基本の作り方をマスターすれば、アレンジはお好み次第で自由自在
最近、パン作りに取り組む機会が増えた人が多いと聞きます。私が住んでいる地域では、一時期スーパーから薄力粉、強力粉が欠品したとの話も。ステイホームで自宅でお菓子やパンを作っている人が多かったんだそう。かくいう私も出かける機会が少なくなったり、子供と自宅で過ごす時間が増えたことで、“パン作り“をレクリエーションの一環にしてみると、すっかり小学生の子供がハマりました。材料はシンプル、難しい手順は少なく(デニッシュ系など凝ったものでなければ)、意外に簡単です♪
材料
生イースト 20g ・・・A
常温の水 30ml ・・・A
強力粉 30g ・・・A
強力粉 260g
砂糖 35g
牛乳 125ml
卵 1個
塩 小匙1
1:Aをすべてボウルに入れて軽く混ぜ合わせ、しばらく温かいところに置いておく。これで生イーストが生きているか(ちゃんと膨らむか)を確認します。ドライイーストでもできますが、ドライイーストは香りが強くハード系のパンには合いますが、ロールパンや食パンのようなソフト系のパンには、生イーストがおすすめ。今回はロールパンや食パンなどのようにアレンジできるソフトなパンなので、生イーストがおすすめです。(ちなみに、ドライイーストの場合は事前発酵の必要がなく、保存性も高いので、パン作りに慣れていない場合はドライイーストを使ってもOK。ただ、その場合は分量が少なくなるので、同量で入れないように注意してください。このレシピなら3g程度です)
▲常温で置いておくと10分〜15分でぷくぷくと反応が見られます。これがイーストが生きている証拠。膨らむ力があるということです!
2:Aと塩以外の材料をボウルに入れて軽く混ぜ、粉が水分を吸ったような状態にし、さらに10分ほど置いておく。
3:塩を加えて、こねていく。グルテンが生まれ、弾力が出てきて、柔らかく、伸びがあって、薄く広げでもすぐに切れない状態までこねていく。今回はミキサーを使いましたが、もちろん手でこねても同様にできます。
▲このくらいではまだまだ。しばらくこねていると、生地が柔らかくつやつやしてきて、びよーんと伸びばしても切れなくなります。
4:大きめのボウルに薄くオイルを塗って、3の生地を移し、一度ひっくり返す。(こうすることで、全体にオイルがなじみ、生地が乾きません)ラップでカバーして、温かいところに30分ほど置いておく。
5:一次発酵が済むとふっくらとドーム状に。2−3倍くらいの大きさに膨らみます。ひとさし指を差し込むように生地に穴を開けてみて、跡がしっかり残れば、OK! 一度、ボウルから出して、軽くパンチをするようにして空気を抜き、丸くまとめ直し、再び20分ほど置きます。しばらくするともう一度膨らんできます。
5:6を粉を振ったテーブルに出して、好みの大きさにカットし、それをまとめ直す
7:このときは小さめにまとめて、パウンドケーキ型に並べてみました。小さくまとめたものを一度引き延ばして、くるくるっと丸めればロールパンにも。
8:型に入れたまま20分ほど休ませて(その間にまた発酵して膨らんでくる)、最後に溶き卵(分量外)を塗って、180度のオーブンに入れて20分〜25分焼きます。
焼き上がり♪ テーブルパンがくっついたような、山型食パンのようなパンが焼き上がりました♪ 一人分ずつちぎりわけると、顔をうずめてくなるようなふんわりとあまーいパンの香りが…。これこそ、自分で朝パンを焼く醍醐味!
さて、基本の生地の作り方と焼き方はここまで。次は好みのフィリングを入れてアレンジしたパンを紹介します。5で膨らんだ生地を長方形に薄く伸ばして、レーズン、オレンジピールを入れてくるくるとロールケーキのようにして、カット。それを並べて焼くと…
レーズンブレッドが焼き上がり♪ クルミをたっぷり入れれば香ばしいクルミパンも簡単に作れます。6の状態で中にあんこやチーズなど好みのフィリングを包んで焼いても。お子さんと相談しながら一緒に作るのもおすすめです。
ちなみに、朝発酵させる時間なんてない! という人は、7や9の状態まで夜のうちに作って、冷蔵庫に置いておけば、ゆるやかーに発酵が進みますので、朝オーブンに入れる前にしばらく冷蔵庫から出してから焼けばOKです。
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