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【目次】
電子レンジでもご飯が炊ける?
家に炊飯器がなくても、電子レンジでお米を炊くことができます。すぐに試せるお米の炊き方をチェックしてみましょう。
耐熱容器があればOK
耐熱容器を利用すれば、電子レンジでお米を炊くことは可能です。炊飯器で炊くよりも水を多めに入れるため、深さのある容器を使いましょう。
好きな量のお米を研いだら水を切り、耐熱容器に移します。お米1合あたり220mlの水を加え、ラップをかけたらつまようじなどで表面に穴を開けましょう。吹きこぼれないように様子を見ながら、500Wの電子レンジで6~7分ほど加熱します。ボコボコととろみのある泡が出てきたら、いったん取り出して炊け具合を確認しましょう。
その後、レンジのワット数を弱め(200W程度)に設定してから、5分ほど再加熱します。かたさ具合を見ながら、時間を調整しましょう。ラップをかけたまま10〜15分ほど蒸らせば完了です。
手軽に炊くなら「電子レンジ炊飯器」が便利
近年では、電子レンジ炊飯器が数多く販売されています。電子レンジ炊飯器を使えば、途中で中身を確認する手間もなく、炊飯中に目を離していても問題ありません。
炊飯器に比べると一度に炊ける量は少なくなりますが、10~15分程度で炊き上がるので、忙しい人にとっては便利なアイテムです。
また、電子レンジ炊飯器にはさまざまな種類があり、おかゆや炊き込みご飯が作れるものや、他の料理に利用できるものもあります。リーズナブルな価格帯の製品が多いので、時短料理をするなら、一つ持っておくと重宝するでしょう。
電子レンジでおいしく炊飯するコツ
電子レンジでおいしいお米を炊くには、いくつかのポイントがあります。炊き方を覚えて、早速実践してみましょう。
お米にしっかり吸水させる
電子レンジで炊飯する場合は、お米が固くならないよう、研いだ後にしっかり吸水させることがポイントです。お米に水を染みこませる過程は「浸水」といわれ、この作業によって粘り気のあるご飯が炊き上がります。
吸水時間の目安は30分~1時間ほどが一般的です。浸す時間が長いほどよいわけではないので、1時間をめどに切り上げましょう。
水温が上がりやすい夏場は雑菌が繁殖する可能性もあるため、長く放置しないよう注意が必要です。逆に寒い冬の時期は、水に浸しておく時間を長くするとよいとされています。
短時間の吸水にはお湯がおすすめ
炊飯前の吸水には、水よりもお湯を使う方法が効果的だといわれています。お米に水が浸透する時間は水温によって異なり、5℃と25℃の水で吸水率を比べると、25℃の水の方が短い時間で吸水できるのです。
お湯を使えば、パサつかずにふっくらとした炊き上がりになる上、手早く吸水が終わるので時短調理も可能です。効率よく調理したい人は、吸水にお湯を活用してみましょう。
お米の臭いが気になる場合はお酒を加える
お米の品種によっては、臭いがやや強いものもあります。特に、安価なお米や古いお米を炊いた場合、食べる際に臭いが気になることは珍しくありません。
臭いを消したいときは、市販されている「お酒」を使うと効果的です。お米を研いで水を入れ、レンジで加熱する前に少量のお酒を加えましょう。お米200gに対して、小さじ1~2杯程度の分量が目安です。
日本酒や料理酒などのお酒を使用することで、お米の臭いが抑えられると共に、炊き上がった際は甘みが際立つようになります。一粒一粒にツヤが出て、よりおいしそうな見た目になるためおすすめです。
炊飯する際の注意点
せっかく炊いたのに水っぽかったり、かたかったりしてはお米が無駄になってしまいます。失敗を防ぐためにも、お米を炊く際に気を付けるべきポイントをチェックしましょう。
容器は底が深いものを使う
