【前髪あり】キュートにもクールにも仕上がるポニーテール
フェミニンでこなれ感のあるふんわりポニー
ふわっとラフで立体感のあるひとつ結びは、後頭部のボリュームと手ぐしによるランダムさがカギ。エアリーなベースを作るために使うのは、シーミスト。シーミストとは塩分が含まれたスタイリング剤で、吹きかけるだけで無造作なボリュームが出る優れもの。丸みのあるシルエットに仕上がり、女性らしく好感度の高い印象に仕上がります。
How to
1:ラフな質感を作るミストを全体に吹きつける
表面だけでなく、毛束を持ち上げながら髪の内側にもつくように吹きつける。根元近くにつけると、髪が細くてボリュームが出にくい人でも自然にふんわり。
■おすすめスタイリング剤
▲ジョンマスターオーガニック S&Lシーミストスプレー N 125ml ¥2,750(税込)
海の風に吹かれたようなドライ&ラフな質感のボリュームスタイルを作るミスト。オーガニックの保湿成分を配合し、髪に潤いを与えてパサつきを防止。リラックス感のあるラベンダーの香り。
2:手ぐしを通してミストをなじませながら髪をまとめる
ミスト成分が髪全体に行き渡るように手ぐしを通してなじませつつ、後頭部の真ん中あたりに髪を集める。サイドはタイトに抑え、後頭部は膨らみを残したまままとめ、丸みのあるシルエットの土台を作る。
3:髪を結んだあと、表面の毛束を少しずつつまみ出して凸凹に
表面の髪を指先で少しずつつまみ出し、凸凹させて立体感をつける。ハチ周りやサイドはほんの少し、トップや後頭部など丸みがほしい部分は大胆につまみ出すのがコツ。最後、もみあげに後れ毛を引き出す。
知的な雰囲気が魅力のタイトポニー
髪にツヤと潤いを与えるしっとり系スタイリング剤を使い、表面をなめらかに整えながらタイトなフォルムにしたひとつ結び。モードっぽさを感じるタイトなアレンジは、辛口でハンサムなムードに。束感のある後れ毛や前髪など、ディテールまで作り込むことがおしゃれに見せる秘訣。
How to
1:髪がしっとりするヘアクリームなどを全体になじませる
油分があってのびのいいヘアクリームなどを髪全体によくなじませる。髪が広がる人や、剛毛で扱いにく人には特におすすめ。髪が細くて少ない場合、ヘアクリームをつけすぎるとベタッと見えるため、つける量を調節して。
■おすすめスタイリング剤
▲大島椿 ヘアクリーム しっとり 160g ¥1,023(税込/編集部調べ)
椿油配合のクリームは、スタイリングにも洗い流さないトリートメントとしても使える。リペア成分が傷んだ髪を補修し、椿油が髪1本1本の表面をコーティング。広がりがちな髪も、しっとりツヤツヤに。
2:コームで髪の表面を整えながらタイトに結ぶ
コームを使って根元からとかし、毛流れをタイトに整える。前髪ともみあげの後れ毛を残し、下めの位置でキュッと結ぶ。
小顔効果もあるシンプルタイトポニー
きちんと感があるタイトポニーテールは、仕事はもちろんのこと、小学校や幼稚園の学校行事やPTA、お受験シーンでも定番といえるスタイル。顔まわりにアレンジを加えることで、女性らしい柔らかな雰囲気や華やかさをプラスできます。
How to
1:前髪を斜めに流してコームで整える
手のひらにヘアバームをなじませ、毛流れを整えながら襟足近くでひとつ結びをする。前髪にもヘアバームをつけ、小鼻の延長線上で分け目をとり、分量の多いほうの前髪をコームでなでつけるようにして斜めに流します。
2:コームの先端で毛束を3〜4つ出す
前髪の毛束は、1cm幅の髪を4束に分ける目安の細さがベター。コームのテールを使うと、前髪が崩れることなく束感がつくれます。
3:耳上から毛束を引き出す
