【目次】
・余裕がないときの【行動・態度】
・余裕がない人の【特徴】って?
・余裕がなくなるのは【なぜ】?
・余裕がないときの【対処法】
余裕がないときの行動・態度
余裕がなくなると、怒りっぽくなり視野が狭くなるなど、マイナスの要素が表れます。周囲から「イライラしてるなあ」と分かるほどになると、厄介です。失敗する前に、気持ちを切り替える努力も必要となります。

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些細なことにもイライラしてしまう
気持ちに余裕がないときは、何事にもすぐイライラしてしまいます。「私はこんなに忙しいのに!」と、ちょっとしたトラブルや問題に対して怒りをぶつけてしまうのです。余裕がなくなっている原因が「仕事が忙しいから」であったりすると、ミスした人に対して八つ当たりをしたり、楽しそうにおしゃべりをしている人にイライラしたりします。
職場を出ても、夫や子どもに優しくできないなど問題が起こりがちです。お店に入っても、店員さんの行動や混雑していることに腹が立ってしまうことがあります。普段なら怒らないようなことでイライラしてしまうときは、心の余裕がなくなっているととらえましょう。
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周りが見えなくなる
余裕がなくなっているときは、目の前の出来事だけに気持ちが向いてしまい、周囲からの声は届きません。通常であればプラスとなる集中力も、気持ちに余裕がない状況ではマイナスに働いてしまいます。周囲の状況が冷静に判断できず、間違った方向に進んでしまうリスクもあります。
周囲の人が「大変そうだから手伝おう」と考えていても、イライラして仕事や家事に没頭している人には声をかけづらいものです。余裕がなく焦っているときは、一度周りを見渡してみましょう。助けようとしてくれる人がいるかもしれませんよ。
焦ってミスが多くなる
「今日中に必ずこれだけの仕事を終わらせなければ」と焦ると、終わらせることだけに集中しがちです。無理に作業を進めると、どこかでミスが発生します。普段なら起きないミスが、余裕がないときに限って発生すると、余計に余裕がなくなるものです。
ミスの挽回に時間がかかると、時間はさらになくなっていきます。焦りがあるときこそ、落ち着いて行動しましょう。「明らかにこの状況では無理」と判断したときは、周りが手伝ってくれることもあります。仕事・家事・育児など、どの分野でも同じです。
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余裕がない人の特徴って?
余裕がない人は、同じような特徴を持っていることがあります。性格や考え方によって、気持ちに余裕が持てないことも多いのです。焦りや不安に飲み込まれる前に、少し考え方を変えてみましょう。

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柔軟性がない
「突発的なトラブルに対処できない」「普段と違う作業に戸惑いやすい」など、考えが固定化されていると気持ちに余裕がなくなる場面が増えてきます。性格的なものもありますが、普段のやり方にこだわらず柔軟に考えるのも一つの方法です。
一つの考えや方法だけに固執してしまうと、問題も出てきます。いつもと違うことが起きるとパニックになり、焦りが生まれやすくなるのです。もし「自分はちょっとしたことで焦りやすい」と分かっているなら、トラブルが発生したときにいったん落ち着いて深呼吸をしましょう。周りを見て「どうしようか」と相談するだけでも、気持ちが落ち着くことがあります。
ネガティブ思考
「失敗してしまうのでは」などのネガティブ思考は、焦りや不安を呼び寄せます。大切な仕事ほどうまくいかないのは、自分を信じられなくなっているからかもしれません。「どうせうまくいかない」と投げやりになるのもよくありません。何かトラブルがあったとき、自分のせいだと思い悩むと心の余裕もなくなります。
そういうときは、「何があっても大丈夫」とポジティブな思考を心がけると、気持ちにゆとりが生まれます。肝心なときにネガティブ思考に陥り周りが見えなくなる人は、普段どおりの行動を心がけましょう。
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余裕がなくなるのはなぜ
体の状態や精神状態によって、心に余裕を持てないことがあります。体や心の疲れは、定期的なリフレッシュがおすすめです。ときどき休息や遊びを取り入れるだけで、余裕のない状態を抜け出せるかもしれません。

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疲れがたまっている
疲れているときは周りのちょっとした言動が気になったり、ネガティブな思考になったりします。ほかのことを考える余裕もなくなり、家事もおろそかになるかもしれません。夜遅くまで仕事をして、帰宅後は家事・育児に追われる…という毎日では、心が休まる暇がないはずです。仕事や育児に疲れたときは、リフレッシュできる時間をつくりましょう。家事をせずにゆっくり過ごせる時間をつくるなど、たまには自分をいたわることも大切です。
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毎日時間に追われている
分刻みのスケジュールを組んでいると、次にしなければならないことが押し寄せ、焦りが出てきます。時間内に終わらない量の仕事を任されるなど、自分のキャパシティを超えてしまうと余裕がなくなるのです。仕事の内容や量が自分の限界を超えているときは、自分だけで悩まずに誰かに相談しましょう。家事と育児の両立が成り立たないときも、夫や上司への相談で道がひらけることがあります。気持ちに余裕が持てないときに、無理をするのはよくありません。時間が足りずに失敗や悪循環が起きる前に、自分が休める時間をつくるのも重要です。
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余裕がないときの対処法
「今、すでに余裕がない」というときは、少し落ち着いて対処法を考えることをおすすめします。息抜きやスケジュールを見直すなど、自分の中で余裕が持てる方法を試しましょう。

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ちょっとした息抜きをする
「怒りっぽくなっている」「焦ってしまっている」と感じるときは、思い切って息抜きの時間をつくりましょう。「ただでさえ時間がないのに」と気持ちが急くかもしれませんが、短時間でも構いません。
リフレッシュのためにコーヒータイムを設けるなど、数分間の息抜きでも頭がすっきりします。甘いものが好きなら、作業の合間にお菓子をつまむなどもおすすめです。家事や育児に疲れてしまったときは、一人で過ごすなど落ち着ける時間をつくりましょう。趣味や休息など、好きなことをする時間があるとストレス解消にもなり、精神的な余裕が生まれるはずです。
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やるべきことを整理する
しなければいけないことがいくつもあるとき、整理せず手当たり次第に始めるとすべてが終わらなくなってしまいます。部屋の掃除などでも「ざっくり全体のゴミを片付けてからキッチンの掃除をしよう」など、順序を決めるとすっと動けるはずです。何も考えず始めると、中途半端なまま終わってしまいます。
まずは、今何をしなければならないのか、そのためには何が必要なのかを整理しましょう。次の行動がはっきりと分かり、気持ちが落ち着きます。仕事の場合、毎日のスケジュールを立てると、進捗状況がひと目で分かって便利です。長期的な問題があるときは、問題点や今すべきことをリストにまとめるだけでも役立ちます。
完璧主義をやめる
「あれもこれも全部やらなくちゃ」と気負いすぎると、余裕がなくなります。完璧主義な人は何もかもに全力を尽くしてしまい、気持ちに余裕が持てません。自分を追いつめるのはやめて、考えを変えていきましょう。たまには失敗しても、うまくいかなくてもよいのです。
仕事だけでなく、家事や育児も完璧にこなすスーパーウーマンを目指す必要はありません。ときには食事が丼ものだけになったり掃除まで手が回らなかったりと、すべてがこなせない日もあります。できないときは「できない」と開き直って、無理をせずに休む時間を設けましょう。余裕がなくなって周りに八つ当たりしてしまうより、ちょっとした手抜きを覚えて周りにやさしくできるほうが楽しく過ごせます。
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