【目次】
【突然ですが110人に質問です!】
最近、楽しいことありましたか?
「よくある」「たまにある」を合わせると63.4%と、多くの人が何かしら楽しいことがあったという回答。気になるのは、楽しいことが「ほとんどない」「ない」という36.6%の人たち。どんな背景やどんな出来事がそう感じさせているのでしょうか。
「よくある」…18.4%
「たまにある」…45.0%
「ほとんどない」…20.8%
「ない」…15.8%
※アンケートは30〜45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
楽しいことがないと感じる原因は?
「外出できない」「旅行に行けない」「外食できない」など、コロナの影響から楽しさが減少してしまったことを、嘆いている人が多数。ほかには「寂しい」「体調不良」などもあがりましたが、根本には同じくコロナから派生した環境の変化がありそうです。
コロナの影響
・コロナウイルスの影響で、外出もままならず、またコロナウイルスによる被害がウイルスによるものだけでなく、風評被害ももたらしている話を聞くと、楽しくない世の中だなと感じます (30代・宮城県・子ども1人)
・コロナが心配です。旅行に行きたくても感染が怖くて出かけられないから (30代・長野県・子ども2人)
・コロナで仕事がなくなってしまって、今ずっと家にいるので余計につまらないです。収入がなくなってしまったため、どこにも遊びに行くことができません (30代・愛知県・子ども1人)
・コロナで自粛してるときに思う。思いっきり外出を楽しめない (40代・北海道・子ども2人)
・ライブに行くのが趣味だったので、それがキャンセルになってしまい、行けなくなってしまったこと (40代・神奈川県・子ども2人)
・外出の頻度が減ったため、子どもとたまに買い物に出かけ、帰りに食事をしてきただけで満足度が高い (40代・新潟県・子ども2人)
・外出自粛で鬱々として、つわりで体調も悪いため、日々思ってしまいます (30代・福岡県・子ども1人)
・持病もちの子どもがいるため、コロナウイルスをもち込まないように、自粛・自炊を続けているが、ふとレストランで食事をしている家族を見ると、私がしていることは意味があるのか、と思うことがある (30代・東京都・子ども2人)
職場で
・会社の女性が仕事しないとこを見る (40代・山口県・子ども2人)
・育休中でお休みしているときに、同期がみんな昇任した。今まで自分なりに頑張ってきたことは無駄だったのかと悲しくなった (30代・徳島県・子ども1人)
・仕事がなくなったので、人と接する機会もなくなり、やりがいのない日々で、掃除・ご飯・洗濯の毎日を過ごしているとき(30代・神奈川県・子ども1人)
・職場が変わって、新しい仕事についたばかりで、緊張とストレスで眠れない (40代・福岡県・子ども1人)
・仕事が終わったら家事に子供の面倒と、自分の時間がとれないから (40代・徳島県・子ども1人)
・仕事でスタッフの人数が少ないとき (30代・栃木県・子ども2人)
・仕事のことを考えないようにしたい (40代・北海道・子ども1人)
毎日同じことの繰り返し
・毎日が同じ繰り返しで過ぎていくとき (40代・千葉県・子ども2人)
・単調な日々です (30代・千葉県・子ども1人)
忙しい
・自分の時間がない (30代・滋賀県・子ども2人)
ひとりでいるとき
・ふと、ひとりでいるときに思うことがある (40代・宮崎県・子ども1人)
・子どもがいれば一緒に遊ぶが、子どもが他で遊びに行くと、私1人で何もすることがない。そんなとき楽しいことがないと感じる (40代・沖縄県・子ども1人)
温泉に行きにくい
・いつも何かあると行っていた温泉に、いきにくくなってしまった (30代・福岡県・子ども2人)
寂しいとき
・さみしいとき、家族といてもかまってくれないとき。無視されたとき (40代・北海道・子ども3人)
常に
・いつも (30代・福岡県・子ども1人)
ポイ捨て
・ポイ捨てをする人を見た (30代・兵庫県・子ども1人)
政治と経済
・まず政治家が無能すぎてあきれるし、税金は無駄に高くて腹が立つことが多いので (40代・山梨県・子ども1人)
楽しかったことがかなり前
・楽しかった事柄がかなり前のとき (40代・島根県・子ども1人)
義務ややるべきことばかり
・義務ややらなければいけないことばかりで、毎日ちっとも楽しくない (30代・兵庫県・子ども2人)
