「あなたって本当に生真面目な人よね」と言われたとき、素直に喜んでいいものか悩んだ経験はありませんか?「真面目」という文字が入ることから悪い意味ではないと思いつつも、どこか釈然としないことがあるかもしれません。
もしかしたら、誠実であることを褒められている反面、ユーモアが足りないと感じられている可能性もあるかもしれません。そこで本記事では「生真面目」の意味や真面目との違い、生真面目な人の長所や短所を深掘りします。
生真面目ってどういうこと?
そもそも生真面目とは、どのような意味なのでしょうか?
「非常に真面目である」という意味
生真面目に含まれる「真面目」という言葉は、「誠実」や「真剣である」という意味があります。物事へひたむきに取り組んでいるという褒め言葉として使用されることが一般的です。それでは、「生真面目」にはどのような意味があるのか、辞書で確認してみましょう。
[名・形動]非常にまじめなこと。まじめすぎて融通がきかないこと。また、そのさま。「―な顔」
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用
生真面目という言葉は、真面目さを強調する意味を持つことから、一般的には「融通が利かない」「冗談が通じない」というややネガティブな意味で使われがちです。
真面目な性格であることは決して悪いことではありません。しかし、真面目過ぎてしまうとユーモアに欠けてしまい、周囲からは扱いにくい存在と思われる可能性が高くなってくるでしょう。
真面目との違いとは
生真面目な人と真面目な人の違いは、「柔軟性」にあるといえるでしょう。イレギュラーな状況で、真面目な人は柔軟に対応しますが、生真面目な人は従来のやり方に固執し、融通が利きません。
「真面目」は誠実さを表す誉め言葉ですが、「生真面目」は融通が利かないという皮肉が含まれることがあるようです。「過ぎたるは猶及ばざるが如し」とあるように、柔軟性を持つことも時には必要ですね。
生真面目な人の長所とは
生真面目という言葉には、どこかネガティブなイメージを持っている人も多いかもしれませんが、長所もあるものです。ここでは、生真面目な性格のいい面に着目していきましょう。
ストレス耐性があり我慢強い
生真面目な人は、「一度決めたことをやり抜く」という強い責任感を持っています。他人のフォローも完璧にこなすため、リーダーに選ばれやすいでしょう。プライベートで苦しいことがあっても、設定した目標を必ず達成するために努力を惜しみません。弱音を吐くことを嫌い、ストレスを自分で解消する方法を知っていることが多いのは長所といえますね。
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生活リズムが規則正しい
職場の飲み会などで就寝時間が遅くなると、翌日の朝はダラダラと寝過ごしてしまうこともありますよね。しかし、生真面目な人は、いつも通りの生活を大切にしているため、前日どれだけ就寝時間が遅くなろうとも、翌日はいつも通りの時間に目覚めます。
毎朝7時に起きて、公園でランニングをしてから自宅でメールチェックをする、などルーティンを決めていることも多いです。生真面目な人がいつも落ち着いていられるのは、規則正しい生活を送っているからかもしれませんね。
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自分にも他人にも妥協がない
自分に対してストイックに向き合えるのは、生真面目な人の最大の魅力です。現状の自分に満足せず、常に上を目指す努力をします。ストイックさは自分だけでなく、他人と接するときにも発揮されます。上司や先輩の立場になると、中途半端なものに対して「もっとできるはずだ」と妥協を許すことはありません。
部下や同僚には厳しい人に見られることもあります。しかし、妥協や甘えのない姿勢に刺激されることで、ストイックな精神や向上心を学ぶ人も多くいるでしょう。
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生真面目な人の短所とは
生真面目な人は、長所がある一方で短所もいくつかあります。自分自身や身の回りの人に似た部分がないかどうかチェックしてみましょう。