耐熱容器を使ってレンジでお米を炊くときは、容器のサイズも注意しなくてはいけません。
「お米が浸る程度の水を入れること」「加熱中に吹きこぼれる恐れ」を想定して、十分な深さがある大きめのものを選びましょう。
お米と水を入れたときに、水面の高さが耐熱容器の半分くらいであれば、吹きこぼれにくくなります。耐熱容器の深さが足りているかどうかは、実際に水を入れて確認しておくと安心です。
電子レンジ炊飯専用の耐熱容器も販売されているため、家にちょうどよい容器がない場合は、専用の商品を試してみましょう。
吹きこぼれが心配な人は、耐熱容器の下にお皿を置くのもおすすめです。
蒸らしている最中はフタを取らない
家庭用の炊飯器には、必ずといっていいほど蒸らし機能が搭載されています。
「赤子泣いてもフタ取るな」という言葉があるように、鍋でお米を炊いていた時代でも、お米を蒸らす行程は重要なものなのです。お米を蒸らすことで、芯までしっかりと熱が通り、米の甘みが引き出されます。
おいしいご飯に仕上げるためには欠かせない作業なので、電子レンジでお米を炊くときも、きちんと蒸らす時間を取りましょう。容器にラップをかけて炊いた場合はしばらくラップを取らないように、フタをして炊いた場合はフタを開けないようにして10分以上放置します。ご飯を盛り付けるのは、蒸らしが終わってから行いましょう。
電子レンジ炊飯器の選び方
電子レンジ炊飯器を活用するためには、どのような点をチェックすればよいのでしょうか。電子レンジ炊飯器を選ぶときに押さえておきたいポイントを解説します。
吹きこぼれのしにくさをチェック
電子レンジでお米を炊く際に、気を付けなければならないのが「吹きこぼれ」です。吹きこぼれはお米に含まれたでんぷんが水に溶け出し、加熱されて糊化(こか)することによって起こります。電子レンジの庫内がベタ付いてしまい、掃除にも手間がかかるため、吹きこぼれがしにくいものを選びましょう。
電子レンジ炊飯器の多くは上フタや中フタが付いており、中フタが付属しているものの方が吹きこぼれにくい特徴があります。フタそのものに吹きこぼれを防ぐ加工が施されている製品もあるため、購入する際には意識してチェックしましょう。
容量や炊飯時間を確認
電子レンジ炊飯器は、一人暮らし向きの1合炊きが主流ですが、通常の炊飯器と同様に3合程度のお米が炊ける製品もあります。
炊飯器の代わりとして利用したい人や、一度にたくさんお米を炊きたい人には、大容量のモデルがぴったりです。一食分のお米で十分という人には、コンパクトサイズで収納しやすいものがよいでしょう。
また、炊飯にかかる時間も重要です。電子レンジ炊飯器は短時間でお米を炊けることがメリットですが、炊飯や蒸らし時間は製品によってそれぞれ異なります。時短を意識するのであれば、炊飯にかかる時間も忘れずに確認しておきましょう。
素材も大切
電子レンジ炊飯器には、見た目も本格的な土鍋タイプや、プラスチックやシリコンで作られた軽量タイプがあります。お手入れのしやすさや使いやすさ、ご飯の炊け方など、目的に合った素材を選ぶことが大切です。
「土鍋タイプ」は味わいにこだわる人に適しており、電子レンジで炊いたとは思えない本格的なご飯が味わえます。中には直火に対応した製品もあり、電子レンジ以外でお米を炊くことも可能です。
「プラスチック製」のモデルはリーズナブルな価格帯がメリットで、初めて電子レンジ炊飯器を購入する人でも挑戦しやすいでしょう。
「シリコン製」は折りたたみ可能なものや、機能性に優れたものが多く見られます。
衛生的に使えるかもポイント
調理に利用するものだからこそ、衛生面には特に注意したいものです。毎日のように電子レンジ炊飯器を利用するならば、本体が洗いやすいかどうかをチェックしておきましょう。
抗菌機能があるものや、全てのパーツを分解できるものなど、使い勝手のよさは製品によって異なります。
