余裕がないときの行動・態度
余裕がなくなると、怒りっぽくなり視野が狭くなるなど、マイナスの要素が表れます。周囲から「イライラしてるなあ」と分かるほどになると、厄介です。失敗する前に、気持ちを切り替える努力も必要となります。

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些細なことにもイライラしてしまう
気持ちに余裕がないときは、何事にもすぐイライラしてしまいます。「私はこんなに忙しいのに!」と、ちょっとしたトラブルや問題に対して怒りをぶつけてしまうのです。余裕がなくなっている原因が「仕事が忙しいから」であったりすると、ミスした人に対して八つ当たりをしたり、楽しそうにおしゃべりをしている人にイライラしたりします。
職場を出ても、家族に優しくできないなど問題が起こりがちです。お店に入っても、店員さんの行動や混雑していることに腹が立ってしまうことがあります。普段なら怒らないようなことでイライラしてしまうときは、心の余裕がなくなっているととらえましょう。
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周りが見えなくなる
余裕がなくなっているときは、目の前の出来事だけに気持ちが向いてしまい、周囲からの声は届きません。通常であればプラスとなる集中力も、気持ちに余裕がない状況ではマイナスに働いてしまいます。周囲の状況が冷静に判断できず、間違った方向に進んでしまうリスクもあります。
周囲の人が「大変そうだから手伝おう」と考えていても、イライラして仕事や家事に没頭している人には声をかけづらいものです。余裕がなく焦っているときは、一度周りを見渡してみましょう。助けようとしてくれる人がいるかもしれませんよ。
焦ってミスが多くなる
「今日中に必ずこれだけの仕事を終わらせなければ」と焦ると、終わらせることだけに集中しがちです。無理に作業を進めると、どこかでミスが発生します。普段なら起きないミスが、余裕がないときに限って発生すると、余計に余裕がなくなるものです。
ミスの挽回に時間がかかると、時間はさらになくなっていきます。焦りがあるときこそ、落ち着いて行動しましょう。「明らかにこの状況では無理」と判断したときは、周りが手伝ってくれることもあります。仕事・家事・育児など、どの分野でも同じです。
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余裕がない人の特徴って?
余裕がない人は、同じような特徴を持っていることがあります。性格や考え方によって、気持ちに余裕が持てないことも多いのです。焦りや不安に飲み込まれる前に、少し考え方を変えてみましょう。

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柔軟性がない
「突発的なトラブルに対処できない」「普段と違う作業に戸惑いやすい」など、考えが固定化されていると気持ちに余裕がなくなる場面が増えてきます。性格的なものもありますが、普段のやり方にこだわらず柔軟に考えるのも一つの方法です。
一つの考えや方法だけに固執してしまうと、問題も出てきます。いつもと違うことが起きるとパニックになり、焦りが生まれやすくなるのです。もし「自分はちょっとしたことで焦りやすい」と分かっているなら、トラブルが発生したときにいったん落ち着いて深呼吸をしましょう。周りを見て「どうしようか」と相談するだけでも、気持ちが落ち着くことがあります。