濃い顔の人の特徴といえば?
1.眉毛がしっかりしている
顔が濃い人の特徴の一つに、「眉毛がしっかりしている」ことが挙げられます。濃くて量も充分な存在感のある眉が、顔立ちをはっきりと見せるようです。
2.彫りが深い
(C)Shutterstock.com
鼻が高く鼻筋が通っており、それを際立たせる顔全体の彫りの深さがある人も「濃い顔」と思われがち。
日本人は比較的顔がのっぺりしていると言われることもあり、顔に凹凸がある欧米人のような骨格の持ち主は「濃い顔」に分類されることが多いでしょう。
3.ぱっちり二重
目が大きく、ぱっちりとした二重の人も「濃い顔」と認識されがち。目力がある分、より顔の印象が強く残るようです。
【眉】濃い顔さんにおすすめのメイク
濃いめの眉は丁寧に整える
濃い眉毛は整えないと無法地帯と化してしまいます。しかしハサミで無理にカットすると余計に目立ってしまうので、コンシーラーを使って存在感を薄めるのが効果的。
アイブロウパウダーで眉毛の隙間を埋め、 アイブロウペンシルで眉底のアウトラインをフラットに整えます。そのあと、米粒半分程度のコンシーラーを眉山に置き、眉山から眉頭、眉山から眉尻へ向かってブラシでなじませてトーンアップ。適度な眉の存在感で女性らしい顔の印象に!
眉の幅の目安は目の縦幅の2/3ぐらいにして、バランスよく
形を整える前に、“眉の黄金比率”を確認すれば、自分の目や顔に合った眉の理想形が分かります。「眉頭」は小鼻の付け根の延長線上、「眉山」は黒目の外端の延長線上、「眉尻」は小鼻と目尻を結んだ延長線上にある状態が理想的とされています。
また、眉の太さも意識しましょう。大きな目の人は、目の縦の長さに比べ2/3程度、切れ長の目の人は1/2程度の太さにすれば、バランスよく見えます。ハサミやシェーバーでそのままカットするのが怖い場合は、アイブロウペンシルなどを使い、眉頭・眉山・眉尻の3点に印を付け、あらかじめ理想の形を決めておきましょう。
眉間を開けるのも効果的
重めでもっさりとした自眉が気になるという人は、思い切って眉間の毛をシェーバーでカットして眉間を広げることで、濃くてキリッとした顔が穏やかな印象に!
【Before】
【After】
How to Make-up
1. 眉間の毛をシェーバーでカットする。
2. 自眉の長さを均一に整える。
3. パウダーで眉毛がまばらな部分を埋める。
4. 眉山の下を描き足し、カーブもなだらかに。
5. 眉マスカラで眉色にも軽やかさをプラス。
眉間の抜けが効いた、ソフトでナチュラルな印象に!
あか抜け眉のつくり方
眉メイクは「色で地肌を埋めるもの」と考えがちですが、それだけだと“海苔のようにのっぺりした眉”になりやすいんです。「眉は立体感を意識したほうが自然な美眉になる」とヘア&メイクの佐伯エミーさんはいいます。
「眉を濃くしたり、太さを出そうとしたりして色をしっかりのせることばかりを気にすると、のっぺりした平面的な眉になってしまいます。大切なのは“立体感”で、ポイントは2つあります。 まずひとつは、毛流れで眉頭、眉頭〜眉山、眉尻それぞれの毛の向きに合わせて描き足したり、マスカラで整えることです。ふたつめは色の濃淡。眉頭は薄めにし、眉頭以外は自然なグラデーションをつけるとメリハリ感が生まれます。また、色をのせるときはパウダーとリキッドの2つを使うのがおすすめです。異なる質感をちょこちょこ重ねると濃淡ができ、“ナチュラルでもキリッとした眉”になります」(佐伯さん)
そこで、佐伯エミーさん流の立体眉をつくるプロセスを紹介していきます。
How to Make-up
まずはスクリューブラシで眉に入り込んでいる下地やファンデーションをオフ。左右に動かして払いとった後、眉頭から眉尻へと毛流れを整える。
フェイスパウダーをブラシに含ませ手の甲でトントンなじませたら、眉頭から眉尻までくるくるブラシを動かしながら塗布する。その後再度毛流れを整えて。
薄平ブラシでアイブロウパウダーを眉の上と下に描き足す。眉頭は抜かして。5mm程度の線をちょっとずつ描いていくようにし、眉尻は口角→目尻の延長線上よりも内側で収めるとGOOD。
地肌が見える部分はアイブロウリキッドを使って描き足す。眉頭は上向き、眉山まで横向き、眉尻は斜め下向きと毛の流れに合わせて2〜3mm幅でちょこちょこ描いて。
アイブロウマスカラも毛流れにそって、眉頭を上向き、眉山まで横向き、眉尻を斜め下向きにブラシを細かく動かして塗布したら完成。
【目元】濃い顔さんにおすすめのメイク
アイメイクはワントーンに
目が大きく濃い顔に見られがちな人は、アイシャドウでグラデーションを作ったり、アイライナーでしっかり線を引くと、舞台メイクみたいにさらに濃くなってしまいます。
かと言ってすっぴん風メイクでは、顔が疲れて見えがち。アイカラーはワンカラーで、アイライナーは赤みブラウンのアイライナーを使って細く引き、黒マスカラでキリっとさせて。華やかさと抜け感を両立させましょう!