指先にヘアバームをなじませたら耳上の髪を引き出し、耳にかぶせます。さらに、細い毛束を数本出して透け感をつくるとおしゃれニュアンスに。落ちてきたもみあげの後れ毛もヘアバームをつけた指先で束にしましょう。
簡単おしゃれにきまるタイトロープアレンジ
忙しくて髪を巻く時間がない時にぴったりなのが、ロープのように髪をねじる「タイトロープ」アレンジです。ゴム2本あればできるとっても楽ちんアレンジなので忙しいワーママにもぴったり。すっきりコンパクトなうえ、毛束にニュアンスができるので顔まわりが華やかに引き締まります。
How to
1:毛束を2つに分けてそれぞれねじる
髪全体を手ぐしでまとめ、コームで整えながら後頭部の襟足近くでひとつ結びにします。結んだ毛束を2つに分け、それぞれの毛束を半分くらいまで、髪が緩まないようきつめに同じ方向にねじります。
2:ねじった2つの毛束同士をねじってひとつにする
2つの毛束をきつめにねじり合わせて1本のロープ状にします。
3:残りの髪もねじり毛先を結ぶ
ステップ1で2つの毛束それぞれをねじったところまで1本にねじり合わせたら、残りの髪も同様(2つの毛束それぞれをねじってから1本にねじり合わせる)にします。毛先5cm程度までねじり合わせたら毛先をゴムでしっかりめに結びます。
4:ヘアカフをつけたら完成
ゴムで結ぶだけでもいいですが、上下のゴムにヘアカフをつけてアクセントを加えるとタイトロープが引き締まり、いっそうおしゃれ見えします。
短め前髪の上品ローポニー
襟足近くでひとつ結びにしたアレンジは、髪全体をピチッとさせず毛束感で凹凸をつけると顔まわりに程よくボリューム感が出で、上品な女性らしさが漂います。パールなど飾りつきのゴムを使うといっそうセレモニーらしい華やかな雰囲気になるのでおすすめです。
How to
1:硬めのワックスを少量とり、手のひら全体に広げてから髪全体につけます。この時、髪を下から上へ持ち上げるようなイメージで空気を入れながらほぐすのがポイント。
2:7対3で分け目をつけ、ブラシで髪をなでつけながら襟足近くで結びます。
3:硬めのワックスを少量、ひとさし指のはらにとり、親指とこすり合わせながらなじませたらトップ部分と後頭部から毛束を引き出します。細く少しずつ引き出すとバランスよく仕上がります。
4:前髪に短い毛がある場合は、ワックスをつけた指で毛束をつまみながら額になでつけるようにして斜めに流します。
シースルーバングの上品カジュアルポニー
キュッとまとめたハチまわりと後れ毛のゆるやかなウェーブのコントラストで品よくカジュアルな印象に。後れ毛に動きを出すことで、さりげなく顔の余白を隠して小顔効果も発揮してくれます。
How to
1:ゆるやかなウェーブをつけた後、タイトなひとつ結びにする
温度160℃のストレートアイロンで中間から毛束を挟み、外と内を交互にカールをつけながら毛先まで巻いてゆるやかなウェーブに。オイルを500円玉大とり、全体にしっかりとなじませた後、好みの高さでタイトなひとつ結びにする。
2:前髪や後れ毛を少量ずつ引き出す
ボサボサにならないようにトップを押さえてバランスを見ながら行いましょう。
3:毛束を引き出してシルエットを整える
耳まわりやトップ、結び目の周辺から毛束を引き出して、丸みのあるシルエットをつくる。爪先でつまみ出すイメージで行うと◎。
4:後れ毛を巻く
後れ毛を少量ずつ分けとり波巻きにして完成。
【前髪なし】上品にまとまる大人ポニーテール
ツイスト編みを仕込んで後ろ姿美人に
マンネリ感を解消してセンスのいいポニーテールを目指すなら、サイドにツイスト編みを仕込むのがおすすめ。後ろ姿美人になるだけでなく、リッチなイメージになるためフォーマルな場のアレンジとしても使えます。
How to
1:サイドの毛束を残してひとつ結びに
