頑固で融通が利かない
一度決めたことをやり通すのは素晴らしい姿勢ですが、頑固さが原因で融通が効かず、周囲を困らせることがあるでしょう。生真面目な人は「~するべき」と強くこだわる傾向があるため、アドバイスを受け入れにくいことが多いです。自分だけで進める作業なら問題ありませんが、チームで行う場合、その頑固さがトラブルの原因になることもあるでしょう。
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臨機応変に対応できない
仕事は順調に進むことばかりではなく、突発的な作業やアクシデントも起こります。生真面目な人はマニュアル対応には強いですが、マニュアル外のことは苦手な傾向があります。決まった仕事や事務処理は完璧にこなす一方で、クレームや来客対応などの予測できない状況では、本来の力を発揮しにくいこともあるでしょう。
冗談が通じずムキになる
職場では、冗談や軽口がよく飛び交うもの。時には、同僚が「仕事なんてほっといて飲みに行きたいな〜」とこぼすこともありますよね。しかし、生真面目な人はこれを真に受けて、「そんなことを言っている暇があるなら仕事してよ」などと、キツい一言を言ってしまうことも…。
ほんの冗談で言ったつもりのことを真面目に返されると、相手も「冗談が通じないな…」と気を悪くしてしまうでしょう。柔軟な思考を持って、シチュエーションに応じて相手の言葉を適切に受け流すことも、人付き合いには必要ですよね。
生真面目な人との上手な付き合い方
職場などに、融通が効かない生真面目な人がいて仕事がしずらい… と困っている人もいるのではないでしょうか? 生真面目な人の性格の特徴などを押さえておくことで、うまく付き合うことができるようになれるかもしれませんよ。
細かい指示を与えることを心がける
生真面目な人は、曖昧な指示では不安を感じることが多いため、具体的な指示をするように心がけましょう。仕事を依頼する際には、仕事の詳細や売り上げ目標などをこちらの意図を明確に伝えてみてください。細かく指示を与えることで、お互いの意思疎通がスムーズになるでしょう。
誠実な態度で接する
生真面目な人は、冗談や軽口を好まない傾向があります。相手の冗談を間に受けてしまい、ムッとして何も喋らなくなったり、不機嫌になってその場から立ち去ってしまうこともしばしば。そのため、生真面目な人の感情や立場を尊重し、場に応じた言葉遣いや態度で接するようにしましょう。
フォローを入れる
生真面目な人は、「こうでなければならない」という考え方を持っていて、時として柔軟性に欠けることがあります。その点をフォローするために、新しい仕事や環境に対して前向きな姿勢を持つよう促すことが大切です。
急な状況変化に対しても「この方法を試してみるのは、どうでしょう?」と提案し、柔軟な対応をサポートしましょう。これにより、彼らがストレスを感じることなく適応できるようになりますよ。
より柔軟に考えるには?
生真面目な人は、真面目であるという魅力を持っています。柔軟な思考が加われば怖いものなしです。柔軟に考えるためには、普段から「思考のクセづけ」をしてみましょう。
プロセスより成果を重視する
生真面目な人は、仕事の「結果」だけでなく「プロセス」にもこだわり、時にそれを周囲にも求めがちです。しかし、「こうあるべきだ」と押し付けてしまうと、相手が窮屈に感じ、本来の力を発揮できないこともあるでしょう。相手に合う仕事のやり方を受け入れて、どうしたら成果が出るのかを一緒に考えてみましょう。
周囲のアドバイスを受け入れる
生真面目な人は、自分が正しいと感じたことに固執しがちですが、周囲のアドバイスを受け入れることで視野が広がります。複数の視点で物事を見ると、新しい情報や答えが得られることがあるでしょう。自分の意見を大切にしながらも、他人の意見にも耳を傾けて、自分の可能性を広げてみてはいかがでしょうか?
今より少し肩の力を抜く
物事に100%全力で向き合う姿勢は、素晴らしいことです。ただし、常に全力を出し切っていると、心がパンクしてしまうこともあるでしょう。気持ちが張りつめているなと感じたら、軽くストレッチをしたり、自分が好きなものを食べたりと、息抜きすることを心掛けてみましょう。
肩の力が抜けると、気持ちや表情に余裕が生まれます。考え方にメリハリが生まれて、狭くなっていた視野も開けるはずです。
最後に
生真面目であることは決して悪いことではなく、むしろ社会やビジネスの成功に不可欠な要素です。しかし、時には柔軟な思考を取り入れることで、仕事がやりやすくなったり、周囲とのコミュニケーションが円滑になるでしょう。自分自身の強みを活かしつつ、柔軟性も取り入れて、バランスの取れた生き方ができるようになるといいですね。
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