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2024.08.27

「うんざり」の意味とは?疲れてしまった時に試したい方法

日常に疲れて、なんだか「うんざり」…。そう感じている人はどのくらいいるのか、全国の女性に調査! うんざり解消におすすめの方法も紹介します。

「うんざり」とはどういう意味?

「うんざり」とは同じ状態が続いたり、同じことが繰り返し行われたりすることで飽き飽きする、退屈で嫌になることを意味しています。

・物事に飽きて、つくづくいやになるさま。
・期待が外れてがっかりするさま。げんなり
(小学館『デジタル大辞泉』より)

身近な「うんざり」体験談

100人の女性にアンケート調査を行い、みなさんの「うんざり体験」について尋ねてみました。結果、多くの方が様々なことにうんざりしていることが明らかに。その中から一部をご紹介します。

体験談

・仕事もばたばた、家に帰っても家事と子供のことでばたばた。少しはゆっくりさせて…とうんざりします(30代・栃木県)
・職場でいつも後輩の悪口を言っている人がいて、何をやっても「駄目だ」などと言って貶める。どうでもいいような事についても本人に注意をしたり、周りの人に愚痴ったりするので、聞かされるほうもうんざりです(40代・長野県)
・正論で詰めてくる同僚。毎回うんざりする(40代・兵庫県)
・子どもが試験前だというのに、ゲームばかりしてしていてうんざり(40代・広島県)

【100人に聞いた】人生にうんざりしたと感じることはある?

【100人に聞いた】人生にうんざりしたと感じることはある? アンケート結果

さらに、「人生にうんざり」したことがある人がどのくらいいるのかを調査。日本全国100人のワーキングマザーにアンケートを実施しました。

結果は「はい」が44.3%。半数近くの人に、人生にうんざりした経験があるようです。

※アンケートは30〜49歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数122名。

【100人に聞いた】人生にうんざりした体験談

思わず「人生にうんざり」。そんな瞬間を、みなさんの体験談から見ていきましょう。

恋愛・結婚

「結婚に2度も失敗した時」(40代・福岡県)
「旦那がモラハラ人間」(40代・福島県)
「不倫されて離婚したこと」(30代・熊本県)

上手くいかないことが続く

「おもい描いたようにことが進まない時期」(40代・東京都)
「プライベートでも仕事でもうまくいかない日が続くと思う」(40代・愛媛県)
「次から次へと上手くいかなかったり不運が続くとき」(40代・埼玉県)

体調

「ぶっ倒れて意識を失ったとき、死ぬと思った」(40代・千葉県)
「産後鬱になって通院しているとき」(40代・福岡県)

人間関係

「くだらないことがきっかけでいじめられたとき」(30代・静岡県)
「嫌な上司がいたとき」(30代・北海道)

仕事

「仕事がうまくいかない」(30代・愛媛県)
「妊娠出産を経て仕事復帰したが、夜勤の仕事が辛く両立できず、転職を迫られた時」(30代・新潟県)
「仕事が合わず適応障害とうつ病になった」(30代・愛知県)

子育て・家族

「子どもの揉め事に警察まで出てきたり、相手に謝りに行ったり」(40代・香川県)
「子育てと家族関係に疲れた」(40代・静岡県)
「家族のことばかりに時間をとられる」(40代・富山県)
「次々に家族の悩み事が出てきて辛い」(40代・千葉県)
「家族関係。夫の両親との付き合い方が上手く行かなかったとき」(40代・栃木県)

お金

「トラブルにより借金を抱えたこと」(40代・岩手県)
「詐欺被害にあった」(40代・福岡県)

その他にはこんな意見も

「努力が報われない」(40代・秋田県)
「納得いかないことがあるとき」(40代・山形県)

人生にうんざりしたときに試してみたいこと

負のスパイラルを抜け出す

連鎖的な悪循環が生じて、「もううんざり!」と人生を悲観することもあるかもしれませんが、臨床心理士・吉田美智子さんによれば、「過去のうまくいかなかった自分のデータベース検索をやめることで、負のスパイラルから抜け出すことができる」と言います。

うんざりする女性
「人はなにか悪いことが起きると、過去の自分の体験(データベース)を検索する性質があります。それはなにかよい解決方法や対処方法を見つけ出すことが目的なのですが、過去の悪いことを検索すると必然的に、その当時の困った気持ち、怒りや悲しみと言った〝 負の感情〟を思い出すことに。すると『自分はこんな目に合う運命なのかも』『結局全て自分が悪いのかも』というようなネガティブな気持ちになってしまうことがあります。つまり、自分を助けようとして行う行為が、逆効果になる。これが、負のスパイラルを生み出すと考えられます」(吉田さん)