細かい溝やへこみが多いと汚れが残りやすいため、シンプルな作りでお手入れが簡単な炊飯器を選ぶのがおすすめです。洗いやすく汚れがたまりにくいものであれば、頻繁にご飯を炊く場合でも気軽に使えます。蒸気の汚れや、吹きこぼれがこびりついたままお米を炊くのは避けましょう。
付属品の有無
炊飯器以外のアイテムが付属しているかどうかも、チェックしておきましょう。ご飯を盛り付けるしゃもじや、料理に役立つ計量カップがセットになった製品もあり、それぞれの調理器具を単品で購入するよりお得にそろえられます。
レシピ本付きの製品なら、料理のレパートリーも広がるでしょう。米とぎ用のフタが付いているものは、お米がこぼれるのを防ぎ、子どもが米とぎに挑戦する際にも便利です。
炊飯器以外にほしいものがあるなら、付属品が充実している製品を選んでみるのもよいでしょう。
1合炊きのおすすめ電子レンジ炊飯器
少量のご飯を炊きたいときや、お弁当用に炊きたい場合には、1合炊きの電子レンジ炊飯器がおすすめです。
見た目もおしゃれで便利な1合炊きタイプを紹介します。
0.5合からおいしく炊ける 「カクセー 電子レンジ専用炊飯器 紀州備長炭配合 ちびくろちゃん」
一見、お釜のようですが、軽量なプラスチック製の電子レンジ炊飯器です。炊飯後はテーブルにそのまま置いておひつとして利用できるほか、冷めても簡単に温め直しができます。
計量カップとしゃもじが付属しており、購入した日からすぐに利用できるため、調理器具が少ない家庭にもぴったりです。
0.5合から炊飯可能で、手軽に少量のご飯を炊けるため、お弁当用にも適しています。
中フタ付きで吹きこぼれにくく、炊飯時間は0.5合でおよそ7分と時短にも役立つのがうれしいポイントです。本体には抗菌効果に優れた紀州備長炭が配合されています。
商品名:カクセー 電子レンジ専用炊飯器 紀州備長炭配合 ちびくろちゃん
直火でも使える「和平フレイズ おもてなし和食 炊飯土鍋」
二重フタの土鍋タイプで、ガスコンロにも対応している電子レンジ炊飯器です。陶器製のしっかりとした作りで、通常の炊飯器とは違った味わいのご飯が楽しめます。
中フタが付いていることで吹きこぼれにくく、適度な圧力を利用してお米をおいしく炊き上げるのが特徴です。
上フタは茶わんとしても使える便利な仕様になっているので、キャンプやアウトドアでも活躍してくれます。
付属のレシピ本にはおいしいご飯の炊き方の他、炊き込みご飯やおかゆの作り方なども載っているので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
商品名:和平フレイズ おもてなし和食 炊飯土鍋
炊飯器にもおひつにもなる「メイダイ おひつにもなる美味しく炊ける釜戸炊飯器」
お米を対流させながら、遠赤外線効果で芯までふっくら炊き上げる、万古焼(ばんこやき)の電子レンジ炊飯器です。
炊飯器をおひつとしても使えるのが最大のメリットで、ご飯が余ってもそのまま冷蔵庫に収納できます。冷めてもレンジで温め直すことができ、炊飯から保存まで活躍してくれる便利な商品です。
陶器の内部にある細かな気孔が水分を調整するため、お米を数日保存してもパサつきにくくなっています。直火調理にも対応しているため、アウトドアでも重宝します。
商品名:メイダイ おひつにもなる美味しく炊ける釜戸炊飯器
1.5合まで炊ける「CtoC JAPAN NEW セラミックおひつ ご飯も炊ける機能付き」
有田焼の職人が仕上げた、スタイリッシュな電子レンジ炊飯器です。直火にも対応しており、専用の木の鍋敷きが付属しているため、炊き立てを持ち運ぶ際に役立ちます。
本体内部の深い溝や、水蒸気を水滴として中に戻せるフタ裏の凸凹加工など、吹きこぼれを防ぐための工夫がいくつも施された機能性の高さが特徴です。
