「ラ・ロンダジル」平盛道代さんは包容力のある黒の角皿を愛用!
日々の晩酌で黒は大活躍!アクセントに差し色を
結婚して実家から引っ越したとき、「好きなうつわだけで暮らせる」ことが楽しくなったという平盛さん。益子の陶器市などに通ううち、うつわに魅せられ、お店をオープン。家で使うとこんな感じ?古民家風のショップにいると、そんなイメージがわいて楽しくなる。
お店が終わると、平盛さんは毎晩、晩酌。桃と生ハム、にんじんラペ、トマトのだし漬けなど、シンプルなつまみを盛るのは、食材が映える黒の角皿。
![](https://domani.shogakukan.co.jp/wp-content/uploads/2017/12/8-8-5_1.jpg)
【晩酌のメイン皿は夫婦ふたり盛り用で】右は、加藤かずみさんの錆色の角皿。金属風の磁器の質感、ゆがみのあるラインも味。銘々皿としても使っている。左は大村 剛さんの角切り皿。使ううちにきれいなツヤが出てきた。欠けは金継ぎしながら愛用中。
「黒は簡単なものでも料理した感が出るのでありがたくて(笑)。角皿は縦、横、斜めと盛り方のバリエーションがつけやすく、何をどう盛ってもそれっぽく見せてくれるので、盛りつけが苦手な人にもおすすめです」
【オブジェのようでいて実用的なピッチャー】チェイサーやカトラリー入れにと日々活用。右から、釉薬のかかり方が印象的な鈴木 稔さん、城 進さんの鉄絵、一柳京子さんのカプチーノシリーズのシックなピッチャー。
その日の気分で色のうつわや豆皿を合わせることも。黒は他の素材とも合わせやすいそう。
「日常では陶磁器にガラスや木のうつわを合わせることも多いですが、わが家の白いうつわと、ほかの素材のうつわを合わせるとぼやけて見えることがあって。黒は何が来ても締まる。とても包容力のある器だと思います」
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【お菓子も薬味もおつまみも、豆皿はその日の気分で】右上の須藤拓也さんの瑠璃色のうつわに豆皿を合わせてよく使う。右下のふくら雀の豆皿は、たなかふみえさん。左ふたつの柄違いの染付けは沼田智也さん。日本画のような柄も素敵。
【季節を感じる 美しい色使い】吉村和美さんの作品は独特の色使いとなめらかな陶肌が素敵。若草色のボウルは、抹茶碗として使うことも。
「ラ・ロンダジル」店主
平盛道代さん
東京生まれ。2004年にショップ&ギャラリー「ラ・ロンダジル」をオープン。手仕事のうつわをはじめセンスのいいセレクトで作家からの信頼も厚い。年20回ほど展示会を開催。http://la-ronde.com
この特集のきっかけは…
本誌5月号より。「手抜きごはんも買ってきたおかずも、好きなうつわに盛れば気分が上がる!」という女性たちの声がきっかけに。
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Domani10月号「お気に入りの「うつわ」がある暮らし」より
撮影/三村健二 レイアウト/mashroom design 構成/松田亜子