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理想の【ゆるいパーマヘア】にするには?
まずはパーマの種類を理解する
パーマにはいくつか種類がありますが、その種類によって仕上がりが変わったり、髪への負担のかかり方が異なったりすると言われています。代表的な2つのパーマメニューをご紹介します。
コールドパーマ
コールドパーマとは一般的に、パーマ液のみを使ってかけるパーマのことを言います。
水に濡れたときにパーマが出るのが特徴で、ふんわりと自然な仕上がりを求める人におすすめされているのだそう。また、さまざまなアレンジができるのもコールドパーマのよいところかもしれません。メリット・デメリットは以下。
【メリット】
・ふんわりしたパーマが可能
・部分的にかけることができる
・柔らかい髪質の人はかかりやすい
【デメリット】
・カールがそれほど強くない
・デジタルパーマと比べ持ちが悪い
デジタルパーマ
デジタルパーマは、パーマ液にプラスして熱を加えてパーマをかけます。
熱をプラスすることでパーマの持ちがよくなり、パーマがかかりにくい人やクセが強く髪の量が多い人でも楽しめると言われています。
個人差はありますが、コールドパーマが2〜3ヶ月持つと言われているのに対し、デジタルパーマは6ヶ月ほど持つと言われ「形状記憶パーマ」とも呼ばれているのだそう。
しっかりパーマをかけたい人や、髪量が多かったり髪質が硬かったりする人はデジタルパーマの方がおすすめなのだそうです。
メリット・デメリットは以下。
【メリット】
・パーマの持ちがよい
・コールドパーマではかかりにくい人でもパーマがかかりやすい
・ふんわりしたカールができる
【デメリット】
・コールドパーマよりも値段が高いことが多い
・熱を加えるため髪への負担が大きい
完成形イメージを美容師さんに伝えることが大事
ゆるいパーマを美容院でオーダーするときは、自分の理想とする完成形のイメージをしっかり担当美容師さんに伝えることが大切です。
ゆるいパーマといってもさまざまな種類があるので、理想の仕上がりの写真を用意しておくと、美容師さんもイメージしやすいかもしれません。
【ショート】おすすめのゆるいパーマヘア
波巻きパーマのハンサムなショートボブ
カット
ベースは、前髪なしのショートボブ。後ろは襟足ギリギリに設定し、グラデーションカットで頭の形をよく見せる。顔周りは鼻下の長さでカット。表面にレイヤーを入れる。
パーマ
巻くのが苦手な人は波巻き風のパーマをかけておく。顔周りの長さを残しているから気になる頬骨にも髪がかかってカバーされ、顔をキュッと見せてくれます。
スタイリング
毛先を外ハネにしながら乾かしてから、表面の髪を3〜4cmの毛束に取ってストレートアイロンで内カールと外カールを繰り返して波巻きに。100円玉大のオイルを手に広げ、カールをくずしながらなじませて。パーマの場合は、髪が半乾きの時にムースをクシャッともみ込むだけ。
ゆるふわパーマのマッシュショート
カット
目のラインより少し上の長さでマッシュベースにカットし、表面にのみレイヤーを入れる。シルエットは耳よりも上にウエイトを設定し、リフトアップ効果を狙って。
パーマ
大きめのロッドを使用し、毛先が動く程度のゆるいパーマをかける。フェイスラインはピンパーマを使用し、顔にフィットするような動きをつける。
スタイリング
濡れている髪にオイルやバームなど保湿できるアウトバストリートメントを少量なじませてから、手で揉み込むようにドライヤーで乾かす。その後、ベタつかないタイプのワックスを少量手に広げ、毛先から髪を持ち上げるようにクシャッと揉み込んで空気感と束感を出し、指先で形を整える。
ラフなパーマのニュアンスショート
カット
襟足を長めに残したショートボブのベースに、顔まわりはあごラインに少しかかるくらいの長さにカット。動きがきちんと出る軽くなりすぎないレイヤーを入れる。全体の長さやレイヤーを入れる位置は顔型に合わせて調節し、ひし形のシルエットをつくる。
