自意識過剰とは?
自意識過剰とは、具体的にどのような状態のことでしょうか。また、混同されがちな「被害妄想」との違いについても解説します。
自意識過剰の意味
自意識過剰とは、他人が自分をどう見ているかを意識しすぎる状態のことです。自意識過剰の人は、他人の目に極度に過敏で、周囲の反応を必要以上に気にしてしまいます。自分のことを意識しすぎ、それが生きづらさに繋がっています。
自意識過剰な人は、HSP(Highly Sensitive Person)である場合も多いようです。感受性が非常に強く、敏感な気質の持ち主です。
自意識過剰と被害妄想の違いって?
自意識過剰と混同されがちな状態に、「被害妄想」というものがあります。自意識過剰は他人の目を気にしすぎるという症状ですが、被害妄想は「笑われている」「バカにされている」など、他人から被害を受けていると、事実に基づかない思い込み(妄想)が強い状態を言います。
例えば、自分以外の人たちで話が盛り上がっていると、自分のことを笑われているのだと思い込むのが被害妄想の人の思考です。自意識過剰は他人の目を気にしすぎているだけですが、被害妄想は事実がどうであろうと、悪いほうに決めつけているという点に違いがあります。
▼あわせて読みたい
自意識過剰な人はうざいと思われがち?
あなたの職場に自意識過剰な人はいませんか?例えば、特に女性に多いのが、病的なまでに外見を気にするタイプの人。自分のヘアスタイルやファッションに関する感想を他人に求め、「うざい」と思われることもしばしば。他人にどう見られているかを過剰に気にし、メイクやヘアスタイルが少しでも気に入らないと、仕事中であろうと、お直しに何十分も費やします。
度が過ぎると仕事や人間関係に支障をきたしかねません。また、本人はさぼっているつもりはなくても、長時間席を外すことを、他のスタッフは迷惑に思っているかもしれません。
【質問】職場に「自意識過剰」な人はいますか?
女性約100人に、職場に「自意識過剰」だと思う人がいるかアンケート調査してみました。
・いる…14.2%
・いない…85.8%
※アンケートは30~49歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名。
職場に自意識過剰だと思う人が「いる」と答えた人は14.2%と少数派。みなさんの体験談もご紹介します。
【体験談】その人を「自意識過剰」と思ってしまった理由は?
・いつもトイレでメイク直しをしている。客商売の職場でもないのに(30代・青森県)
・みんなが自分に注目していると勘違いしている(40代・山口県)
・上司や社長に気に入られている特別な存在と思っている節がある。 何かずれてて恩着せがましい(40代・長崎県)
・休暇明けに出勤した時「社長の奥さん、私のこと何か言っていた?」と聞いてくる (40代・愛知県)
自意識過剰な人の特徴や共通点
自意識過剰な人の特徴や共通点を並べてみました。あなたの職場にも、このような特徴を持った人がいるのかもしれません。