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LIFESTYLE 100人アンケート

2023.06.03

「何も考えたくない」時の対処法は?100人に聞いたやり方と臨床心理士のおすすめを解説

その他にはこんな意見も

・のんびりしたいとき(40代・大阪府)
・一人でボーッとしているとき(30代・福島県)

ソファに座って膝を抱える女性

・体調が悪いとき(40代・神奈川県・子ども2人)
・ドロドロした人間関係(30代・青森県)
・生理前後は心ここにあらず(40代・新潟県)
・眠いときはどうにもならない(30代・東京都)

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ソファにもたれかかって片手で頭を抑える女性

【体験談】何も考えたくないと感じるときにおすすめの対処法を聞いてみよう

「何も考えたくないと思うメカニズムは、1. 心身ともに疲労が溜まっているとき、2. 考えてもうまくいかないとき、3. 受け入れがたいとき、に起こります」と臨床心理士・吉田美智子さん。そして「特に日本人は真面目で責任感を強く感じがちと言われているので、意識的に休みをとり、自分をケアして欲しいと思います」とも。

ワーママ100人にも「何も考えたくないとき取る行動」を調査したところ、「何もしない」や「寝る」、「頑張り過ぎない」という意見が多く寄せられました。みなさんも意識的に休みを取るようにしているようです。

何もしない

・何もしていない(30代・福島県)
・何もしない、考えない、好きなことをする(30代・石川県)
・何もしないで休む(40代・新潟県)
・何もしないようにする(30代・埼玉県)
・何もしない時間をつくる(30代・香川県)

ソファでうつぶせに寝る女性

寝る

・寝る(40代・香川県)
・早く寝る(30代・神奈川県)
・昼寝する(40代・大阪府)
・子どもと一緒に寝る(40代・新潟県)

ベッドで安眠する女性

好きなことをする

・ゲームや読書など、自分の好きなこと(40代・奈良県)
・漫画を読む(30代・徳島県)
・寝るか映画やドラマを見る(40代・神奈川県)
・自分の好きなことに没頭する(40代・静岡県)
・ゲームをしたり、本を読んで現実逃避する(40代・兵庫県)
・ゲーム、寝る(40代・栃木県)
・スマホを見る(30代・北海道)

家事などのタスクを頑張り過ぎない

・ご飯を手抜きする(30代・静岡県)
・その日にどうしてもやらなければならないことがある場合は、やり終えたらすぐにベッドに横になって好き勝手にごろごろするようにしている。ごろごろした自分を責めずに、肯定すると気持ちが楽になる(30代・京都府)
・夕食を外食にしたり家事の手を抜く(40代・愛知県)
・寝転んで家事も最低限にする(30代・兵庫県)
・時短料理で、早めに家事を終えて休む(40代・東京都)
・とりあえず、やるべきことをひとつ取り掛かってみる(30代・神奈川県)

お茶のやおやつの時間にする

・お菓子を食べる(40代・千葉県)
・本当に何もしない。甘いものを食べる(30代・愛知県)
・コーヒーと甘いお菓子を食べる(30代・沖縄県)
・甘いものを食べる(30代・東京都)
・コーヒーを飲む(40代・香川県)

スマホを片手に、笑顔で少し遠くを見る女性

ひとりになる

・ひとりになれる部屋でしばらくボーっとしている(30代・神奈川県)
・ボーっとする(30代・京都府)
・ぼんやりできる自分の時間をつくる(30代・栃木県)

いつも通り

・いつも通りに過ごす(40代・福岡県)
・どうしようもないので何にもしない(30代・兵庫県)
・何もしないわけにはいかず、結局いつも通りやる(30代・静岡県)
・特に何もしないで通常営業(40代・神奈川県)

少し休む

・休んでから考える(30代・兵庫県)
・休憩してからする(40代・山形県)
・動けないときはしっかり休む(40代・京都府)
・少し仮眠をとってからうごく(40代・石川県)

背中のストレッチをする女性

何も考えない

・何も考えずにテレビを見る(40代・神奈川県)
・頭を空っぽにして何も考えない(40代・長野県)

自由にする時間を作る

・何分まで自由にすると決める(40代・福岡県)
・自由な時間を作る(40代・大阪府)

その他にはこんな意見も

・お酒を飲む、甘いものを食べる(30代・東京都)
・パートナーに頼る。家事を手抜きする(30代・山梨県)
・気分転換をする (40代・岡山県)

朝焼けの海の前であぐらをかき、両手を上げる女性の後ろ姿

・別の楽しいことを考える(40代・神奈川県)
・食洗機やロボット掃除機をとりいれました(30代・佐賀県)
・自分を奮い立たせてがんばる(30代・埼玉県)

臨床心理士に聞いた解決法

100人に聞いたたくさんの解消法を紹介しましたが、臨床心理士の吉田さんのオススメは「まずは休息が必要です。お休みの日を作って、のんびり過ごしたり、趣味や好きなことをする時間を持ちましょう。昼寝も悪くはありませんが、寝過ぎて夜寝られなくなると、生活リズムが崩れるので注意です」とのこと。

休息を取ったら次は「今の生活を見直すのもいい方法です。仕事や家事など、キャパシティ・オーバーになっていませんか?仕事や家事のスリム化や効率化ができる部分はありませんか?今は手助けしてくれるサービスもありますし、例えば、掃除はお掃除ロボットなどに、頼れる部分は手放してみましょう」(吉田さん)。

そして最後に「信頼できる人と繋がることです。何も考えたくないほどに疲労が蓄積しているときは、ひとりになりたいと思うものです。それはもちろん大切で尊重されるべきなのですが、長引くと孤立しがちになるデメリットがあります。家族やお友だちなど、信頼できる人と繋がっておきましょう。“今ちょっと大変なところ”、“少し落ち着いたらゆっくり会おう”などと伝えておくと、相手も気にかけてくれますし、自分も心強いと思います」(吉田さん)。

何も考えたくない、その瞬間は自分の心身のケアに専念し、心に余裕が戻ったら瀬活の見直しや、周りの人との繋がりを強化する時間に当てると良さそうですね。

写真/(C)Shutterstock.com

臨床心理士/公認心理師  吉田美智子さん

臨床心理士/公認心理師

吉田美智子

東京・青山のカウンセリングルーム「はこにわサロン東京」主宰。自分らく生きる、働く、子育てするを応援中。オンラインや電話でのご相談も受け付けております。
HP: https://hakoniwasalon.com
Twitter: @hakoniwasalon

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