耳のラインより前の髪を残して、他は後ろでひとつ結びに。結び目が高いとカジュアルな印象になり、結び目が低いと落ち着いたイメージになります。
2:サイドの毛束をツイスト編みにして巻きつける
残しておいた耳前の髪を2束に分け、ねじってツイスト編みにします。ツイスト編みはゆるみがちなので、程よく強めに編むのがコツ。
毛先近くまで編んだら、ひとつ結びの結び目に巻きつけてピンでしっかり固定します。毛束がほどけないよう、毛束と地の髪をきちんとピンで挟むこと(毛束だけ挟んだり、地の髪だけ挟んだりしないように)。逆サイドの毛束も同様に行います。
3:表面の毛束をつまみ出す
結び目を手で押さながら、後頭部やツイスト編みした毛束の表面の髪を少しずつつまみ出します。最初にたくさんつまみ出してしまうと戻せないので、少しずつつまみ出しましょう。
U字コームを使ったセンターパートの編み込み風ポニー
U字コームとは、U字のフォルムをした大きなヘアピンのこと。U字コームを使えば、時間がなくても編み込みを加えたような凝ったフォルムが簡単に作れます。
How to
1:U字コームをひとつ結びの下から挿す
襟足近くでゴムでひとつ結びにします。ゴムを少し下にずらしてまとめ髪を軽くゆるめたら、まとめ髪の下側からU字コームの先端が出るくらいまで挿します。
2:髪をすくいながらU字コームを半回転させて上から挿す
1で下から挿して髪の表面に出したU字コームの先端を半回転させ、今度は髪の表面側から下に向けて挿します。下に向けて挿すときは、襟足近くの髪をコームにしっかりかませるのと固定力があがります。
3:後頭部の髪から毛束を引き出して崩す
最後に、U字コームを軽く押さえながら、後頭部の髪全体から細い毛束をランダムに引き出します。後頭部全体にニュアンスをつけると、編み込み風ヘアとの一体感が出てバランスよく仕上がります。
エレガントなくるりんぱポニー
ぶきっちょさんでも必ずできて、アレンジで大活躍間違いなしなのが「くるりんぱ」。結び目の上に隙間を作って、そこに結んだ毛束を通すアレンジは、簡単なのにそれなりに見えるのがうれしい。今回は、そのくるりんぱを上から3回繰り返して後頭部に凸凹の立体感を加え、後ろ姿美人に♡
How to
1:前髪をジグザグに分ける
コームの柄など尖ったものを使って、分け目をジグザグにする。直線で分けるより根元がふっくらして小顔に見え、さらにこなれ感も出る。
2:左右のこめかみあたりの毛束を取って後ろでひとつに結び、くるりんぱ
ここで注意したいのが、ハーフアップではなく、サイドの一部の毛束を使ったくるりんぱにすること。毛束がねじられるので、ハーフアップで作るより立体感が出る。ゴムは、細いシリコンゴムを使うこと。さらに、くるりんぱしたあとは、毛束を左右に分けて結び目をキュッと締めることで、ゴムが見えなくなる。
3:その下の毛束も同様に後ろで結んでくるりんぱ
両サイドの耳後ろの毛束を取り、先ほどと同様に後ろで結んでくるりんぱ。最後のキュッと締めは、毛束がいい感じに凸凹になる効果もある。
4:さらにその下の毛束も後ろで結んでくるりんぱ
両サイドの耳下の毛束を取り、今までと同じように後ろで結んでくるりんぱし、キュッと締める。襟足の髪は残しておくこと。
5:上から毛束をつまみ出してこなれ感をプラスする
結び目を押さえながら、指で毛束をランダムにつまみ出してくずしていく。まずはいちばん上の結び目を押さえその上部分の髪をつまみ出し、次は真ん中の結び目を押さえてくるりんぱ部分の毛束をつまみ出して、最後にいちばん下の結び目を押さえて結び目の左右の髪をたゆませるようにつまみ出す。最後は、フォルムが丸くなるように、足りないところの毛束を少しずつつまみ出しながら全体のバランスを整える。