アイシャドウはワンカラー。なじみがよくて明るさが出るイエローがおすすめ。
How to Make-up
アイシャドウを指にとったらアイホール全体に薄く広く伸ばします。まぶたの中央に指を置き、左右に伸ばしながら上のほうへ広げるとキレイになじみます。もう一度アイシャドウを指にとったら、二重幅に重ねて。二重幅の濃度を上げることではれぼったさを回避します。
下まぶたも指でつけます。アイシャドウを小指の先にとったら、黒目の下あたりに置き、目頭の方へ伸ばします。この時、目頭5mm程度(まつげが生えてない部分)はアイシャドウをつけないように気をつけて。目頭までしっかり入れると派手さが出てしまいます。目頭の手前まで伸ばしたらリターンして目尻まで伸ばします。最後にアイシャドウをほんの少し小指にとり足し、黒目よりやや目頭寄りのところでトントンします。目頭のほうを濃くすることでもはれぼったさを防げます。
アイラインは透け感のある赤みブラウン。目頭5mm程度を外し、目のキワに沿ってアイラインを細く引きます。目尻まで引いたら目のフレームに合わせつつ、3mm程度オーバーめにします。
仕上げは、軽やかな黒マスカラで「明るくキリッとした目元」の総仕上げを。ライトに仕上げた目元をキリッとさせるのにぴったり。
上品なのにこなれ感もある、くすみベージュの目元
ほのかなくすみ感があるベージュは、オンオフ隔てずに使える大人カラーで、メイクのマンネリ打破にもぴったりです。
How to Make-up
1_アイシャドウパレット左上のマットベージュを目のキワから眉下まで広範囲にのせます。ブラシもしくは指のはらで軽やかにまとうように広げて。
2_左下のグレイッシュブラウンを指のはらにとり、アイホール全体に広げます。
3_右下の濃いブラウンを指のはらにとり、二重幅に重ねます。
4_左上のマットベージュをブラシにとり、下まぶたの涙袋にのせます。
■使用アイテム
▲シュウ ウエムラ クロマティックス クワッド アイスカルプト ウィンター トランクイリティ ¥7,150
マットなベージュカラーに濃淡のグレイッシュブラウンをセット。肌なじみがよく、ほんのり温もり感もある色合いで大人が使いやすい。
【チークやハイライト】濃い顔さんにおすすめのメイク
チークは立体感ではなく血色感を意識し、ふんわり軽くなじませるのがおすすめ。肌なじみのよい色味を選ぶのがポイントです。光、陰影、血色感の妙によって、ナチュラルに引き締まった顔に!
チークもリップもベージュトーンに
顔が濃い人が顔全体のメイクを〝きちんと〟〝美しく〟仕上げてしまうと、隙のない印象に見えてしまいます。リップはベージュに、チークではなくシェーディングを使うことで、立体感は保持しつつ抜け感のある顔に。
How to Make-up
1_頬と鼻筋、フェイスラインにシェーディングをオン。
2_リップは素の唇の色を生かしたベージュをのせる。
ベージュトーンでまとめた抜け感のある顔に!
頰の間延びを一瞬で解消するチークの入れ方
チークは血色感を与えたり、可愛らしく見せるという効果だけでなく、頰にメリハリを与えて引き締める効果もあります。若い頃のように「チークなしでも肌のふっくら感でメリハリが出る」といかない大人世代には、フォローしてくれるチークが活躍。
入れるときは、まずにっこり笑った時に一番高く膨らむ部分に小さな円を描くようにします。ブラシを置いたら上側に弧を描くように半円入れ、元の位置にブラシを戻して下側に弧を描くように半円入れます。その後、円の中心から頰骨に沿って耳のほうまでスッと入れます。2段階に分けることでチークに自然な濃淡ができ、よりナチュラルに仕上がります。
マスク生活で忘れてた⁉︎ チーク、シェーディング、ハイライトの入れ方【2023最新】
ハイライトを入れる場所は目元まわり
濃い顔さんは、濃くつけすぎず、気になるところだけ入れるのもナチュラルに見せるコツ。
ハイライトを入れるべきは目元まわり。とくに目尻側はツヤを足すことで若々しさがアップします。おすすめはクリームタイプのハイライト。クリームなら乾燥しやすい人でも、みずみずしく自然なツヤを一日中キープできます。
How to Make-up
クリームハイライトを指につけたら、トントンと点置きしながら広げます。
入れる場所は、目尻のCゾーンとこめかみ。ここに入れるとふっくら若々しい印象になります。
※こちらに記載した商品の価格は全て税込み価格となります。
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