また、水量の目盛りもあり、0.5~1.5合まで好きな分量のお米を炊くことができます。
シンプルな作りで洗いやすく、食洗機にも対応しているため、清潔に保てるでしょう。炊飯後はおひつとして使え、余ったごはんの保存や温め直しも簡単です。
商品名:CtoC JAPAN NEW セラミックおひつ ご飯も炊ける機能付き
2合炊きのおすすめ電子レンジ炊飯器
少人数の家族や別の料理にも活用したい場合は、2合炊きの電子レンジ炊飯器がおすすめです。おいしく炊けて使い勝手のよい、おすすめの2合炊きタイプを紹介します。
圧力調節でスピーディーに炊ける「富士パックス販売 圧力弁でおいしく炊ける 電子レンジ用炊飯器」
独自のキャップで圧力を調節し、短時間でおいしいご飯が炊ける電子レンジ炊飯器です。上フタにロックをかけられるので、吹きこぼれの心配もありません。
圧力によってお米の芯までしっかり熱を伝えるため、ふっくら柔らかいご飯に仕上がります。短時間でご飯が炊けて、忙しいワーママにもぴったりです。
また、計量カップ・すのこ・蒸し器も付属しているので、炊飯以外のさまざまな調理が行えます。本体のみを使ってパスタをゆでたり、蒸し器を使って茶わん蒸しを作ったり、幅広く活用できるでしょう。
商品名:富士パックス販売 圧力弁でおいしく炊ける 電子レンジ用炊飯器
容器にレシピが書いてある「スケーター レンジでご飯調理容器 2合炊き」
透明で中身が確認しやすい、ポリプロピレン製の電子レンジ炊飯器です。容器本体にレシピが記載されているため、使うたびにレシピを確認する手間もありません。中華風おこわや山菜ご飯など、いつものご飯とは一味違うメニューにも挑戦しやすいでしょう。
付属のすのこを使えば蒸し器としても利用でき、蒸し時間の目安表も付いています。じゃがいもやかぼちゃなど、野菜の下ごしらえにも便利です。
2合のお米を炊く場合は約20分加熱し、15分ほど蒸らせば完成です。
お米が付きにくいしゃもじや計量カップなど、充実したセット内容になっているので、すぐに使える炊飯器が欲しい人におすすめです。
商品名:スケーター レンジでご飯調理容器 2合炊き
3合炊きのおすすめ電子レンジ炊飯器
毎日ご飯をいっぱい食べる家庭には、3合炊きの電子レンジ炊飯器がおすすめです。おすすめの大容量タイプを紹介します。
必要なツールがセットで付属「ジョセフジョセフ 電子レンジライスクッカー」
ジョセフジョセフのライスクッカーは、一気に3合まで炊ける大容量タイプ。テーブルにそのまま置いても違和感のないおしゃれなデザインになっています。
お米がこぼれにくい水切りかごで洗米した後は、本体にセットしてそのまま炊飯に移れます。付属のしゃもじでフタをロックし、電子レンジに入れれば完了です。本体の溝にセットしたしゃもじを、取っ手代わりにして楽に持ち運べることもうれしいポイントです。
お米と具材を一緒に入れれば、五目ご飯やおこわも作れます。ポリプロピレン製なので、軽量で扱いやすい炊飯器です。
商品名:ジョセフジョセフ 電子レンジライスクッカー
炊く蒸す煮るをこれ一台で「メトレフランセ デリキャセ 電子レンジ極め鍋」
「炊く」「煮る」「蒸す」の三役をこなせる電子レンジ炊飯器。3合炊きの大きめサイズですが、使わないときは半分の高さに折りたたんでコンパクトに収納可能です。
付属のコランダーは水切りボウルとしても、蒸し器としても利用できるので便利です。もちろん中フタにもなるため、炊飯の際には吹きこぼれ防止にも役立ちます。
フタの裏側に付いた突起により、煮物をほくほくに仕上げたり、土鍋ご飯のようなカニ穴炊飯ができたりと、一台あれば何かと重宝するでしょう。
カラーはブラックとレッドの2色展開で、洗練されたフランス風のデザインも魅力的です。食洗機にも対応しているため、お手入れも簡単に行えます。
商品名:メトレフランセ デリキャセ 電子レンジ極め鍋