エイジングケアとは?
「エイジング」という言葉には、加齢や老化といった意味があります。すなわちエイジングケアとは、年齢を重ねるごとに変化していく肌をケアすること。肌の状態は人それぞれなので、シワやシミ、毛穴などのエイジングサインも人によって異なるそうです。
何歳からはじめるべき?
エイジングサインやその時期は人によってさまざまなので、「○歳からするべき」という定義はないと言われています。生活習慣や肌質によっては20代前半でサインが出ることも。毛穴のたるみやシミ・シワなど、以前は気にならなかったような肌の変化を感じたときは、なるべく早めにエイジングケアをはじめるのが良いそうです。
エイジングに効果が期待できる美容成分
保湿成分
保湿成分はエイジングサインが出る前から重要ですが、エイジングケアを本格的にはじめようと思ったら、ぜひ高い保湿力を誇るアイテムをセレクトしてみましょう。たとえば以下のような保湿成分をたっぷり配合したものがおすすめです。
・セラミド
・ヒアルロン酸
・コラーゲン
・スクワラン
・グリセリン
など。
ブライトニング成分
シミやくすみが気になってくるDomani世代は、エイジングケアをはじめようと思ったら、ぜひ分ライトニングにも力を入れてみましょう。
日本の厚生労働省に認められた有効成分は、現在20数種類。主なものは以下です。
・アルブチン
・安定型ビタミンC誘導体
・エナジーシグナルAMP
・エラグ酸
・カモミラET
・グラブリジン
・コウジ酸
・トラネキサム酸
・ニコチン酸アミド
・ビタミンC
・ビタミンCエチル
・ビタミンC誘導体
・美白有効成分
・マグノリグナン
・4MSK
・リノール酸S
・ルシノール
など。
「ハイドロキノン」のように、有効成分としては認められていないものの、効果的とされる成分もあるため厚生労働省がすべてではありませんが、効果と安全性のバランスが保証されているという意味では、こうした有効成分配合のコスメを使うのがおすすめされています。
また、分ライトニング成分は効くメカニズムがそれぞれ異なります。アプローチがさまざまなので、ベストはいろいろな成分を使うこと。さまざまなアイテムを試すのが良いですが、成分や効果など多過ぎて覚えられないという方は、もっともマルチ度が高い「ビタミンC誘導体」を試してみると良いかもしれません。
ハリにおすすめの美容成分
シワやたるみといったエイジングサインが気になる方には、ハリをもたらしてくれる成分がおすすめと言われています。
たとえば「ビタミンC」や「ナイアシンアミド」「レチノール」など。
ただしレチノールはA反応といわれる副作用も起こりやすい成分です。一時的な赤みやかゆみ、ほてり、乾燥、腫れ、ニキビの活性化などが起こることがあり、通常は徐々に肌に耐性ができ改善していくそう。攻めのコスメほど使用上の注意点が存在するため、しっかりと用法を守る必要があります。
エイジングケアのはじめ方
たっぷりの化粧水で、キメふっくら肌に
キメがふっくらピチピチとした肌を叶えるには、水分をたっぷり補うスキンケアが良いと言われています。
大人は体内の水分量が減っているので、化粧水は1か月に1本使い切るペースでたっぷり使うのが良いそう。化粧水選びは、保湿成分がきちんと入った良質なものを。美容液を重ねれば、肌の水分量はさらにアップします。季節によっては、保湿とブライトニングを兼ね合わせた化粧水を使用するのもおすすめです。
「化粧水はコットンよりも手でつけるのが肌に優しくおすすめですが、問題は量。少量をパパッと広げて終わり、ではなく、手のひらをくぼませてたっぷりの量をとり、それを2回重ねづけ。いつもの3倍量を目安につけてみてください。しぼんだキメがふっくら、それに見違えるような透明感も出て、くすみも小ジワも吹き飛びます」(トータルビューティアドバイザー 水井真理子さん)
化粧水の後は美容液を!
化粧水や乳液でスキンケアを終了している方は、ぜひ美容液の投入を考えてみましょう。
化粧水、乳液、クリームは最低限健康な肌を保つために推奨されているベーシックケア。美容液はこのベーシックケアにプラスし、個々の肌悩みに合わせて使用する「スペシャルケアアイテム」です。うるおい補給に特化したもの、ブライトニングに特化したものなどさまざまな種類の美容液があり、肌悩みにダイレクトにアプローチするにはこの美容液の存在はマスト。
それぞれの悩みに効果的な成分を贅沢に配合した美容液を探し、ぜひいつものスキンケアにプラスしてみてくださいね。
皮脂不足には油分の多いクリームを
大人の肌が乾燥しする一因として、皮脂不足もあげられると言います。
「40代は閉経にむけて少しずつホルモンバランスが変化し、さらに皮脂腺の働きも衰えてくるので、皮脂の量が減ります。油分には潤いを守り、健康的なツヤを出す効果があるので、スキンケアで補いましょう。大人の肌には乳液よりも油分が多いクリームがおすすめです」(皮膚科医 慶田朋子先生)
クリームをつける量は、化粧水同様「しっかり、たっぷり」と話すのは、トータルビューティアドバイザーの水井真理子さん。
「直径3㎝程度の量を両手に広げ、顔やキメの凹凸のすみずみまでよくなじませます。手に余ったものは首筋にのばしてムダなく利用」(水井さん)
クリームをつけても肌が乾燥する場合は、さらにオイルをプラスすることで、ツヤが長もちするそうです。
エイジングケアにおすすめの優秀コスメ
ひどい乾燥にも揺るがない高保湿化粧水「エリクシール シュペリエル リフトモイスト ローション SP」
▲医薬部外品 170ml 3,300円(税込)
ハリと濃密なうるおいを与え、肌荒れを防ぐ効果も期待できる化粧水。Ⅰ(さっぱりタイプ)、Ⅱ(しっとりタイプ)、Ⅲ(とてもしっとりタイプ)と3種類のラインナップ。どのタイプも効果や保湿力は同じなので、肌の状態や季節に合わせて選びたい。
肌に活を入れるハリ美容液「ポーラ リンクルショット ジオ セラム プロティアン」
▲医薬部外品 40g 11,000円(税込)
コラーゲンやエラスチン、肌細胞の材料であるタンパク質。このタンパク質を作る力と守る力に着目して生まれたハリ美容液。クリーム状ながら軽やかなテクスチャー。内側からむっちり弾力のある肌を体感。