ついつい没頭しすぎてしまう
好奇心旺盛な人は、興味の対象に集中しすぎて周りが見えなくなってしまうことがあります。優先すべき事項がほかにある場合、この行為は自分勝手に思われるかもしれません。例えばチームで仕事をしている場合、自分の担当分はきちんとこなす必要があります。にもかかわらず好奇心を満たすことを優先すれば、同僚から批判されてしまうかもしれません。会社では協調性がないとしてマイナス評価を受けることもありえます。
また、興味の対象に没頭しているとき、ほかのことが手につかなくなる人もいます。没頭しすぎて「同僚に返事をしない」「電話に出ない」などしていれば、社会人としての信頼も失ってしまうかもしれません。
スケジュールを意識して改善
好奇心が強すぎる自覚のある人は、スケジュール管理を徹底することから始めてみてはいかがでしょうか。まずは1日の時間配分を明確に決め、作業時間と休憩時間を振り分けます。そして作業すると決めた時間は、ほかのことはせずに仕事に集中します。興味を満たすための調べ事や検索は、休憩時間に行えば問題ありません。スケジュール管理がきちんとできていれば、仕事で周囲に迷惑をかけることが少なくなります。やることをきちんとやっていれば誰も文句は言わないはずです。
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飽きっぽく長続きしない
好奇心旺盛な人は、興味を惹かれればどんなことにも手を出そうとします。しかし手を出して「違った」と思えば、さっとやめてしまうことも少なくありません。興味の対象がコロコロ変わるため、周囲からは「飽きっぽい人」と思われることもあります。
人によっては何事も突き詰める前にやめてしまうため、いわゆる「器用貧乏」になってしまうこともありえます。知識はあるものの浅いところで止まっているため、本当に博識な人が現れると太刀打ちできないなんてことも。
達成できそうな目標から叶えていく
何かを極める前に飽きてしまう人は、成功体験を積み上げていくことがおすすめです。越える山が大きいときは、簡単な目標を少しずつ達成していくように設定すれば、モチベーションをキープしやすくなります。
例えば外国語の習得などは、一朝一夕でできるものではありません。「○○レベルになる」と高い目標を立てるよりは、「1日1ページ問題集をこなす」「本を読む」などした方がへこたれにくくなりますよね。好奇心旺盛な人に必要なのは、最後まで諦めないモチベーションです。
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好奇心旺盛な性格は仕事でも役に立つ
「好奇心が旺盛だ」というのは、仕事でも立派なアピールポイントとなります。好奇心を仕事に活かすには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。好奇心旺盛な人に向いている仕事とあわせて紹介します。
仕事に活かせるポイント
トレンドが変わりやすい仕事は、好奇心旺盛な人が本領を発揮できる分野といえます。トレンドサイクルの早い職種では流行がコロコロ変わります。「どんなものが流行しているのか」とアンテナを常に高くしておく必要があり、これは好奇心がないとなかなか難しいでしょう。業界でいうと、ファッション関連やメディア系なら好奇心旺盛な人の特性を活かせます。一般企業なら新商品の開発や新しいプロジェクトの策定などが向いているのではないでしょうか。
ただし一定のパフォーマンスを出すには、好奇心だけではなく「探究心」も必要です。興味があるだけではその道のエキスパートになれません。新しいことにチャレンジするのが好きで、それを極めようと努力できる人こそが企業に求められる人材です。
向いている仕事と働き方は?
好奇心旺盛な人に向いている仕事や働き方としては、以下のようなものがあります。
・研究職
・記者
・フリーランス
まず、興味をそのまま仕事にできるのが研究職です。研究はコツコツとした作業ですが、好奇心があればその作業がただ苦になるだけではないはずです。
また、記者は、アクティブに興味を突き詰めていける仕事といえます。良質な取材記事をあげるには、対象への好奇心が大切になります。常に何かに興味を抱いている好奇心旺盛な人にはぴったりです。
同時に複数の仕事をいくら受けても自分の裁量でこなすことが可能なフリーランスは、興味がある分野なら積極的にチャレンジできます。決められたルーティンワークに従うだけの仕事よりも、同時にいろんな分野をこなせる仕事も向いているといえるでしょう。
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