賢い人ってどんな人?
みなさんの職場には、「この人は賢い」と思う人はいますか?女性約100人にリサーチしてみました。
【質問】職場に「賢い」と感じる人はいますか?
・いる…53%
・いない…47%
※アンケートは30~49歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数117名。
職場に賢い人が「いる」と答えたのは53.0%でした。どんな理由からその人のことを賢いと感じたのでしょうか。体験談もご紹介しましょう。
【体験談】賢いと感じた理由
・とにかく頭の回転が早い、一つ質問をすれば倍以上の回答が返ってくるし、案もパッパと浮かぶ(30代・兵庫県)
・テキパキなんでもこなし、人に的確な指示を出し、コミュニケーション能力が高い(40代・愛知県)
・同じことを伝えるのにも言葉の選び方で相手を納得させたり、広い視野をもって先を考えている(40代・埼玉県)
賢い人の特徴とは
賢い人には、さまざまな要素がいくつも備わっています。主にどのような特徴があるのか紹介します。
知識が豊富
専門分野がいくつもあるような知識の豊富さは、賢い人が持つ大きな特徴の一つです。論理的・効率的な思考とは別なタイプの賢さと言えます。知りたいことや確認したいことなどがある場合、歩くデータベースのような存在とも言える賢い人は、とても頼りになりますよね。
知識が豊富なだけでなく、各情報に対するソースの確認も怠りません。信頼できる情報かどうか、出所をしっかりと確かめる意識を持っています。ソースが分からない情報に対しては、自分なりの判断基準を設けていることも特徴。判断基準に一定の根拠を定め、基準をクリアした情報だけが賢い人の情報として扱われます。
謙虚で向上心がある
賢い人は、自分が優秀であることを自覚しつつ、1人では生きていけないことも理解しています。そのため、どのような場面でも決しておごらず、謙虚に他人と接します。向上心があることも、賢い人の性格的な特徴です。より優れた自分を目指す気持ちが、向上心を引き出しています。向上心は日々の努力につながり、さらなる成長を促します。
現状に甘んじたくないという気持ちを常に持っているため、賢い人は勤勉でもあります。本を読んだり世間に対してアンテナを張ったりしながら、精度の高い情報を集めています。他人と接することでしか得られない情報があることも理解し、人の話も謙虚に聞いた上で自分の知識と照らし合わせ、得た情報の精度をさらに高めていきます。
優先順位がつけられる
何ごとにも優先順位がつけられることも、賢い人が持つ特徴の一つです。重要なこととそうでないことを的確に判断することで、物ごとを効率よく進められます。仕事だけでなく、自分が努力すべきことにも優先順位をつけて臨みます。筋道の通った努力により、より速いスピードで成長できるのは、賢い人に顕著な特性と言えます。
捨てることに重点を置いているのも、賢い人ならではの考え方。世の中にあふれる情報から、必要と思われるものだけを吸収し、要らない情報は迷わず捨てられます。インターネットの普及により、本当に重要な情報が埋もれがちになっている状況を、賢い人は理解しています。
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賢い人の話し方
賢い人は、自分の考えを相手に伝えることや、他人の話を聞くことに関しても、賢さを発揮します。賢い人の話し方に表れる主な特徴を解説します。
簡潔に説明できる
賢い人は、相手が理解しやすい話し方を心得ています。専門用語の使用をできるだけ控え、誰にでも分かりやすい言葉や表現に置き換えて説明します。的確で理解しやすい説明は、巡り巡って「自分も得をする」という考え方が、賢い人の優れている点。分かりやすい話し方により、相手からの同意も得られやすくなるため、ビジネスにおける商談など交渉ごとの成功率も高まります。
要点を簡潔にまとめられることも、賢い人の特徴です。結局何が言いたいのかわからないというような、主旨がつかめない話し方はしません。ポイントを簡潔に伝えられるため、話が長くなりにくく、聞いている相手にもスムーズに要点が伝わります。
質問が的確
話し相手に対する質問も常に的確です。相手にとって分かりやすい言葉を選び、自分が抱く疑問点をしっかりと解決できるような質問をします。その場を取り持つだけの意味しかないような質問や、相手が答え方に戸惑うような質問はしません。雰囲気をわきまえ、相手のレベルも考えながら、的確な質問を意識しています。
未知の領域に関する知識を増やすことに貪欲であるため、知らないジャンルの話題が展開される場合は、さらに質問の回数が増えることも。人の話を興味深く聞ける点も特徴と言えます。相手や話題を選ばず、見聞を広げるきっかけとなりそうな情報を常に探しながら、人の話に耳を傾けます。
一方的に否定しない
会話の中では、否定的な意見を言わなければならない場合があります。このような場面では、賢い人は単に否定するだけでなく、代替案を用意していることがほとんど。反対意見が正論だったとしても代替案がなければ、そこで話が止まってしまう可能性があることを理解しているからです。
賢い人は、話の中で否定的な内容があった場合、即座に代替案を考えようと試みます。代替案が頭の中でまとまった段階で、初めて自分の言葉で発言します。否定すべきだということが明確だったとしても、代替案が思いつかなければ、反対意見を述べることすらしない可能性があります。
賢いにも種類がある?
「スマートフォン」にも使われている英語の「smart」は、「賢い」を意味する言葉です。英語で賢い人のことをいう表現としては、「book smart」と「street smart」の2種類があります。それぞれの賢さにどのような違いがあるのかを紹介します。