そもそもズボラとはどんな意味?
ズボラだと指摘されてドキッとした経験はありませんか?自分は全く気にならないレベルでも、他人からはだらしないと見られることもあります。「知らないうちに周りを呆れさせているかも…」と思うと急に気になってくるものです。自分や周りにいる人のズボラ度合いを確認するためにも、まずはズボラがどんな意味を持っている言葉なのかを知りましょう。
行動や態度がだらしないこと
ズボラとは、言動や性格・態度にしまりがなく、だらしないさまを表します。やるべきことを後回しにしたり、中途半端で終わらせたりすることが多い傾向です。もともとの語源は、江戸時代に関西由来で広まった「ずんべらぼん」「ずんぼらぼん」だとされています。凸凹がなく、つるつるしている様子を表す言葉でしたが、これが転じてメリハリがなくだらしがないという意味合いで使われるようになりました。ものを出しっぱなしにするといった生活に関することから、約束の時間に遅れる、約束そのものを忘れるといったことまでさまざまな場面で使われます。
ズボラな人の特徴
ズボラの意味が分かっても、自分や周りの人に本当に当てはまっているのか分かりにくい部分があります。ここでは、どんな特徴があればズボラな人となるのか、具体例をあげていきます。心当たりのある行動が多いほど、ズボラである可能性が高いかもしれません。気になる人はいくつ当てはまっているかチェックしてみましょう。
部屋が散らかっている
ズボラな人の分かりやすい特徴は、部屋が散らかっていることです。もともと片付けが苦手だという人もいますが、多くの場合は「どうせまた取り出すにもかかわらず、なぜ片付けなければならないか分からない」と考えています。どこに何が置いてあるか、自分では何となく分かっているため困らないのです。片付けをすることは、時間も体力も浪費する無駄なことだと考えている場合があります。
ポイントは、ズボラな人でもときどき完璧に掃除をする人がいることです。隅々まで徹底的に掃除するため、中には「自分はズボラではない」と思っている人も。しかしこれは、数カ月に1度本気で掃除すれば後はサボれる、というズボラな性格に基づいた行動であったりします。
身だしなみが整っていない
ズボラな人は、ヘアスタイルや服装など、身だしなみを進んで整えようとしません。自分が楽に感じられる格好かどうかを基準にしているため、いつも同じ髪型・服装だという人も多くいます。ズボラな人にとっては、流行のファッションを追いかけたり、人の視線を気にして髪型を整えたりすることは手間も時間もかかり面倒くさいことです。
遠出するときには嫌々ながらも身だしなみを整えるかもしれません。しかし、近所のコンビニ程度であればジャージにすっぴん、寝起きのままの髪型で出かけても平気です。「身だしなみを整えるくらいなら近場で用事を済ませたい」と思う人が多いのです。
約束の時間を守らない
時間にだらしないところも、ズボラな人の特徴です。出かけるための準備がおっくうでモタモタしてしまったり、スケジュールの見通しが甘く想像以上に時間がかかってしまったりと、約束の時間を守らないことがよくあります。細かい時間を気にすることも面倒くさく感じるため、約束の時刻ちょうどに到着する、もしくは数分早めに到着することも苦手です。「大体定刻頃に到着できるだろう」という大雑把な考えで移動するため、約束の時間から大幅に遅れることもあれば、逆に早く着き過ぎて時間を持てあますことも。
何をやってもすぐに飽きる
ズボラな人は飽きっぽい性格であるため、ひとつのことを継続することが苦手です。そのときの気分によって行動を決めてしまうため、本気で取り組み始めたと思えば、急に放り出してしまう場合もあります。仕事においても、最初はやる気を持って取り組んでいたのが、少し疲れや飽きを感じれば、他の業務に気を取られてしまいます。優先順位の低い業務にあれこれ手を出してしまい、結局最初のタスクどころか他の業務も中途半端ということにもなりかねません。
ズボラになる原因は?
人がズボラになってしまう原因には、子どもの頃からの生活習慣によるものと、もともとの本人の気質によるものがあります。自分がいつの間にかズボラになってしまったという人は、どのケースに当てはまっているかチェックしてみましょう。まずは、自分の家族が普段ズボラな言動をとっているか思い返して、家族の中で自分だけがズボラな性格であれば、それが単に面倒くさがりなだけなのか、それとも周囲への無関心さが根本にあるのかを考えてみましょう。