机に突っ伏す女性
「困ったことが起きたときには、過去の自分のデータベース検索は避けましょう。また、『いつもこうなる』とか『あの時と同じ』などと問題を膨らませてしまうのも控えて!問題を〝 単体〟で対処することを心がけてみてください。そして、〝また失敗する(悪いことが起きる)〟と心配になってしまう時もあると思います。これも〝予期不安〟と言って、事前に予測を立てて問題を防ごうとする人の心の働きなのです。しかし実際のところ、ただ不安を大きくするだけで役には立たないことがほとんどです。〝不安になっているな〟→〝この不安は役には立たないから、ちょっと置いておこう〟と脇にどけられると気持ちが楽になりますよ」(吉田さん)

他人と比較するのをやめる

笑顔の女性とうつむいた表情の女性
他人と比較し自分が「劣っている」と感じたとき、人は落ち込みがち。もううんざりだと感じる影に、「他人と比較している自分」がいないかどうか、一度見直してみてはいかがでしょうか。

他人がどんなに輝いているように見えても、そう見えるだけで実情は本人にしかわかりません。そしてそれは自分の生き方には関係ありません。

PCを見ながら考え事をする女性
大切なのは他人との比較をやめて「自分の心に向き合うこと」。

比較をやめ自問自答すれば、自分に何が足りないのか見えてくるのと同時に、すでに自分が持っているものが見えてきます。自分が手にしているものがわかれば、自分への自信や周囲への感謝の気持ちが生まれ、見える景色が少しだけ変わるかもしれません。

自分を褒めるクセをつけてあげる

向かい合う相手の手を握る
何をやってもうまくいかず、自分や自分の人生にうんざりしている人は、「自分を認めて、褒めること」を習慣化させてみましょう。何かを達成しても「こんなこと、できて当たり前だろう」と考えてしまうと、後ろ向きな気持ちになるだけでなく、自分自身に低い評価をつけてしまいかねません。これではいつまでも自分を認められず、自信もつきません。

笑顔でこちらを見る女性
まずは、「挑戦したことに意味がある」「挑戦できただけでもよかった」と自分を認め、褒めることが大切です。

例えば「朝、決まった時間に起きられた」「ゴミを出せた」など、日常の些細なことでもいいのです。できなかったことばかりにスポットライトを当てず、できたことに目を向けるクセをつけてみてください。これが習慣化できれば自己肯定感が上がり、これまで感じてきたマイナスな出来事に対しても見方が変わって別の行動を起こせるようになるかもしれません。

自分らしくないことは思い切ってやめてみる

充実した雰囲気の女性
人生において、自分らしくない行動を取ってしまう時間が多いしれません。何らかの事情により、自分らしさを失ってしまうことは誰にでもありますよね。そんな状況から抜け出すためには、勇気を出して自分らしさを取り戻すことが必要です。簡単にはいかないかもしれませんが、自分らしくいられない現状を変えない限り、前に進むことはできません。

日々のストレス発散も大切

マッサージを受ける女性
心も体も疲れ果てた状態になると、人生に疲れを感じることがあります。そこで、意識的に「心身ともにリラックスした状態」を作ってみませんか。ストレスがたまっていると感じたら、そのままにせずに休憩をとりましょう。例えば、趣味に打ち込んだり、自然の中で休息をとったり、自分がリラックスできるストレス解消法をいくつか見つけておくと、その場に応じて上手に使えます。心身ともにリフレッシュして、新しいエネルギーを補給しましょう。

【100人に聞いた】その他にこんな意見も

人生にうんざりしたときに試してみることについても、100人にアンケートを実施しました。どのような意見が集まったのか、ぜひご確認ください。

好きなことをする

「自分がやりたいことをやったり、食べたい物を食べる」(40代・茨城県)
「飲みに行く」(30代・愛媛県)
「推し活」(30代・北海道)
「好きなことに没頭する」(30代・愛知県)

休む

「とにかくゆっくり休む」(30代・山形県)
「寝る、温泉」(30代・東京都)

時間に任せる

「ひたすら時間がたつのをまつ」(40代・埼玉県)
「時間が解決してくれた」(30代・熊本県)

身体を動かす

「運動をする」(40代・愛媛県)
「山登り」(30代・長野県)

人との関わり

「家族と過ごす」(40代・福岡県)
「子供とハグをする」(40代・富山県)

自分の時間

「子供を人に預けること」(40代・大阪府)
「自分を大切にする」(30代・静岡県)

気持ちを切り替える

「期待しすぎない」(40代・岐阜県)
「仕方がないと思って妥協」(40代・三重県)

メイン・アイキャッチ画像:(C)Adobe Stock

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