小松菜に含まれる栄養素と効果効能
βカロテン
緑黄色野菜である小松菜には、βカロテンが多く含まれています。
βカロテンはビタミンAの前駆体と言われていて、ビタミンAは爪を作るケラチン形成に欠かせない栄養素。爪が乾燥しやすい人や爪割れを起こしやすい人は、積極的に食べるのがおすすめされています。
また、粘膜や皮膚を保護する働きもあるので、美肌を保ちたい人も積極的に食べることが推奨されているそうです。
鉄
小松菜には鉄分も豊富に含まれていると言われています。
鉄が不足すると貧血を起こしたり寝起きが悪くなったり、皮膚炎が起きやすくなったりと、さまざまな不調をもたらします。
鉄分といえば「ほうれん草」を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、実は小松菜の方が鉄分の含有量は多いそう。
さらにほうれん草には鉄の吸収を妨げる「シュウ酸」が含まれているので、積極的に鉄分補給をしたい人は小松菜を食べることが推奨されています。
ビタミンC
小松菜にはビタミンCも豊富に含まれていると言われています。
ビタミンCは抗酸化作用が強く、疲れの原因である活性酸素を除去する作用があります。他にも毛穴やたるみ、くすみや乾燥などマルチに効果を発揮してくれるので、美肌に導いてくれる効果も期待されています。
さらにビタミンCは、睡眠にも関係しているようで、夜にビタミンCを摂ることで眠りの質を上げてくれるのだそうです。
カルシウム
カルシウムといえば、牛乳やヨーグルト、煮干しですが、野菜の中ではカルシウムの含有量がダントツに多いのは小松菜だと言われています。
カルシウムは吸収率が悪く、不足しがちな栄養素のひとつだと言われているため、意識して積極的に摂ることが推奨されています。
ビタミンE
アーモンドやヘーゼルナッツなど、ナッツ類に多く含まれるビタミンEですが、実は小松菜にもビタミンEが含まれているそう。
ビタミンEには抗酸化作用があり、血液を滞らせる老廃物の過酸化脂質を抑え、血流を促進させる働きがあります。
結果的に貧血予防や動脈硬化予防が期待されているそうです。
カリウム
小松菜にはカリウムも含まれているそう。
カリウムは過剰な塩分を排出し、むくみを防いでくれる栄養素。現代人は塩分摂取が増えている上、カリウム不足であるというデータがあるため、意識して摂っていきたい栄養素です。
小松菜の栄養を逃さない食べ方
茹でるなら短時間で
小松菜に含まれるカルシウムや鉄分、ビタミンCなどは、水に溶けやすいという特徴があるため、洗ったり茹でたりするなら、できるだけ短時間で済ませることが推奨されています。
ほうれん草と違い下茹でいらずで生食が可能なので、そのまま生で食べるのもおすすめだそうです。