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2023.11.18

今さら聞けない「モッパン」って何? 意味やなぜ人気なのかを解説

SNSや動画共有サービスなどで人気の「モッパン」。「モッパン」とは、食べ物を食べる動画のことです。聞いたことはあるけれど、詳しくは説明できないという方も多いのでは? そこで本記事では、モッパンの意味や由来、人気の理由などを解説します。

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「モッパン」とは?

動画を見ていると「モッパン」という言葉を聞いたり見たりすることがありませんか? 「モッパンって何のこと?」と思った方も多いでしょう。

「モッパン」とは、食事している場面を収めた動画のこと。動画共有サービスでは、人気が高いコンテンツのひとつです。日本語では「グルメ番組」や「グルメレポート」が意味合いとしては近いでしょう。世界でも「MUKBANG」という言葉が広く知られています。

最近ではインターネットやSNSの中などで生まれ、普段の会話でも使われはじめる言葉が多くあります。流行ったかと思えば、もう使っている人が少なくなっていたり、目まぐるしく変化していきますよね。「モッパン」も、今さら意味や使い方など聞けない、そんな言葉のひとつではないでしょうか。

ケーキやスナック菓子などが並んでいるテーブルを前に、ハンバーガーを食べている人のイラスト

モッパンの語源や由来は?

なぜ「モッパン」というのかというと、実は韓国語が由来となっています。

モッパン」は韓国語で「먹방」と表記します。これは韓国語で「食べる」という意味の「먹는(モンヌン)」と、「放送」や「配信」「番組」という意味の「방송(バンソン)」が合わさってできた造語なんです。

韓国ではグルメ番組のようなテレビ番組を「먹는 방송(モンヌン バンソン)」といい、それを略して「モクパン(먹방)」といわれるようになりました。その発音は日本語でいうと「モッパン」と聞こえることから、日本では「モッパン」と呼ばれるようになったとされています。

また最近「モッパン」は、食事系動画のことをいうだけでなく、「昨日焼肉をたくさんモッパンした」などのように、「食べること」をいう動詞として使われることもあるようです。

「モッパン」と「ASMR」との違いは?

食事シーンの動画を見ていると、「ASMR」という言葉が出てくることがあるでしょう。この「ASMR」は、「Autonomous Sensory Meridian Response」といい、人が視覚や聴覚などに何らかの刺激を受けることで、心地よく感じること、脳がゾワゾワする反応や感覚をいったもの。日本語では「自律感覚絶頂反応」といいます。

動画共有サービスなどでいう「ASMR」は、主に聴覚を刺激するもので、音がメインの動画が多いよう。その代表的なものが「咀嚼音(そしゃくおん」です。麺をすする音や、硬いものを噛み砕く音など、さまざまな食べ物を咀嚼する音を特殊なマイクで拾って録音されています。

一方で、「モッパン」は食べているシーンがメインの動画です。最近では「モッパン」と「ASMR」が合わさった「モッパンASMR」というものもあります。

「モッパン」と「ヌッパン」は違うもの

「ヌッパン」というものがあるのを知っていますか? 「モッパン」と言葉は似ていますが、まったく別の動画です。「ヌッパン」は、布団に横になってトークする動画のこと。いわゆるパジャマトークをする動画です。

アイドルや有名人が、ルームウェアやパジャマで布団などに横になりながら、会話している様子を配信。自分が推しているアイドルたちなどの、普段なかなか見られないリラックスした姿が見られると人気です。

「ヌッパン」のハングル表記は「눕방(ヌッパン)」。「横になる」という意味の「눕다(ヌプタ)」と、放送という意味の「방송(バンソン)」が合わさってできた言葉です。

「モッパン」動画の特徴は?

「モッパン」の特徴についてチェックしていきましょう。

焼肉を食べている食卓を上から見たイラスト

とにかくたくさん食べる

モッパン」=「大食い」といってもいいほど、ほとんどの動画で、すごいボリュームの食べ物を食べています。小柄な人の食べっぷりがよい動画や、豪快な食べ方をする動画、クスッと笑えるような面白い食事動画が人気のようです。

韓国グルメが多い

「モッパン」で扱われるグルメは本当にさまざまですが、韓国発祥というだけあって、韓国料理を食べている動画を配信していることが多い傾向も。韓国のラーメンや、フライドチキン、チゲ鍋など韓国グルメを紹介する動画が多く見られます。

「モッパン」動画が人気の理由とは?

「モッパン」は韓国から人気に火がつき、世界に広がっていきました。なぜここまで「モッパン」が人気になったのでしょうか? その理由について考えられるものを見ていきましょう。

さまざまな食事をする人々のイラスト

一緒に食べているような感覚になる

韓国ではひとりではなく数人で食事をするのが一般的。しかし、ひとり暮らしをする人の増加やコロナ渦の影響などにより、ひとりで食事することが増えたことで、「モッパン」を再生しながら食事すると一緒に食事をしているような感覚になるのが、人気になった理由のひとつと考えられます。

ストレス発散できる

健康のことを考え、お腹がパンパンになるまで食べ過ぎないようにしている人も少なくないでしょう。そんな中、「モッパン」でカロリーが高いもの、甘いものなどを気にせずにたくさん食べている姿を見て、自分も食べているような感覚になることも。そのため「モッパン」を見るとストレス発散になる、という声も多いようです。

新商品や観光の情報を得られる

韓国のスーパーやコンビニの新商品や、屋台やレストランなどの韓国のグルメ情報を発信している「モッパン」も多くあります。「モッパン」を見て、食べてみたかった新商品の情報や観光のヒントにもなるのです。

「モッパン」動画が苦手な人も

「モッパン」は、「その食べっぷりのよさが気持ちよくて、ずっと見てしまう」という人がいる一方で、苦手に感じる人も。「モッパン」が苦手に感じる理由の多くは「咀嚼音」などにあるようです。

子供の頃、「音を立てて食べてはいけない」と教わった方も多いのではないでしょうか。「モッパン」では、わざと音を立てて食べている動画が多くみられます。その咀嚼音が、心地よく感じる人がいれば、不快に感じる人もいるのです。

最後に

食事系動画「モッパン」について解説してきました。他人がおいしそうに食べている動画は見ていると気持ちいいし、自分も食べたくなりますよね。その一方で、苦手に感じる人も少なくありません。

そんな「モッパン」は、今とても人気があり、さまざまな動画が配信されています。その中で自分のお気に入りの「モッパン」を探して、楽しんでみてはいかがでしょうか。

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