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2021.12.08

【暖房費を節約するコツ】つけっぱなしはOK?コスパのよい暖房器具とおすすめアイデア

寒い時季になると、毎日のように利用するのが暖房です。冬場の電気代が高いと感じているなら、暖房器具のランニングコストにも目を向けてみましょう。電気代が気になる人のために、暖かく過ごすポイントや暖房費を抑える効果的な方法を解説します。

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どうして暖房費は高くなるの?

寒い時季には欠かせない暖房ですが、冬場の電気代が高いと感じた経験はないでしょうか?冷房費と比べて、暖房費の方が高くなる理由を解説します。

暖房 節約

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室温と外気温度の差が大きいから

エアコンには、冷房と暖房の二つの機能があり、設定温度に合わせて室温を調節します。同じ仕組みを用いているにもかかわらず、暖房の方が電力を多く消費するのは、冬場の室温と外気温度の差が夏場よりも大きいためです。

設定温度に合わせて、部屋の温度をコントロールするのがエアコンの役割ですが、一度設定温度に到達すればコストはそれほどかかりません。エアコンは、設定温度に到達するまでの時間がかかるほど、多くの電力を消費するのです。

夏場は室温が高くなりやすく、室温と外気温度にはそれほど大きな差がありません。一方、冬場は地域によっては、外気温度がマイナスになることもあります。外気温度が低ければ低いほど設定温度との差が大きくなり、部屋を暖めるまでに長い時間が必要になるのです。

エアコンを暖房にすると電気代が高いのはなぜ?【家計を助ける節約テクニック】 | Domani

コスパのよい暖房器具とは?

家で使っている暖房の種類によって、毎月のコストにも差が生じます。暖房器具ごとのコストパフォーマンスを、それぞれ確認してみましょう。

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暖房器具の電気代比較

毎月の電気代は、どの暖房器具を使うかによっても異なります。エアコンやヒーターなど、よく利用される暖房の1時間あたりにかかる電気代を比べてみましょう。

●エアコン:約3〜33円(120~1230W)
●ファンヒーター(加湿機能付き):約18.1~33.8円(670~1250W)
●こたつ:約4.6円(600W)
●電気カーペット:約14.4円(820W)
●ヒーター:約15.4円(10畳のリビング)(300~1500W)

こたつを使った際の電気代は約4.6円とリーズナブルですが、こたつの中しか暖まらないため、家事で動き回る場合には寒さを感じてしまいます。足元を暖める電気カーペットは、約14.4円とこたつの3倍程度のコストがかかることがわかります。

参考:【エアコン】1時間あたりの電気代の目安(品番別) – エアコン – Panasonic
参考:家具調コタツ 120×75(天然木シリーズ) DK-R12CD カードリモコンタイプ 詳細(スペック) | コタツ/テーブル式暖房 | Panasonic
参考:加湿機能付きセラミックファンヒーター DS-FKX1205 詳細(スペック) | 電気ストーブ/電気温風器 | Panasonic
参考:電気カーペット DC-3LG100 3畳相当 詳細(スペック) | 電気カーペット | Panasonic
参考:デロンギ ヒーターの電気代は?| 電気代について |ゼロ風暖房デロンギ ヒーター 風が出ないのに、部屋全体が暖かい。

総合的に考えるならエアコンがおすすめ

エアコンは、室内の空気を循環させて、部屋全体を暖める暖房器具です。ヒーターやストーブに比べて暖まるまでの時間が短く、場所によって温度差ができにくいのも、エアコンならではのメリットといえるでしょう。

暖房費を抑えたいならこたつを使う方法もありますが、体をこたつに入れなければ暖かさを感じられません。使い勝手のよさも考慮すると、空間全体を素早く暖められるエアコンが、最もコストパフォーマンスに優れていると考えられます。

室温が設定温度まで上がった後は、電気代もそれほど高くなりません。省エネ機能を搭載しているモデルも多いため、購入の際は機能面にも注目してみましょう。

暖房(エアコン)費用を節約するコツ

暖房にかかるコストを節約したいなら、エアコンの使い方にも気を配りましょう。エアコンをより経済的に利用する方法を紹介します。

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弱モードより自動運転に

エアコンにはいくつかのモードが搭載されているため、風の強さを弱モードに設定して電気代を抑えようと考える人もいるかもしれません。出力が小さい方が電気代を抑えられるのは事実ですが、自動運転モードも節約に役立つのです。

エアコンは、室温が設定温度に届くまでの間に多くの電力を消費しています。弱モードにしていると、設定温度になるまでに時間がかかるため、むしろコストが高くなってしまう可能性も。自動運転モードを利用すればすぐに室温が上がるので、トータルで見れば消費電力を抑えられます。電気代の節約を考えるなら、効果的にモードを使い分けましょう。

