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LIFESTYLE 産後

2021.06.16

赤ちゃんは「ハイハイ」をいつからするの? しない場合の対処法やきっかけ作りも紹介

 

寝返り・お座りに続き、赤ちゃんの成長の目安となるのが「ハイハイ」です。しかしどの子も必ず通過する他の発達段階と異なり、ハイハイをせずにいきなり歩き始める子もいます。ハイハイが始まる時期の目安や、ハイハイを促す方法、注意点を紹介します。

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【目次】
 ・ハイハイはいつからするの?
 ・ハイハイをやめる時期は?
 ・ハイハイをするきっかけを作ろう
 ・ハイハイを始めたときの注意点

ハイハイはいつからするの?

自分の子がなかなかハイハイをしないと、心配になってしまう親は少なくないでしょう。赤ちゃんのハイハイが始まる時期は、いつごろなのでしょうか?

ハイハイ いつから

(C)Shutterstock.com

<目安は10カ月ごろまで>

多くの赤ちゃんは、寝返り・お座り・ずりばい・ハイハイ(四つばい)の順に運動の幅を広げていきます。「ずりばい」とは、手のひらや足の裏で床を押して前後に移動する動作です。

ハイハイが始まる時期は赤ちゃんによってさまざまで、早い子で5カ月ごろからハイハイし始める子もいるようです。四つばいをし始める月齢の平均は生後7〜8カ月とされていますが、10カ月ごろまでしない子もいます。

厚生労働省が発表している「母子手帳の様式」を見ると、9〜10カ月のチェック項目に「ハイハイをするか」が含まれています。10カ月ごろまでを目安として赤ちゃんの発達を気長に見守りましょう。

参考:母子手帳の様式(省令様式)|厚生労働省 P.22

<発達には個人差が大きい>

ハイハイなどの運動は、運動神経や筋肉の発達が関係しています。赤ちゃんによって体が発達するスピードは異なるため、ハイハイが始まる時期にも個人差が大きく出るのです。四つばいをせずにいきなり立って歩く子もいます。

ハイハイの前段階の動きも同様で、お座りがきちんとできるようになる前にずりばいを始めるケースもあるようです。一方でずりばいの期間が長く、なかなか四つばいに移らない子もいます。赤ちゃんの発達には個人差が大きいことを頭に入れ、まずは様子を見守ることがおすすめです。

ただしあまりにも運動の発達が遅いと感じる場合は、かかりつけの小児科に相談してみましょう。

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ハイハイをやめる時期は?

ハイハイを始めるのが生後8〜10カ月ごろが目安だとすると、ハイハイをやめる時期にも目安があるのでしょうか?

ハイハイ いつから

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<1歳を過ぎたころ>

赤ちゃんはハイハイができるようになると、つかまり立ちを経て伝い歩きを始めます。歩き始めて四つばいを卒業する時期の目安は、1歳を過ぎたころです。

ハイハイの開始と同様に卒業する時期にも個人差がありますが、早い子だと生後8カ月ごろからつかまり立ちを始めだんだんと物を伝って歩くようです。

伝い歩きが始まっても、すぐにハイハイをやめるわけではありません。つかまらなくても1人でよちよち歩きができるようになった1歳過ぎのころに、ハイハイとお別れします。

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歩行が安定するまで、ハイハイをすることも

よちよち歩きを始めた赤ちゃんは、すぐにしっかりと歩けるわけではありません。

まだ歩行が安定しない赤ちゃんにとっては、ハイハイの方がよりスピーディーに移動できます。歩き始めてからもしばらくの間はハイハイで移動することが多かったり、少し歩いてからすぐにハイハイに切り替えたりします。

無理にハイハイを卒業させなくても、歩行が安定してると自然にハイハイをやめるので、あまり心配する必要はありません。

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ハイハイをするきっかけを作ろう

赤ちゃんの発達スピードによって、ハイハイが始まる時期は違います。ただ赤ちゃんが動きたいと思う理由を作ってあげたりスペースを確保したりすることで、ハイハイしやすくなる可能性もあるでしょう。きっかけ作りにおすすめの工夫を三つ紹介します。

