痩せやすい体に体質改善したい!
姿勢習慣を見直す
カイロプラクター 姿勢教育指導士の碓田紗由里さんによると、姿勢をよくすることで全身の筋肉がうまく使われ、代謝が上がり痩せやすい体質になるのだとか。
「姿勢をよくすることによって、全身の筋肉がうまく使われ、代謝が上がります。それだけでダイエットをしているのと同じなんです。逆のことをいうと、姿勢が悪いとやせにくい体質になってしまいます。しかし、『じゃあ、よい姿勢ってどんな姿勢…?』と思いますよね。そう、よい姿勢って、自分ではわからないものなんです。『胸を張る=よい姿勢』というのは間違い。私が考えるよい姿勢とは、『体にもっとも負担の少ない姿勢』です。姿勢が崩れるのは主に座っているとき。立っているときよりも圧倒的に崩れやすくなります。つまり、座っている姿勢を正すことが、よい姿勢への近道。24時間ずっと姿勢よくいる必要はありません。『姿勢が悪いな…』と気づいたら、姿勢をリセットする、ストレッチをする、くらいの感覚でいいのです。よい姿勢のまま30分座っていることができれば、”姿勢がよい人”といっていいでしょう」(碓田さん)
ねこ背
猫背は肺を覆っている肋骨が広がりにくくなり、呼吸が浅くなります。すると、酸素を吸える量が減り、基礎代謝も落ち、痩せにくい体に…。
仙骨座り
この座り方ではお尻の筋肉が引き伸ばされ、垂れ下がったお尻が定着してしまうことに。さらに骨盤が後傾すると、腰や背中が丸まってしまいます。この状態が続くと首、背中、腰にかかる負担が増え、頭痛、肩こり、腰痛の原因になるだけでなく、血液循環が滞ることで冷え性など、日常生活にも悪影響が…。
横座り
片側に体重がかかることで体の左右バランスが崩れ、歪みの原因に。
割り座
割り座は骨盤が開いてしまいます。さらに内股にもなるのでO脚やX脚の原因に。
歩き方を見直す
実は歩き方も痩せ体質になるためには重要なポイント。正しくキレイな姿勢で歩くことで、日々の代謝量が上がり、自然と痩せやすい体が目指せます。
意識するポイントは4つ。
1:お腹を引っ込めておへそを上に持ち上げる
2:目線を30度上げて
3:できるだけ大股で
4:できるだけ早く歩く!
いい姿勢を取り続けるのが難しければ、大股&速歩きだけでも意識してみましょう。
ダイエット王子、小山先生曰く「人間の体は、背筋が伸びた正しい姿勢をとっていないと、大股&早歩きがしづらい構造になっているんです。逆に言えば、大股&早歩きをすれば、無意識のうちに体がキレイな姿勢を取ってくれるということ。歩き方のコツすべてを意識するのは難しいと思うから、まずは大股でスタスタ早歩きしてみてください!」とのこと。
間違ってもスマホ片手にながら歩きはしないようにしましょう!
疲れを溜め込まない体に体質改善したい!
お風呂に入る
花王パーソナルヘルスケア研究所主任研究員、堀 天明さんによれば、血行促進効果のある入浴剤を入れて、毎日10分間お風呂に浸かれば、血液の質が改善し疲労が蓄積しにくい体質になれるのだそう。
「血行促進効果のある炭酸の入浴剤を使うと、10分でもさら湯15分入浴に相当する温め効果があるというデータがあります。さらには、10分の入浴でも毎日続けると血液の質が改善して疲労が蓄積しにくい体質になるという長期的効果も検証されています」(堀さん)
さらに人間の体が休息モードに入るとき、〝体温〟が深く関わっているそうで、お風呂に入ることで体温の切り替えを行う自律神経が整い質の良い睡眠にもつながるのだとか。
質の良い睡眠ができることで、今までと同じ睡眠時間でも翌朝の疲労回復や心身の爽快さに大きな差が出てくると、堀さんは言います。