【目次】
・頭皮のかゆみの原因とは
・頭皮のかゆみ対策
・女性の頭皮かゆみにおすすめのシャンプー
頭皮のかゆみの原因とは
乾燥
カラカラに乾いた頭皮は、かゆみやフケを引き起こす原因になると言われています。さらに健康的な髪が育ちにくい環境になってしまうので、頭皮にも肌と同じ「潤い」が必要です。
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雑菌
例えばお風呂から上がった後、髪を自然乾燥させようと放置してしまうと、最終的に髪は乾いても頭皮が湿っている可能性があります。
頭皮がジメジメしていることで雑菌が繁殖し、ニオイやフケ、かゆみを引き起こします。
頭皮のかゆみ対策
シャンプーは髪ではなく頭皮を洗う
GARDEN Tokyo トップスタイリスト、本木亜美さんに聞きました!
1. 洗うのは夜
「洗髪は夜にすることが鉄則。1日の活動で出た皮脂が酸化して、毛穴を詰まらせてしまうことがあるためです。また、髪のアンチエイジングにも関わる成長ホルモンは22時〜2時に多く分泌されると言われていますので、そのときに頭皮が清潔になっていると髪の健やかな成長につながることも考えられます。朝の洗髪で必要な皮脂を落としてしまうと、日中、頭皮への紫外線によるダメージが増えるという観点からも、できるだけ夜に!」(本木さん)
2. 髪の長さに合わせてシャンプーの量を調整
「ショート〜ボブは1プッシュ、ミディアムは2プッシュ、ロングは3プッシュが基本。髪の多さや硬さで、半プッシュ程度ずつ調整してください。シャンプー前のお湯洗いをしっかりしておくと汚れが半減しているため、シャンプーの量が少なめでも泡立ちがよくなります。シャンプーを多く使うと泡立ちはいいですが、すすぎ残しが出てくるので注意してくださいね」(本木さん)
(C)shutterstock
3. 頭皮を意識して洗う
「シャンプーの目的は、頭皮の洗浄です。頭皮にたまった老廃物や皮脂汚れを落とすためと考えてください。まずシャンプー液を手のひらになじませてから、髪でなく頭皮につけます。前髪の生えぎわから頭頂部、耳の後ろから後頭部、襟足の3つのブロックを、順番に3回洗います。パーツごとに洗うことで、洗い残しを防ぎます。洗い方は、指先で頭皮をしっかりとらえて揉むように。何度も言いますが、頭皮を意識して洗ってください」(本木さん)
4. シャンプーの倍の時間をかけてすすぐ
「洗うときよりも長く時間をとります。例えば2分かけてシャンプーしたら、すすぎには4分かける。すすぎ残しがあると髪や頭皮の負担になり、頭皮の炎症の原因になることも。完全にぬめりがなくなるまで、よーくすすいで。すすぐ前に、髪についている泡を手で落としておくとすすぎ残しが減ります」(本木さん)
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頭皮用美容液で保湿
かゆみやフケの原因になる乾燥した頭皮は、シャンプー後、保湿効果のある洗い流さない頭皮用美容液でケアしましょう!毎日の習慣にすれば、必ず頭皮は変わります。
1. シャンプー後の湿った頭皮に美容液を直接塗布。生え際、頭頂部を中心に10箇所ほどなじませて。
2. 指の腹を使い、頭皮に浸透させるイメージで美容液をしっかりもみ込んでいく。顔のリフトアップ効果も期待できる。
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(中央)頭皮にみずみずしさをもたらすジェル状の美容液。ふんわりと髪が根元から立ち上がる。ロレアル プロフェッショナル セリオキシル デンサー ヘアジェル 90mL ¥7,500
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髪をしっかりと乾かす
木本さんによれば、髪が傷むだけでなく、頭皮の雑菌も繁殖しやすい自然乾燥はNG。お風呂から上がったら一刻も早く乾かすべきだと言います。
「髪が濡れているときはキューティクルが開いている状態なので、そこからどんどん水分や栄養分が抜けていきます。乾いているときに比べて強度も低下しているため、摩擦や引っ張りに弱くなっています。濡れたままの頭皮は、必要な水分が奪われ乾燥してトラブルの原因に。雑菌も繁殖しやすいんです。髪を洗ったら一刻もはやく乾かすことが大事です」(本木さん)
(C)Shutterstock.com
1. 吸水性のある髪用タオルで水分を拭き取る
「頭皮→髪の順にタオルで水分を拭き取ります。まずタオルを頭にかぶせ、手で押さえながら頭皮の水分を吸収させます。髪はタオルで挟んで、水気がなくなるまで押さえます。ポンポンと優しく叩くのはOK。頭皮も髪も、ゴシゴシこするのは絶対にやめてください。髪のキューティクルをはがし、ダメージにつながります」(本木さん)
2. 洗い流さないトリートメント塗布後、コーミングする
「タオルドライが終わったら、ヘアオイルやクリームなど洗い流さないトリートメントを髪の毛先を中心になじませます。髪が濡れている状態はキューティクルが開いているため、栄養が入りやすいからです。アイテムは、髪質やテクスチャー、仕上がりの好みでチョイスしてください。毛先全体になじませたら、目の粗いコームで軽くとかしてムラなくのばしつつ毛流れを整えます。濡れている髪はかなり弱いため、ブラッシング用のブラシでとかすのはやめてください。このあと、すぐにドライヤーを当てずに、髪をタオルでもう一度包みます。タオルがさらに水分を吸収して、ドライヤーを使う時間が短縮されます」(本木さん)
3. 前髪→後頭部→耳周りの順に乾かす
「基本的に強風で、根元を先に乾かします。最初に乾かすのは、生えグセがあったり割れたりする前髪。手を開いて地肌に軽く指を当て、左右に揺らしながら根元にドライヤーの風を当てて乾かすと、根元のクセがとれてフラットな状態になります。次は、髪が密集していていちばん乾きにくい後頭部(襟足)を乾かします。そして耳周りを乾かします。意外と乾かせていない場所なので、手を開いて根元から指を通しながら根元までしっかり風を当てます。ドライヤーを小刻みに動かすようにすると、熱が一定の場所に当たらずに分散して、熱による負担が軽減されます。根元が乾いたら、全体に手ぐしを通すようにして毛先を纏めながら乾かします。このとき、ドライヤーの風は斜め上から当たるように。毛先までしっかり乾いたら、ドライヤーを弱い冷風に切り替えて全体に当てながら手ぐしを通すとキューティクルが整ってツヤが出ます」(本木さん)
自然乾燥の方が髪が傷まないと思ったら大間違い【正しい髪の乾かし方】
女性の頭皮かゆみにおすすめのシャンプー
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