで血流をスムーズに
血流が悪くなると肩こりが起こるため、血流を促すマッサージが効果的です。後頭部には、血流をスムーズにするツボがいくつも集中しています。したがって、後頭部を刺激してほぐすことで、肩こりを解消する効果が期待できます。
まず、両手を後頭部に持っていき、親指を耳の後ろの生え際に、人差指から小指までを後頭部の中心から約2cm外側に離した位置にくるように置きましょう。
次に、頭皮を後頭部の中心に寄せるようにしながら、持ち上げるように回します。これを5回ほど繰り返しましょう。