テレビがつまらない
・今のテレビがつまらなさすぎて本当楽しくない (30代・東京都・子ども3人)
家族が不機嫌
・子ども、夫が不機嫌なとき、こちらまで嫌な思いになる (40代・新潟県・子ども1人)
体調不良
・体調が悪いとき (40代・神奈川県・子ども1人)
評価されない
・自分のことを評価してもらえない (40代・岡山県・子ども1人)
世の中
・世の中の流れ (40代・香川県・子ども2人)
周りは楽しそう
・他人の楽しそうな話を聞いたとき (30代・愛知県・子ども1人)
対処に悩む
・対処するのに頭を悩ませなければいけないとき (30代・埼玉県・子ども3人)
不安
・不安になる (40代・京都府・子ども1人)
「コロナの影響で活動に制限がかかり、外部との接触機会が極端に減り、肝心の“感じる”ことが減ってしまいました。また、つらさを我慢したりごまかしたりを繰り返すことでも、面白さ・楽しさを感じにくくなるともいわれています」と心理カウンセラーの吉野麻衣子(さらにこちらのページでも詳しく解説)。楽しいことをただ求めるだけでなく、楽しいと「感じること」を改めて意識する必要がありそうです。
【体験談】楽しいことが思いつかないときの対処法を聞いてみよう
楽しい時間を創造してくれるのは、多くの人にとっては「誰か大切な人と一緒に過ごす時間」だとわかります。ほかに、「自分と向き合う」や「明るく笑う」など、の気持ちをアゲる対処法をもっている人も。
子どもとの時間
・子どもとの時間を大切にする (30代・東京都・子ども1人)
・赤ちゃんを見てるといつも楽しい (30代・埼玉県・子ども2人)
・子どもと遊ぶときは体を動かすようにする。楽しいバラエティ番組をよく観る (30代・茨城県・子ども3人)
好きなことをする
・音楽を聞いたり、お酒を飲んだり、スイーツを食べたり、自分なりに楽しいことを見つけて無理しないようにする (30代・神奈川県・子ども2人)
・自分の好きなことをしてストレス解消する (40代・千葉県・子ども1人)
・夢中になれるものがあるから (30代・千葉県・子ども1人)
家族とのコミュニケーション
・家族との会話 (40代・神奈川県・子ども2人)
・子どもや家族との時間を中心に考える (40代・東京都・子ども1人)
楽しいことを見つける
・楽しいことが途絶えないように工夫しています。外出はままならないですが、子どもと室内で楽しめる遊びを生活の延長線で見つけるようにしています。片付けをどちらが早いかゲームにしたり、おやつに食べるクッキーを一緒につくったり (30代・宮城県・子ども1人)
イベントに参加
・あります。ネットでやっているイベントに投稿したりする (40代・東京都・子ども2人)
自分と向き合う
・自分とよく向き合う (40代・千葉県・子ども2人)
趣味
・趣味をもつ (40代・栃木県・子ども3人)
明るく笑う
・できるだけ、明るく笑うようにしている。そうすると楽しいことが増える (30代・静岡県・子ども2人)
日々挑戦
・日々いろいろなことに挑戦する (30代・大阪府・子ども1人)
美味しいもの
・毎日おいしいものを食べる (40代・大阪府・子ども2人)
ゲーム
・無心でゲーム (40代・千葉県・子ども1人)
仕事の比重が大きく、やりがいを満足できないとき、「つまらない」「楽しいことがない」と感じてしまうことは多いよう(「仕事がつまらないときの対処方法|転職を考える前にするべきことは?」より)。仕事上で目標をもつことや、仕事とはまったく違う趣味や習い事を始めてみるのも、効果がありそうです。
ガーデニング、デジタル断捨離…100人に聞いた、これからの〝おうち時間〟でやってみたいこと
小さな楽しさを感じられる自分を目指して
「ストレスフリーに働くなら、目指すのは100%ではなく60~70%くらいとしましょう」と「ストレスフリーな毎日を過ごすには…!? 日常や仕事でできることを紹介」の記事で提案しているように、日常での満足度のハードルを少し低めに設定しておくのは、ひとつの方法。どれくらい「楽しい」と感じるかのものさしは、自分の中だけ。今の時代に合わせて、ストレスを減らしながら、小さな出来事や出会いでも「楽しい」と感じられる自分にシフトしていくことも、必要なことなのかもしれません。
趣味がない…と嘆く前に、その原因と自分に合った趣味の見つけ方楽しみ方を考えてみよう
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