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WORK 雑学

2025.12.03

「沸点低い」ってどんな人? 行動傾向や心理パターンもチェック

「沸点低い」人は、もしかしたらあなたの身近にもいるかもしれません。周囲を疲れさせ問題を起こしやすいとされているのが「沸点低い」人です。どのような特徴を持っているのか、行動傾向やそれを支える心理、おもなタイプを見ていきます。

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「沸点低い」人ってどういう意味?

「沸点低い」人と聞いても、意味が分からず違和感を抱く人もいるかもしれません。科学的な用語であるはずの「沸点」が人に使われる場合、どのような意味になるのでしょうか。

「沸点低い」のは怒りっぽい人

沸騰した鍋の写真
(c)Adobe Stock

沸点とは「液体が沸騰しはじめるときの温度」のことです。たとえば、1気圧において水の沸点が約100℃なのはよく知られています。

ここから「沸点」という言葉が、人が怒りを我慢できなくなる境界線を表す比喩としても使われるように。「沸点の低い人」は、ちょっとしたことでもイライラし始める短気な人のことです。

誰にでも、機嫌が悪くて怒りっぽいときはあるでしょう。沸点が低い人とは、一時的な怒りっぽさではなく、普段から感情のコントロールが苦手で、ほとんどいつも怒りっぽい人を指すことがほとんどです。

ふっ‐てん【沸点】
液体が沸騰しはじめるときの温度。ふつう1気圧のときの温度をいう。水の場合はセ氏100度(正確には99.97度)。沸騰点。
引用:小学館 デジタル大辞泉

沸点低い人ってどんな人?

沸点が低い人には、怒りっぽい以外にも特徴がいくつか挙げられます。ポイントとして「自分が正しく相手が悪いと決めつけやすい」といった三つの行動特性を見ていきましょう。

ささいなことでもすぐに怒る

沸点が低い人は、周りから見ても本人にとっても小さなことで怒りを露わにする傾向が見られます。他人に対してすぐにイライラし、攻撃的な態度を取るのが特徴といえるでしょう。

多くの人は、他人や物事に多少イライラしても、できるだけ表面には出さず心の中で我慢するもの。しかし、沸点が低い人はこの我慢がききません。

ストレス耐性が低く、少しのストレスで容易に怒り出してしまうともいえます。周囲には怒りのスイッチがどこにあるのか分かりにくいため、他人を委縮・困惑させやすいでしょう。

自分が正しく相手が悪いと決めつけやすい

沸点が低くなる理由のひとつとして、思い込みの激しさや視野の狭さも挙げられます。自分が正しいと思い込んでいると、相手の考えを受け入れにくくなるためです。

また、自分の知識や経験、社会的地位などにプライドを持ちすぎて視野が狭くなると、異なる意見を受け入れにくくなると考えられます。

沸点が低い人は、新しい変化や異なる意見に直面すると怒り出してしまう一面も。反対に、視野が広く物事を多面的に見ようとする人は、相手の言い分や長所を理解するので怒りにくいといえるでしょう。

せっかちで人の話を聞かない

沸点が低い人はせっかちで、相手の話をじっくり最後まで聞くのも苦手のようです。相手の話を最後まで言わせなかったり、気になる単語に腹を立てて文脈全体が見えなくなったりすることも。

人の話を聞けないだけでなく、じっくりと状況を観察することやコツコツと丁寧に積み上げていくことが苦手な人もいます。少し見ただけで分かった気になり、結論を急いでしまうことも少なくないでしょう。

結果として自分と異なる考えを受け入れられず、自己成長の機会を失いやすいといえるかもしれません。

沸点が低い人の心理とタイプ例

沸点が低い人といっても、原因は人によります。ここではよく見られる沸点低い人の一例として、3タイプを挙げていきます。

PC作業をしながら髪を逆立てて怒る女性のイラスト
(c)Adobe Stock

疲れや不満をため込んでいるタイプ

普段は短気でない人も、忙しさや疲れからイライラしやすくなることがあるでしょう。このような短気さは、基本的に休めば改善されるものの、長期にわたって疲労がたまっていると、イライラしているのが当たり前の状態に。

職場や家庭の人間関係で悩んでいたり、経済面で困難を抱えていたりする人は要注意かもしれません。

慢性的に疲れや不満をため込んでいるため、ちょっとしたストレスでも怒りを爆発させてしまい、いつの間にか「沸点が低い人」と周りから思われている可能性も考えられます。

怒ることで優位に立とうとするタイプ

沸点が低い人の中には、わざと怒りを利用するタイプも。怒ることで相手が気圧されて黙ったり遠慮したりする状況を利用して、自分の優位性を保とうとするのです。

このタイプの中には、子どもの頃、親が怒りで子どもをコントロールするような環境で育った人もいるのだとか。人間は大人になった後も、親と同じような手段で人と関わろうとする傾向があるとされているからです。

たとえ一時的に思い通りになったとしても、怒りによって相手を支配するコミュニケーションは社会的評価を下げ、周囲の人間関係を悪化させやすいといえるでしょう。

細かいことが気になってしまうタイプ

細かいことが気になってしまう人も、怒りっぽくなりやすいタイプといえるでしょう。たいていの人が気にならないような問題にも意識を向けてしまい、日頃から多くのストレスを感じていると考えられるからです。

そのため、ストレスがキャパシティオーバーになりやすく、家族や職場の人からは「取るに足らないささいなことで、そこまで怒らなくてもいいんじゃない? 」と思われがちです。

よく気がつくというのは、うまく使えば長所にもなります。その気になれば他の人が気づかないミスを発見したり、ちょっとした相手の変化に気づいて気を配ったりもできる人といえます。

まとめ

POINT

  • 沸点の低い人とは、ちょっとしたことでもすぐ怒る人をいう
  • 沸点の低い人は、人の話を最後まで聞かない傾向が見られる
  • 沸点の低い人は、思い込みが激しく自分が正しいと思いがち

沸点の低い人はいつ怒り出すかわからないので、周囲を緊張させ疲れさせてしまいます。
もし友人や職場の人に沸点の低い人がいたら、そっと距離をとったほうが自分のメンタルを守れます。

メイン・アイキャッチ画像:(c)AdobeStock

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Domani編集部

Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けたファッション&ビューティをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれや美容を楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッション感度の高いエディターを通して発信中。
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