パーマ
全体に動きをつけるデジタルショートパーマをかける。トップのボリュームが重要。
スタイリング
髪を少し濡らしてからパーマ用のムースを揉み込んで完成。プリカール(パーマ)だけかけている場合は、26mmなど細めのヘアアイロンで根元からミックス巻きにし、ワックスやバームで束感を出して。
カーリーな毛先の黒髪ショート
カット
カーリーな毛先の動きが出るように、前髪は頬に沿わせてカット。
パーマ
23mmのロッドを使用し、耳より上の場所に毛先1回転巻きにしてゆるい動きをつける。トップは根本だけにパーマ(プリカール)をかけ立ち上がりをつけ、ペタッとしないようボリュームをプラスする。
スタイリング
髪を軽く濡らてブローした後、スタイリング剤を全体に揉み込む。前髪はセンター分けにし、指先でつまむようにして束感を出して。
【ボブ】人気のゆるいパーマヘア
ふんわりシルエットのオーバルボブ
カット
前髪からサイドにかけて、顔まわりを包み込むようにカットし、毛先にランダムな動きがあることですっきりとしたフェイスラインに。前髪は深めにとり少し厚めに設定することで、イキイキとした印象を与えられます。
パーマ
デジタルパーマで立体感のあるオーバルボブに。ふんわりボリュームのCカールでつくる丸みのあるシルエットで、まとまり感もアップ。
スタイリング
髪全体を濡らした後、ワックスをパール2粒分の量をとり、全体に手ぐしでよくなじませる。毛先を下からやさしく握るようにしてドライヤーで乾かし、カールをだして。顔まわりは指先で毛束をつまむように整えましょう。
ひし形シルエットのワンカールボブ
カット
肩上前上がりのボブベース。前髪は、目と鼻の間くらいの長さで流れるようにカットし、トップと顔まわりにレイヤーを入れひし形のシルエットにする。
パーマ
カットラインやレイヤーに合わせ、ワンカールのパーマをかける。
スタイリング
分け目がつかないよう髪をつむじから放射状に下ろし、根元をふんわりとブロー。26mmアイロンで毛先を内巻きにし、半カールくらいの曲線をつける。フロントを自然に分け、顔まわりのひと束を後ろに流れるようなリバース巻きに。巻き終わったらほぐし、少量のバームを髪になじませ束感を出して。
上品なたおやかワンカールボブ
カット
肩ラインのワンレンボブベースに、顔まわりと全体にローレイヤーを入れる。レイヤーを入れることでふわっとした動きが出て毛先がまとまりやすく。
パーマ
毛先にワンカール内巻きのデジタルパーマをかける。
スタイリング
さらにしっかりカールをつけたい場合は、ヘアアイロンで毛先をワンカールの内巻きに。巻き終わったら髪をほぐし、少量のミディアムワックスを手のひらにしっかり広げ、毛先から全体になじませて。
ゆるふわな外ハネのワンカールボブ
カット
鎖骨ラインのボブベース。ハチ上に前下がりのレイヤーを入れ、きれいなシルエットをつくる。重めに残した前髪は目の下ラインに設定し、少し隙間ができるようにカットする。
パーマ
カットラインが重めの髪も扱いやすくなるため、全体にワンカールのボディパーマをかける。
スタイリング
油分の少ないドライワックスをパール1粒分、手のひらにしっかり広げる。毛先から空気を含ませながらなじませ、仕上げに前髪を整えたら完成。
【ミディアム】おしゃれなゆるいパーマヘア
ゆるっとしたニュアンスの低温パーマ
柔らかい質感を残した低温パーマなら、ゆるっとしたニュアンスを楽しむことができます。髪が乾燥しやすい人、傷みやすい人にもおすすめです。
カット
全体は鎖骨下3cm。耳より前の毛束に低い位置のレイヤーを加える。前髪は薄めで目のラインに合わせてカット。黒目の外側〜こめかみまではゆるいラウンドにカットしサイドにつなげて。
パーマ
髪に優しい低温のパーマ。顔まわりからバックにかけリバースに巻いて。
スタイリング
パーマの部分をざっくりリバースにねじりながら乾かし、パーマを引き出す。前髪は毛先だけをアイロンで内巻きにして。手にオイルを広げ、手ぐしを通すようなじませ束感を作ったら完成。