Contents
まずは「口下手」の言葉の意味をチェック
「口下手」=話すことが不得意で、思うことをうまく人に言えないこと。また、そのさま。(小学館刊『大辞泉』より)
「口下手」になってしまう背景には、どのような心理状態が働いているのでしょうか。臨床心理士・吉田美智子さんに詳しくお聞きしました。
「口下手になってしまう理由は、自分の考えや思いが、うまく言葉にできない、もしくは相手に伝わる内容にまとめ上げられないこと。その人ごとの言葉の能力による面もありますし、一般的に日本人は思いを相手に伝えるのが苦手(文化的・照れ屋・経験値が低い)ということもあると思います。ほかにもうまく伝えられるかどうかは、場の雰囲気、聞き手の力も関係すると思います。
ちなみに、口下手:思いをうまく言葉にできない。話し下手:流暢に話ができるけれど、自分の思いを理解してもらえない。人見知り:初めての環境・初めて会った人に対して緊張感が強く、挨拶や自己紹介ができなかったり、俯いてしまう。慣れた場所では臆することなく活発に話し、表現することができる…といったように、似たような意味合いですが微妙に違っているので、もしコミュニケーションで悩んでいるようでしたら、自分がどれに当てはまるか把握しておくことも大切ですね」(吉田さん)
▼あわせて読みたい
【質問】あなたの周りに口下手だと感じる人はいる?
「はい」…45.5%
「いいえ」…54.5%
※アンケートは30〜45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
周囲に「口下手な人」がいると回答した人は約半数となりました。口下手だと思う人の特徴はどんなところなのでしょうか。詳しく掘り下げてみましょう。
口下手な人にみられる特徴とは?
読者の皆さんに調査してみたところ、ひと言に口下手といっても色々な特徴があるようです。
人見知り
人と関わることが好きではなかったり、進んで人と関わることを避けがちな人はコミュニケーションが上手にとれず、口下手だと感じるよう。