定期的にエアコンの掃除をする

エアコンは冷房としても利用できるため、夏場に使う機会も多いものです。そのため、フィルターにホコリなどの汚れがたまっていることも珍しくありません。フィルターに汚れが付着したままエアコンを使っていると、暖房をつけても空気が暖まりにくくなってしまいます。

暖房効率を上げるためには、定期的に汚れがたまっていないか確認することが重要です。フィルターにホコリがたまっていたら、本体から取り外して掃除機をかけるようにします。メーカーによっても異なりますが、ホコリを取り除いた後に水洗いをすると効果的です。掃除の頻度としては、2週間に1回のペースが理想的とされています。

エアコンの掃除方法を徹底解説|部位別のお手入れ方法とコツは? | Domani

室外機の周りに物を置かない

室外機の周辺に物が多く置かれている場合は、まとめて片付けておきましょう。熱を放出する吹き出し口がふさがれると暖房の効きが悪くなり、より多くの電力を使うことになります。

また、エアコンのフィルターはもちろん、室外機にも汚れが付くことに注意が必要です。室外機は外に置かれているため、風で飛んできた枯れ葉などのゴミ・ホコリがたまる可能性もあります。吹き出し口やファンの周りを片付けるだけでなく、ゴミ・ホコリを取ることも節電につながります。

ほかにも、雪が降る地域では、室外機が雪を吸い込む恐れがあるため、ネットを張るなどの対策が必要です。

エアコンの室外機カバーは付けた方がいい?メリットや選び方のポイントを紹介|Domani

30分以内の外出はつけっぱなしでOK

エアコンは、運転を開始するときに大きな電力を消費します。そのため、頻繁に電源のオンオフを繰り返していると、むしろ消費電力が大きくなってしまうのです。暖房を使わないときは電源を切った方がよいと思うかもしれませんが、エアコンをつけっぱなしにした方が節電になるケースもあります。30分程度の短い外出であれば、電源は切らずに出かけるようにしましょう。

もちろん、長く家を空けるときにはエアコンを切った方が節約になります。自分の予定に合わせて、賢くエアコンを使いましょう。

部屋を暖めやすくするアイデア3選

暖房効果を高めるには、部屋が暖まりやすい環境を整えることも大切です。寒い時季でも暖かく過ごすために、覚えておきたい三つのポイントを説明します。

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サーキュレーターなどで空気を循環させる

暖かい空気は「上」に、冷たい空気は「下」に移動する特徴があり、空気が偏ったままだと部屋全体が暖まるまでに時間がかかります。空気を循環させて効率よく部屋を暖めるには、サーキュレーターを使用しましょう。

サーキュレーターを上に向けて設置することで、暖まった空気が下へと降りてくるため、温度差ができにくくなり部屋全体をムラなく暖められます。暖かい空気が行き渡るので、むやみに設定温度を上げなくても快適に過ごせるでしょう。

サーキュレーターで暖房効果アップ!部屋に合った効果的な置き方とは? | Domani

冷気を入り込ませない工夫をする

せっかく部屋の温度が上がっても、隙間から冷たい風が入り込むと室温が下がってしまいます。下がった室温を上げるたびに電気代もかかってしまうため、部屋に冷気が入らないように工夫をしましょう。

冷気が入り込みやすい場所としては、窓やドアなどが挙げられます。市販の隙間テープなどを利用して、隙間をふさぐとよいでしょう。窓全体に断熱シートを貼るのも、効果的な方法です。

また、足元が冷えやすい人の場合、床下から冷気を感じることも多いでしょう。床下の冷気対策には、保温用のアルミシートを敷くのが効果的です。冷気対策になるだけでなく、室温が下がりにくくなる効果も期待できます。

湿度を上げて体感温度を上げる方法も

乾燥しがちな冬場は、部屋の湿度を上げることが大切です。加湿することで、同じ設定温度でも体感温度を上げることができます。外気温度の高い夏場は、ジメジメとした多湿な環境だからこそ、余計に暑く感じるといわれています。エアコンなどの暖房器具が稼働している冬場の室内は、屋外よりも湿度が低いため、加湿器などを利用して快適な湿度を保ちましょう。

また、近年のエアコンやファンヒーターなどの中には、加湿機能付きのモデルも多く存在します。加湿器を置くスペースの確保が難しいといった場合は、加湿機能付きのモデルをうまく活用するのがおすすめです。

温度だけでなく、部屋の湿度にも気を付けて、毎日暖かく過ごしましょう。

 

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