そもそも自制心の意味とは?
自制心とはそもそもどのような意味なのでしょうか?自制心の鍛え方の前に、まずは言葉の意味を確認していきましょう。
自分の欲望を抑えること
自制心は英語で「self control(セルフコントロール)」と表し、欲望を我慢できる気持ちのことをいいます。ダイエット中に甘いものを我慢する・節約のために衝動買いしたい気持ちを抑える・怠けたい気持ちを我慢して資格試験の勉強に取り組むなど、何かを成し遂げるための意志の強さにもつながるものです。
態度や言葉に表れるのは、欲望を我慢して努力する姿勢ですが、内心では「お菓子を食べたい」「新しい服が欲しい」「遊びたい」などと感じているかもしれません。しかし、その気持ちを上手にコントロールして、今取り組むべきことに集中できていれば、自制心を持っているといえます。
自制心があれば理想に近づける
あなたが自制心を強く持ちたいのは、何か理想があるからではないでしょうか?達成したい目標があるけれど、ついラクな方・楽しい方へ流されてしまうから、自制心が欲しい、と感じているはずです。
自制心がある人は、感情的になりにくく冷静に物事を見つめられます。たとえば、今日から節約生活をスタートするとしましょう。出費を抑えるべきポイントとお金を使うべきポイントを的確に見極め、確実に目標を達成します。
また、目標を形にしていく姿勢は、プライベートはもちろん仕事や人間関係にも表れます。自制心を持って行動できる様子は、信頼できる人という評価につながりやすいものです。その結果、自然と周りから信頼される存在になる可能性があります。
つい自分を甘やかす自制心が弱い人の特徴
自制心を強く持つことが大切と分かっていても、怠けたり言い訳したりすることがあります。そのように、つい自分を甘やかしてしまう自制心の弱い人には、どのような特徴があるのでしょうか?
継続をすることが苦手
まずあげられる特徴は「三日坊主」になりやすいということです。自分に甘く怠け癖があるため、何かと言い訳をしてサボろうとしてしまうことってありますよね。ダイエットをしているのに、もったいないからと夕飯で残ったおかずを食べたり、雨が降りそうだからとウォーキングをしなかったり…。
そもそも自制心が弱いため、何かを始めるときに「この計画で実行できるか?」と考える習慣がなく衝動的に始めてしまうという場合があります。そのため、目標達成できるプランになっておらず、三日坊主で挫折してしまうのです。ひとつのことを達成する前に、他の物事に気持ちが向かい散漫になりがちな点も、継続ができない理由かもしれません。
自分のことしか考えていない
「自分の都合を優先する」のも、自制心が弱い人の特徴といえます。たとえば、みんなで予定を合わせてランチの約束をしたにも関わらず、当たり前のように当日キャンセルの連絡をしてくる…という人はいませんか?
途中で面倒になってしまうと、仕事や保護者会などの大切な頼まれごとを放置してしまうこともめずらしくありません。しかも、キャンセルや放置したことにさほど申し訳なさを感じておらず、周りが合わせてくれるのが当たり前と考えている節があります。自制心が弱く欲望を我慢できないため、約束があっても自分の興味の向いた方に向かってしまうのです。