ハイハイ いつから

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・おもちゃを遠ざけて置く

運動機能が十分に発達していても、「動きたい」という意欲がないとハイハイしない子もいます。赤ちゃんにハイハイをしたいと思わせるには、移動に対する意欲を引き出すのがポイントです。

まずは興味を引くおもちゃを視線の先に置いて、うつぶせのまま遊ぶことに慣れさせましょう。姿勢に慣れてきたら、30cmほど離れた場所におもちゃを置きます。それを取ろうとして動くことが、ハイハイのきっかけになるのです。

ハイハイを始めたら少しずつ遠くに動かしていくと、移動する距離を徐々に伸ばすことができます。

・お手本を見せる

赤ちゃんは大人たちの様子を観察し、模倣することで多くのことを習得していきます。ハイハイの場合も同様です。赤ちゃんの目の前でママやパパが実際にハイハイをしてお手本を見せると、興味を持ってまねしようとすることがあります。

お手本を見せるときのポイントは二つあります。一つめはママやパパが、目いっぱい楽しそうにハイハイすることです。楽しそうなママやパパを見て、赤ちゃんの「楽しそうだな、自分もやってみたいな」という気持ちを引き出します。

二つめは赤ちゃんが苦手としている動きを強調することです。赤ちゃんの動きを見ていて、どこか一部分を動かしにくそうにしているなら、その部分をパパやママが大げさに動かして見せます。

赤ちゃんに分かりやすいように見せてあげることで、正しい体の使い方を習得してハイハイができるようになることがあります。

・自由に動けるスペースを作る

赤ちゃんがなかなかハイハイしない場合は、自由に動けるスペースが足りない可能性もあります。体の発達や意欲が十分でも、環境がよくなければ思うように運動できません。

特に日本の場合は、住居スペースそのものが狭い場合が多く、家具などが置かれているとハイハイをするのに十分なスペースが足りていないことがあります。もし赤ちゃんがハイハイをしないと悩んでいるときには、一度家の環境を見直して、ハイハイをするスペースが十分にあるかをチェックしてみましょう。

家具を動かすのが難しい場合は、床にできるだけ物を置かないようにするなど、赤ちゃんが動き回れるスペースを少しでも多くする工夫をしてみましょう。

ハイハイを始めたときの注意点

ハイハイを始めると赤ちゃんの移動範囲は広くなります。動き始めた赤ちゃんの安全を確保できるよう、十分に環境を整えておきましょう。

ハイハイ いつから

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・けがや誤飲の原因を取り除く

赤ちゃんがハイハイするときの高さでは、大人の視点より床に落ちている物がよく目に入ります。床の上に落ちやすいのは、小さなクリップやボタンなどです。赤ちゃんの口に入るサイズの物が床に落ちていると、誤飲の原因になり危険です。ハイハイを始めたら注意して床をきれいにしましょう。

またハイハイで移動する範囲に家具があると、頭をぶつけてけがをする可能性があります。事故を防ぐためには、一時的に家具をよける、クッション材で包む、ベビーゲートで囲ってハイハイする範囲を限定するといった対策が必要です。

特に注意が必要なのが電気系統です。コード類はまとめて家具の裏に隠したり、コンセントの穴に指を突っ込んだりしないように、対策をしましょう。

つかまり立ちへの対策も必要

赤ちゃんによっては、ハイハイが始まる時期とつかまり立ちをする時期が重なる場合があります。この時期の赤ちゃんは手が届く範囲にある物であれば何でもつかもうとするので、つかまったときに家具や家電製品、家具の上に置かれたものが落ちてこないようにする対策が必要です。

またドラム式洗濯機は扉の位置が低いので、赤ちゃんが誤って中に入らないようフタは必ず閉めて、チャイルドロックがあればかけておきましょう。

・床をこまめに掃除する

ハイハイをする赤ちゃんは、床から30cmほどの位置を動き回ります。これくらいの年齢は手当たり次第に目に飛び込んできたものを口元に持っていく時期なので、床に綿ぼこりなどがあると誤って口に入れる危険があります。

床にほこりがたまっていると、そばを歩いたときに舞い上がり、赤ちゃんが大量に吸い込んでしまう可能性もあります。赤ちゃんがハイハイを始めたら、こまめに掃除するようにしましょう。

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

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